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2014年11月25日 (火)

シドニアの騎士~12話まで~

なんつんだろ。なんつーんだろーーー!!

 オレは納得いかねぇな。

っていうか、クナト、

 許せるナガテの思考回路、もはやヒトにあらず。

綺麗にまとめた気になってる作者、

 オレは納得いかねぇな。

だが、

 そこまではよかった。

っていうか、

 12話、かなりの盛り上がり。

手に汗握りまくり。呼吸も困難で、熱量も高く、ついでに鼻水とのどの痛みと、、、

 つまりは風邪をひいているわけだが。

一気に7話から見たのだけど、

 7話のイラ立ち感、MAXフルパワー。

ある意味あのCG人形の「感情表現のなさ」が、非常によく伝わってきた

 悪い意味で。

「CG人形だから」腹も立たないし、平気なんだろうな、と。

それで十分だったんじゃないの?と思ってるところにクナトの、

 「オレを糾弾しようなどと思うなよ」のセリフ

蛇足じゃね?アレ、言う意味なくね?
※仮に原作にあったとしても、アニメ化に際し、カットしてよくね?

どっちみちナガテは糾弾しようとしなかったわけで、ただ単に、

 見てるこっちをいらつかせるだけのカットじゃね?

って思った。エナ星白ちゃんに関しては、

 嫌いじゃない。でもあまりにヱヴァっぽくね?

前半以上に後半は使徒、、、的なヤツとの戦闘ウェイトが上がるため、より以上に「エヴァっぽさ」が加速してしまうわけで、見てる側からしてそれは決して悪いわけではないのだけど、
※盛り上がるし、

 エナ星白ちゃんは、ちょっとやり過ぎって気がした。

どう考えたって感情移入しちゃうのわかりきってるし、艦長も、ナガテ側にマイナスになるって考えなかったのかなぁって感じ。つか、

 艦長も結構エヴァっぽいよな。

「何でもわかってます」的な。評議会みたいな連中もモロかぶりだし、違うのはアスカがいない点と、クナトがいる点くらい?
※後者は明らかにマイナス要素だし。

 絵的な盛り上がりだけでも十分食べていけるだけの内容だったと思う。

あと見ていてふと思ったけど、

 コレ、僕が中学くらい、スーファミ前夜、ポリゴン前夜の頃に持って行ったら、

 きっとあたまからケムリが出るくらいの衝撃だろうな。

前書いたけど、「シルフィード」ですら当時驚愕、、、というか驚愕はシグノシスデモで、実際は、

 家庭用ゲームとしてこれだけの演出
※画質自体はメガドライブなのでかなりショボイ
が入ったCGデモが見られたことによる感銘

ってのがホントのトコだったけど、

 それを軽く、雰囲気出して言うなら、「ひょひょいのひょーん」って感じに凌駕しちゃった感じだもんな。

 画面の中に世界が見える・・・

立体感のあるポリゴンの表現をして、「本物だ・・・」と口にしたのは、世界中のバーチャファイタープレイヤー(もはや視聴者と言っても良い)だが、

 シドニアのCGにも、それは、、それ以上のインパクトがあったと思う。

まぁあくまで「その時代に持って行ったら」だけど。

でもそれでもかっこよくグッと来たことは否めない。っていうか、

 クナト、強引にライトサイドに引き戻したことで、ヤツの(死亡)フラグ、立っちゃったな

って感じ。あと、イザちゃんが死ななくて良かった。っていうかこの子、なんでユニセックス属性にしたんだろ、その方が女性ファンを惹きつけられると思ったのかな。自分がおにゃのこじゃないからその辺良くわからないけど・・・。

個人的に「非常にイイネ」と、前半のお色気シーンがなくなった代わりとしてはやや物足りないが、「コレはコレでアリだね」と思ったのは、

 艦長の和服姿。

ナースに和服に全裸まで!

 製作者、、、いや、もはや彼女は監督に愛されてるな!と痛感する演出。つか原作も絡めてであったなら、

 みんなから愛されてるなっ!もちろんオレからも!!

