マンガとか
トミーさんに教えて貰ったスマホで読めるネットマンガの「パステル家族」が面白い。
絵はかなりこなれてきて、「よつばと」には及ばないものの、
話の方はなかなか。
※現在50話まで読了
確かにこれなら「よつばとみたい」と言いたくなる気持ちもよくわかる。
※序盤だけだとさすがに「それは言い過ぎ」って感じだったけどね。
ギャグとシリアスというか「ほのぼの」「人情系」のバランスがなかなかいい塩梅で、どっちかに寄りすぎてるよりもメリハリがあって良い。でも人によっては「どっちかでいい」という人もいるかもという感じ。
キャラがどんどん立ってきて、嫌味がなく、嫌なヤツもいない。浅い話が多いが、それはそのまま「気軽さ」に繋がり、空いた時間にちょっと読むマンガとして、文字通り「最適」な内容になっている。
現在の評価は★★★。よつばとを期待して読むと肩すかしを食うが、「よつばとの2割くらいの面白さ」を期待して読めば、十分過ぎるほど期待には応えてくれるはずだ。
●百獣のたてがみにゃんこ
同じくCOMICOで読めるタダマンガ。既に26話で完結しているが、前述の「パステル家族」の作者コメントで「終わって超悲しい」旨のものがあり、それをきっかけとして検索、読んで見た。
未来では、「努力を怠った肉食動物」と「スゲェ努力しまくった草食動物」の立場が逆転し、進化した。主人公は百獣の王ライオン、、、、だったのだが、この時代では「最弱」のキュートなにゃんこに。
※一方ウサギが最強の帝王に
はたしてにゃんこはこの弱肉強食の世界を生き抜くことが出来るのか、、、みたいな話。
正直僕には「それほどまで」良いとは思わなかったが、
※絵的にも「僕には」それほどかわいくも見えなかったし
話的にはライトで読みやすく、中盤ちょっぴり失速しつつも最後は綺麗にまとめてくれて、満足度は★★☆。という感じ。たしかに「パステル家族を描いてる人が好きそう」な話なので、この流れで「読んで見たいかも」と思った人には、たぶんそれなりに裏切られない時間を提供してくれると思う。
ガチでファンシーなキャラづくしなので、どちらかと言えば女性向け。読者のコメントがほとんど100%好意的なのがなんだかとっても癒された。
●ヒーローカンパニー
キンドル無料系。近未来「正義のヒーロー」は民営化され、サラリーマンとして正義を行使する時代。主人公はその入社試験を受けに行くが、、。
読んでいてすぐ気付いたのは、
島本和彦のアシスタントの人かな
という暑苦しくも熱過ぎる展開と筆致。
何のことはない本人の作品だった
なのでつまりは「島本マンガ」であり、それ以上でもそれ以下でもないのだが、安定した楽しさと熱さは提供してくれるので、彼のマンガが嫌いじゃなければそれなりに楽しめるはず。
キンドル無料系には二種類あって、「期間限定」か「そうじゃない」か。本作は期間限定の表示がなかったので、今でも1巻はタダで読めるとは思うが、
1冊読むとそれで結構満足してしまう内容ではある。
作品によっては「3冊読んで楽しさがわかるもの」は3冊分が無料になることもあるし、期間限定ですぐ消えちゃうものも多いけど、氏のマンガの場合は、
別段2回読みたいともさほど思わないし、かといってゼロから買うほどでもない。でも読んだらそれなりに楽しいという、
ある意味「漫画家泣かせ」な内容なんだよな。
●ゴーガイ!
