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2014年9月28日 (日)

ゼロ・グラビティ

サンドラ・ブロック主演の宇宙の映画。スペースシャトルで船外作業中、ロシアが自国の衛星を破壊破棄。その破片が他の(通信衛星を含む)衛星にぶつかり、大量の破片となってシャトルを襲う。地球との交信も途絶え、仲間も死に、シャトルも大破。果たして無事地球に帰ることが出来るのか、、、。

 そんな映画なのだけど、

 しょっぱな音が小さすぎる。

全然セリフが聞こえない。でもってすぐに大きくなりすぎ。演出なのかも知れないが、スゲェストレス。
※意図的にボリュームを上げさせるための施策なのだろうけど。

展開も緊張感がありすぎる。平和な時間にイラだちが募る。あとそれとは逆に、宇宙兄弟を知ってる人間からすると、スタッフの軽口に緊張感がなさ過ぎる。

 絵のクオリティは素晴らしく良いが。
※いきなり大きな音が鳴るコケオドシアリ

 ある意味究極のサバイバルホラー

あと単純に無重力感が凄い。全部CGなのか?とも思うが、もしポリゴンだったとしても、この破片の感じは素晴らしい。もし興味が沸いた人は、ブルーレイで借りるのもオススメかも。

でもやっぱ(クルーたちの)緊張感が足りない感じ。状況の緊張感が強烈なのに対してあまりにも。
※ちなみに見ながら書いてます。なぜなら見終わった後だと思ったこととか全部忘れちゃうから。

演出だとはわかっていても、止めというか動きのほとんどない尺の長いシーンが結構あって、やっぱちょっとイライラする。冒頭もそうだったけど。トータルの尺は90分ほどと、決して長くはないが、緊張感がハンパない分、かなり疲弊する。あと、

公開当時は3D映画だったのだろうと感じさせるシーンが多く、立体感のある演出と無重力が相まって、

 結構酔いそうになる。

ある意味リアルであるということなのだけど。

音楽もかなり迫力があり、曲自体悪くないのだけど、いかんせんさっき書いたようにボリュームのバランスがおかしなことになってるので、ともすればうるさいと感じてしまうレベルかも。

・・・

とりあえず見て損する映画じゃないとは思う。リアリティ、緊張感、映像美、音楽など、十分過ぎるほど良い面も多い。ただ、これが好みかどうかはまた別の話。宇宙兄弟を知ってるからか、「もっと真剣にやれよ」と思うシーンも多いし、無駄に尺が長いと感じさせるところも(僕的には)多かった。
※ちょうどいいところもあったけど。

クリスの評価は全てひっくるめつつ★★☆。人によってはもっとずっと高くなるだろうと思うので、これはかなり低めなものだと思って貰ってイイと思う。まぁアカデミー賞をいくつか撮ってるってのが、そのまま僕の好みから乖離しちゃうってことかな<アカデミー賞嫌い。

・・・

今見たらアイマックスでやってたんだね。それで見てたらもう満点にせざるを得ない映像美だったかも。

以下ネタバレ反転

最後のシーンで、体の重さがリアルに感じられる彼女の演技は良かった。「だよな」と思ってニヤリとできたよ(^^。見終わった後の感じは、「127時間」に近かったな。

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