って感じだったな。和服。イイと思います。あとは水着か!?ここまで来たら、

 スク水、あると思います。

だって和服で出す意味とかねぇもんよ実際。つか、

 話がちょっと複雑になってきて、その辺から現実逃避というか、

 「物語から逃避」してた自分もいたりしますけど。

結局ヒロってのはオチアイとは関係ないんだよね?っていうかオチアイのクローンとかもよくわからない。うーんいろいろよくわからない。

 ちょっとIGっぽい

でもまぁ原作もそうだったのかな、とも思ったり。

ともかく、

全体通して「見て損したということは全く無い」作品でしたな。もちろん13話以降も楽しみだし、1stクールの終わり方としては、

 全然許せるものでした。

っていうか2ndに入らなくても平気なくらい。なんならこれで「作者の次回作にご期待下さい」でも大丈夫、みたいな。

つか結局最後の最後までキスシーンはなかったんだな。っていうか今その理由に気付いた。

 ポリゴン人形だと、たぶんきっと間違いなく絶対「色気のあるキスシーン」が作れないからなんだろうな。

だから「それ以外のエロ」でお茶を濁してるんだろうな、と。

正直「死にすぎだろ」とも思ったけど、
※戦闘が出来る人数が限られてる世界観としては。チーム4人×2くらいで4人殺せばいいところを、24人も殺しちゃった感じだし。

 レギュラーの女の子(リーダーみたいな子)や、もと副館長、ロン毛のチャラ夫が生き残って良かった。

ホントもう無駄に殺さなくていいよって思ったもの。殺すのはアカメだけで十分、みたいな。

評価は★★★かな~。7点8点付けたくなるところもあったけど、

 最終話のナガテのクナトに対する扱いで一気に冷めた。

星白ちゃん殺したのはクナトなはずなのに、なんでオマエは、、、

 CG人形だからか!?それだから平気なのか!?

みたいに一気にそこまで盛り上がってたテンションを削り取ってくれちゃったからな。

 まぁ次節までずっとクナトを憎み続けなくて良かったのは、それはそれで良いのかも知れないけど。
→だったら今節でクナトを殺してしまっておけばイイだけの話だからな。

ともかく、結局のところ原作がある分、思うように終われないし、切れない。物語として「明確な終わり」があっていい展開な分、連載中の作品をアニメ化する「不整合」というか、「ジレンマ」みたいなのがやっぱりあった感じ。最初から2時間10分くらいの劇場版×2話くらいに、練り上げて組み上げてくれてれば、もっときっとずっとしっくり素直に評価出来た気がするな。っていうか、

 どうやら僕がクナトを嫌いなのは、性格もあるけど、

 あのルックスが嫌いだからだろうな

生理的に嫌い、みたいな。ナガテが許してもオレは星白ちゃん殺し、許さないぜ?

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コメント

おすすめした身としては、クリスさん評価で★★★であれば狙い通りかなぁと、してやったり感です。強くおすすめしてよかったです。

海苔夫がダメなとこに一つ追加しますと、たぶん3Dモデルが手抜き・・。12話の風に揺れる髪の不自然さったらないですから。

エヴァとの類似について。先日久しぶりにエヴァ1話を見る機会ありましたが、「15年ぶりだな」というセリフがあり。艦長のセリフ「100年ぶりだ」は明らかに意識しているなと。
ただシドニアは正道ロボアニメを謳っているだけあって熱いのが良いです。漢字の列挙「左腕強制射出 非推奨非推奨非推奨」など、一見では気づかないところですが、熱い。
あ、文字といえば戦闘糧食は「コロッケ」味と気づかれました?

ヒロイン勢の属性については、これは原作者が「SFだからこういうのもありだぜ!だってSFだし!」と好き放題にやっているからかと。
正統派、転生したコピー、中性、クローン、軍事マニア、メガネ巨乳、不老不死の和服美人、熊・・・さらに第二期に続く!といった塩梅です。でも長道が偉いのは、ちゃんと選択するところです。

あ、艦長は私も大好きです。非情なクールビューティーかと思いきや、12話で長道がピンチの時だけ、分かりやすく動揺しまくりなのが可愛いです。

ちなみに原作はクリスさんにはおススメいたしません。宮崎駿的なタッチで、アニメのようなソリッド感はないし、あまり動きのある絵が得意ではない様子。それが3Dアニメとなったことはまさしく天の配剤といえましょう。。。

2期は4月からとのこと。楽しみであります。

投稿: ゴロー | 2014年12月 9日 (火) 20時03分

どもですゴローさん、クリスですまいど。

>分かりやすく動揺しまくりなのが可愛い

と書かれていたので、思わず今日最終話を見直してしまいましたが、

 どのシーンだよゴロー!!

わかんなかったり(^^;。ええ~ホントに12話!?みたいな。

ヱヴァとの類似や、他の作品のパロディ、オマージュは結構入ってる作品なんだろうなぁとは思いました。というか、きょうびいろんな作品からの影響を受けずにSFをゼロから立ち上げるのは、かなりハードルが高いかな、とも思いますので、決して悪いことではないと思うんですが、

 全体的な密度の低さが、新劇場版みたいな「コマ送りでしらみつぶしに見る見方」までさせるに至らない

感じですかね。まぁスマホで見てると「非推奨」やコロッケのあたりは、

 ほとんど視認できなかったりもしますし、、、

※個人的にヱヴァ破の拙ブログ
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2010/06/--1cee.html
の「107」番のカット(貼り付けてあるものを含む前後のシーン)が、ディティールの
描き込みでは頂点だと思っています。シドニアも悪くはないんですが、先人があまりに偉大でお大尽なのは否めないところですね。