これも無期限のもの、、だったハズ。地方紙の記者になった女の子の話なのだけど、とにかくディティールが細かく、読んでいてすぐ感じたのは、
まるでマスターキートンのよう
話の合間にある解説ページが多く、旅行が好きな人で、
※特に東北。舞台がそうなので。
文字の多い解説が読める人なら、
間違いなく楽しめる(太鼓判)。
ただ問題は、「マンガが好き」「文字が多くても大丈夫」という二つが二律背反だってことなんだよな。たいていの場合マンガ好きは文字が多いマンガをそれほど好んで読まない気もするし、、、。
※昨今のラノベブームを考えると、一概には言えないかとも思うけど、本作の「文字の多さ」はラノベのそれとは違うからな。
とにかく1~3話の内容がスゲェ良くて、
※いい話という意味で
ちょっと単行本を買いたくなったほど。
※まだ2巻までしか出てないみたいだけど
自分が貧乏じゃなかったら絶対買ってた一冊だな。僕の評価は★★★☆だけど、人によってはプラスマイナス★くらい変動しちゃうかも知れない。それほど濃くないけど、絵的に好みがわかれる可能性はあるかな。
※僕も読み始めるまではハードルを感じたし。決して下手ではないのだけど。
●セーラーゾンビ
AKB大和田ちゃんが主人公でドラマ化された作品。マンガ原作だったのか、あの「トンデモ展開」がっ!という感じだけど、
普通に読める。でもって普通にドラマは原作に則ってたことにビックリ。
絵は(僕のセンスにおいて)かわいく、ゾンビものではありつつも怖さはほとんどない。正直ちょっとだけ続きが読みたくなったけど、買うほどじゃないかな、というのが本音。
タイトルからするイメージと内容に結構なギャップがあるので、「試し読み」する意味は大きいと思う。僕の評価は★☆から★★くらい。悪くはない。が、良くもないという感じ。
●アサシンイチョー
細野不二彦作画の「ダークエンジェル」みたいなマンガ。残念なのは主人公がそれほど強くないところ。アサシンなのに強くないから、
そのまま魅力も薄口に。
食堂とか床屋とかに置いてあってたまたま手に取ったらそのまま読んでしまう程度の面白さと、次の日には忘れている程度のつまらなさがある感じ。というか僕にとって細野不二彦というと、
毎回必ず「指が下手なこと」を確認する漫画家
って感じなんだよな。今回も安定の下手さ。さすがの猿飛の時に気にしだして以来30年以上、ずっと下手なまま。持ち味なんだろうか。★。
●銀のケルベロス
「攻殻機動隊っぽい」。絵は下手じゃないんだけど、どこか「そっち系の人向け」で描かれているニオイが強く、自分が「訴求対象ではない」ことを逆に感じてしまった感じ。
3人の強い傭兵みたいなのが出てくる近未来SF。このキーワードで「読みたい」と思った人の期待は、たぶん裏切らない。★☆。
●キリングバイツ
各種動物とのブレンドによる「合成人間=キメラ」みたいな連中が戦うバトルモノ。最初に派手なライオンとかチーターとか出しちゃって大丈夫なのかしらって思ったけど、主人公が「ラーテル」というあまりおなじまない動物なので、まぁいいのかな、とも。
絵は悪くないけど、多少クセがある感じ。ただ、非常に重要な点として、これだけはみなさんに伝えておかなければならない。
結構エロい。
露骨な描写も少なからずあり、フェティズムに訴求するタイプではないかも知れないが、
まぁ悪くない。
ただ、個人的にはこういう「バトル一辺倒」な展開にさほど魅力を感じないのと、やっぱり絵が少し魅力に欠ける感じがして、評価は★☆というところ。エロはいいのだが。
●麻酔科医ハナ
サムスンベネディクト11月の無料本。文字通り「麻酔科医」を題材にしたマンガなのだけど、
いかんせん話が重い。そして文字が多い。
なんでこれをチョイスしたのかと言えば、つまりは、前述のゴーガイ!のような、
それでも面白い可能性
を期待したからなのだが、
結局半分も読まないうちに挫折。
自分が「麻酔科医」に関わりがあるような人ならタブンきっと間違いないと思うのだけど、さすがにそういう人はそれほど多く無いだろうし、まぁ大人向けのマンガって感じが強いかな。僕みたいなオコチャマにはちょっと難しいというか。
クリス評価は★。
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読んでるだけならマンガボックス系もずっと読んでるし、キンドル無料系ももっとずっと読んでるけど、その時書かないと忘れちゃうんだよな。でも、「パステル家族」と「ゴーガイ!」はその中でも頭一つ抜けてる感じ。これを紹介したくてネタにしたんだよな。
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