レーザープリンターのトラブル
仕事場で使っているキャノンのA3プリンターLBP1420に関して、「へ~」と感心することがあったので、何となく書いておく。誰ひとり同意出来ない「へ~」かも知れないが。
レーザープリンターに限らず、機械というのは連続して使えば使うほど熱を持つものだと認識している。コンビニでコピー機を使っても、枚数が多くなれば後半どんどん印刷されたものが熱くなっていく経験というのは、
誰しもあるはず。絶対にあるはずだ。
特に、ウチのようにPOP
※「リンゴ1個19800円ポッキリ!」みたいなプライスカード。
を頻繁に印字するような場合では、使い始めは一気に15枚くらい印字するのに、その後1枚ずつになったり、一旦用紙を抜いて「クールダウン」させても、6枚連続が精一杯になったり、、、。つまり「熱くなりすぎないように」サーモスタットが入ってるんだろうことを感じさせるわけだけど、
いやいやどうして、トラブルは意外なところからやってきた。
ここ最近、結構な頻度で印刷結果が汚れるようになった。もう10年くらい使っているし、そろそろボロが出てきてもなんらおかしな話ではないのだけど、果たして本当に「ただの経年劣化」なのだろうか。というか、
全面汚れる、片側汚れる、線が入ってしまう、、、
トラブルには様々な事象があるわけで、例えば「一本縦に線が入ってしまう」ような、FAXにありがちなトラブルであるなら、ヘッドの一部が汚れている、欠けているなどの原因が考えられる。
しかし、今回「汚れる原因を追求」していったところ、
A4縦をテンキーの配置のように9分割した際、「2」の箇所だけがトナーの乗りが悪く、それが次の一枚に付着して汚れている事がわかった。
「2」だけ。
みなさんもイメージしてみて下さいよ。「全面」でも「縦線」でも「前半」でも「後半」でもなく、「後半の中央だけ」トナーが乗らない理由。後半ゴムのローラーが溶けるのか!?
答えを聞けば、「なるほど合点が行った!」って感じだったのだけど、この謎かけがなかなかに難しく、対処法が「あった」ことがまた結構な驚きだった。というか、
サポセン、ありがとう。そして、ありがとう。
そんな感じ。
つまり、このトラブルは、
レーザーの温度が「低すぎる」のが原因だった。
最初の数枚は問題なく印字出来るのに、10枚を過ぎる当たりからどんどん「2」のトナーが乗らなくなる。本体の温度はガンガン上がっていくのに、「温度が低い」とはこれいかに。
つまり、印字を連続して繰り返すうちに、「高くしそこねてしまう」ようになっていったわけ。
でも、次の一枚に入る頃にはまた(わずかな時間ではあっても)熱量を取り戻し、前半は気持ちよく印字出来る。でも後半息切れして、、、「もう、、君を乗せることは、、、僕には出来ないんだーーー!!」みたいな?廃車寸前のスポーツカーみたいな状況になっていたらしかった。
改善方法は、プリンタのプロパティで、給紙方法を「自動」から「手差し」にすることで、用紙の種類に「厚紙」が登場する。人によってどの程度の厚さを「厚紙」とするかは意見が分かれるところかとは思うし、もっと言えばA4のコピー用紙であっても、今回のような「用紙あたりの印字面積の広い原稿」を印刷する場合は、同じようなトラブルが発生したと思われるが、
要は「ゆっくり印字することで、熱量をしっかりキープする」だけの話。
「厚紙」というより「スロー印刷」という感じか。
しかしこれが見事に的中。それ以降の印刷物に同様のトラブルは一切なくなった。
※最初の数枚は、裏側がスゲェ汚くなったりはしたけど。
今後はこれによって同様のトラブルに見舞われることはなくなったわけだけど、ひとつだけ残念なのは、
既に「以前の設定のままで」印刷してしまった結構な量の印刷物。
通常のインクや絵の具であれば、時間が経つ事で「乾いてくれる」。しかし、トナーは「そういうんじゃないから」。いくら時間が経っても「こすれば落ちる(汚れる)」。
っていうかレーザープリンターって高熱で定着させてたんだ。
って感じ。理屈で追っかけた事がなかったので、全く発想しなかったけど、言われて見れば至極納得出来るトラブルであるし、対処法だった。
ともかく、
僕以外にこういったケースで「なんで!?2のとこだけトナーが乗らないのなんで!?」って疑問に苛まれ、土日で既に17時過ぎだからサポセンに電話も出来ないし!とお嘆きの方がいたら、
こういうわけだから。あとはヨロシク!
って感じですわ。今回タメになる話が聞けてよかったな!
つか「レーザープリンターは熱が下がるとインクが落ちる」ということを書くだけなのに、100行使うあたり、さすがクリスだな。贅肉を付けるプロって感じだな。プロの「贅肉師」だな。・・・イヤな呼び名だな「贅肉師」。
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