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2014年9月25日 (木)

インナースペースほか

1987年の洋画。監督ジョーダンテ、製作総指揮スピルバーグ。ジョーダンテはグレムリン、ハウリング(狼男)、スピルバーグはインディ魔宮の伝説'84と最後の聖戦'89の丁度真ん中辺り。

CG映画の先駆けとも言えるアビスは1989年なので、見る前は本作にCGは使われていないと思っていたが、

 たぶんかなり使われていた、、、と思われる。

というかそう思わないと「どうやってこの絵を作り出しているのか」がわからないレベルのエフェクトが多く、立てにアカデミー賞の視覚効果を取っているだけのことはある。

つまり言い換えれば、

 SFXの絵的な満足感は、(時代を考えなくとも)かなり高い。

人体の中という、まさに小宇宙を舞台に、小さな一人乗りの潜行艇が移動する場面は、頻度こそそれほど多く無くとも、なかなかに見応えがあり、チープさは全く感じない。というか、このレベルの仕上げは最近の作品でも見られず、それが逆に「アンリアル」なのかも知れないが、映画として見る分には十分過ぎるくらい良くできている。

主演でありパイロットでもあるデニス・クエイドは、デイアフタートゥモローやバンテージポイントの印象を引きずったままだと、

 違和感以外の何も残らないほどのイカレポンチ

酔っぱらいでお調子者で、実力も、果たしてホントにあるのかよ、というキャラ立て。実際の年齢も若かったのだろうが、言ってしまえば「スタンドバイミーの時のキーファー・サザーランド」か、「エピソードIの頃のユアン・マクレガー」かってくらい若い。

だからというワケではないが、正直魅力は薄い。また、もう一人の主役である「入られる側」のジャック(マーティン・ショート:最近では宮崎駿の風立ちぬの英語吹き替えとかでも活躍してる、、、らしい)も、序盤かなり挙動不審で、ひ弱さが出まくっていて、ぶっちゃけ言葉も聞き取りにくい。終盤生まれ変わったように自信を持つが、まぁほとんど最後の最後で、正直僕的には魅力があるとは思えなかった。

 しかし、この二人の(ある意味)マイナスを補って余りある、

 メグ・ライアンの魅力!

自分がそもそもショートカットが好きだということも(多少は)左右しているかも知れないが、

 もうかわいいとしか言いようがない。

 もうカワイイとしか言いようがない。
※ひらがなをカタカナにするくらいしか出来ることがない。

「キュート」という表現がこれほどフィットする外国の女優さんというのは、正直ハリポタ1作目のエマ・ワトソンくらいしかいないんじゃないか、というくらいキュート。
※キャメロン・ディアスは僕的にややダウン。ヴィッキー・チャオはある意味同レベル。キックアスのクロエ・グレース・モレッツはそこまでじゃない。

 まぁヘアスタイルとか衣装とかは、さすがに時代を感じさせるけど。

そんなエフェクトとキャストの魅力に支えられ、、、

 ているからギリなんとか最後まで見ることが出来たという感じ。

話も面白いし、ところどころでクスリとさせてくれる場面も少なからずあるのだけど、

 いかんせんテンポが悪い。

序盤も古さを感じる導入で、一箇所ある音楽をかけて踊るシーンは明らかに冗長。どこぞの感想で「120分は長すぎる。90分で良かった」というのはまさにその通りだったと思うし、

 経年劣化も含め、気持ちよく見るのはなかなか難しいかも。

ただ、見始めてすぐに思い出したのは、

 僕がこの映画を「ものすごく」評価していたという記憶。

高校卒業後、浪人中にビデオを借りて見たのだろうが、「今まで見た映画の中で一二を争うくらい良くできてる」と思っていた記憶が揺り起こされ、

 確かに当時の価値観、オーソドックスなテンポ展開、僕の好みを総合すると、

 めちゃめちゃ完成度は高かったと思う。

ただ、今見るとそれが古くなってしまっただけで。

確かにラストがバタバタしすぎてるとか、強引すぎるところもなくはないけど、見終わって感じたのは結構な清々しさで、

 悪くはなかったな、というものだったりはしましたです。

今の目で見ると評価は★★くらいになってしまいそうですが、当時はまんまこの倍以上は付いてました(クリス評価)。

アラフォー限定で、今見直してみるのも、悪くないのではないでしょうかね。

ちなみにデニス・クエイドとメグ・ライアンは結婚して、その後離婚しているのだけど、映画の撮影が1986年で、結婚が91年。離婚が2001年だったと考えると、直接この映画からつきあい始めたということでもなさそうだし、不倫で離婚するにしても10年近くは連れ添っていたわけだから、そんなに軽い関係でもなかったような気はしたかな。
●ファンタスティック4 銀河の危機

凄くおかしな話。というか、僕は「超能力ユニット」を借りてきたつもりだったのだけど、実は「銀河の危機」が1作目で、「超能力ユニット」が2作目のつもりで借りてきた。ろくにDVDの版面も見ず、タイトルにも「2」という文字もなかったので、何となく見てまさしくそれが「2作目」であり、期待通りではあったのだけど、

 今調べたら「超能力ユニット」は1作目。どうやら借りてきたのは「銀河の危機」の方らしかった。

そこまでボケたのかと我ながらちょっと怖くなったりもするが、ともあれ当初の目的は達成した。

メインはインナースペースの感想なので、軽くにとどめておく(過去触れた気もするし)が、

・ジェシカ・アルバが色黒過ぎる、、が、でもやっぱカワイイ

・クリス・エヴァンスがイイ感じにイケメン。キャップがスゲェ見たくなった。ギャップ萌え。

・リーダーが「岡田准一」に似てると言ったら、娘から「わからなくもない」と同意。

・シングがちょっとだけ人間として出られて、「なんか、よかったね」って思った。

・ドゥームを信用する軍人がイラついたが、あっさり殺す前に猛省して欲しかった。

・シルバーサーファー、普通にイケメン

・ジェシカのお色気シーンが前作のが良かった。

・クライマックスの演出も前作のが良かった。みんなで協力して倒す的なトコロが。

・あんまり貧乏くさくないのはこっちのが良かった。

・・・トータルしてクリス評価は★★☆かなぁ、、、やっぱり全体的なテンポの良さが優ってる分、インナースペースよりは高評価になった感じ。あとどうも若いデニス・クエイドが好きになれなかったし。

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