っていうか今ヱヴァ破を途中から見直したんですが、(好みはあるとは言え)

 正直シドニアと比べるのはおこがましい感じ、、、

カットひとつひとつの情報量、熱量、こだわり、コストなど、全てが桁二つ違う感じ(下手したら三つ!?)。もちろんシドニアはシドニアであってヱヴァである必要はないし、部分的にヱヴァを超えていたところもあったとも思うんですが、、、

あまりに巨大過ぎる壁に、最新のローコスト兵器で挑むジャンヌみたいだなって思ってしまいましたね。

ナガテが「選択する」のは今後の話なのかな。星白ちゃん推しな自分としては、それ以外のチョイスに抵抗が否めないんですケド・・・。

ともかく、2期はもちょっと先だったんですね。でも始まるなら見なければ!って感じです。つかあんま原作とかに捕らわれなくてもいいんじゃないの?って他人事のように思ってしまいますが、
※原作も読んでないのに
そういうわけにはいかないんでしょうねぇ。っていうかポリゴンピクチャーズって他に何か作ってたのかな。
→調べてみたらやっぱりIGとの絡みがあったんですね。手触りが近いと思ったよ。純粋な作品としてはシドニアが一作目みたいな感じだったんですかね。

投稿: クリス | 2014年12月10日 (水) 16時41分

艦長にしては、わかりやすいというべきでした!普段は死人が出ようと司令塔で微動だにしないのに、対空砲火で長道が墜落したときにバッと身を乗り出したり、継守の弾体加速装置を破壊した紅天蛾が「ゆっくり近づいていきます!」のところで大きく息を吸い込んだり。こういう描写はアニメーションあってこそですね。クリスさんのおっしゃる通り監督に愛されている?からこそでもありましょうが。。3Gモデリングの種類も多そう…少なくともイザナより。

ヱヴァ破は、頂点ですね。先行上映で見たし、ブルーレイも序は買わなかったが、破は発売日買いました。Qは…かなりイマイチでしたが。シドニアはコストかけられる2期に期待。そこで、真価問われますね。

選択については…多分クリスさんは納得しないと予想(笑)。

あ、クリスさんはオープニングについてGAROを比較に挙げられてましたが、納得でした。実は歌詞も近いかも。辛いさだめに負けるな、戦え、ヒーローなんだから!と。ぜひフルバージョンもお聞きください。


投稿: ゴロー | 2014年12月11日 (木) 08時21分

どもですゴローさん、シドニアに関してお話出来ることが少なく、レスも遅れてしまい恐縮です。

今まさに気付いたことですが、最近マンガにハマってる自分、シドニアの古本を今度ブックオフに行ったときにチェックしてみようと思います。買ってまで楽しめるとは(ゴローさんのお話を聞いていても)思えないんですが、立ち読み程度なら、、、。巻数が出ているなら、ある程度は置いてありそうですしね。でも油断して先まで読んでしまわないようにしないと、アニメの楽しみが失速してしまうかも知れませんね。

ヱヴァはぼちぼち最終作の話が聞こえてきても良さそうなもんなんですが、どうなんでしょ。作る前は「ハッピーエンドにする」みたいなウワサもありましたし、トップ1、トップ2、ナディアを見る限り、庵野監督(まぁトップ2は違いますが)にハッピーエンドを綴る力がないとは思わないんですが、まぁあっちは脚本が岡田斗司夫だったってのもあるのか。

何年先になってもイイから、破を超える、いや、「今後覆しようのない」作品を残して欲しいですね。才能×予算×こだわり(最後の重要)が2Dのアニメで最も割ける(それも桁外れに)最後の作品がヱヴァというコンテンツだと思います。
※在りし日のFFみたいな
是非とも劇場で見終わった後拍手したくなる(破のような、破を超える)作品を期待したいですね。

「シドニア」今バックに流して聞いてますが、やっぱ自分にはイマイチかなぁ。嫌いではないんですが、熱量が流れ込んでこないんですよね。世代ギャップなのかも。ちなみに自分にとって一番熱い歌は↓これですね。

響け!太鼓の達人 フルver
https://www.youtube.com/watch?v=osT7n99mq5I
※↑これは音が悪いので盛り上がれる物も盛り上がれないんですが、、、

フルボリュームで立ち上がって歌うと、テンションマキシマム!自分涙流してました(^^;。

ちなみに、僕のブログのサイト内検索で★5個プラス☆(<検索でこちらをヒットさせたくないのでこの表記にしましたが、つまりは「11点」)を検索すると、唯一ヒットするのがこの歌です。つかもう7年も前のネタだったんだなぁ。シミジミ。

投稿: クリス | 2014年12月25日 (木) 23時12分

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