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2014年12月22日 (月)

最近マンガが面白い

「最近マンガが面白い」であって、「最近のマンガが面白い」ではないのでご注意を。

ネットのフリーマンガにハマって、毎週どころか毎日チェックする作品が増えるなか、期待していたゲームの体験版があまりにもつまらなかったので、

 ヤケになって古本屋でマンガを買いまくった。

というか、僕が「ヤケになっても」たかが知れているというか、正確には「ヤケになったことにして」という程度かも知れない。だって、

 まず一通り面白かったマンガをリストアップし、それぞれに「欲しいランク」を付けて、スマホに転送し、それをブックオフの店員さんに見せて、

 「予算5000円分くらい買おうと思ってるんですけど」

果たしてそれを「ヤケ」と呼んで良いのかって話だけど、

 結果的には4765円くらい買った。

たぶんFFエクスプローラーと同じくらいの値段。

 しかし時間的にはめちゃ短時間しか楽しめそうにない。

面白いのだが、やっぱり一巻読むのにそれほど時間が掛かるわけでもないし、どのマンガも耐久力(=再読性)が高いわけでもない。中には結果としてミスしちゃったものもあったりで、

 まぁまさに「ヤケになって」らしい結末だったとも言える。

とりあえずゲーム以上に僕が好きな、面白いと思ったマンガのことなど、興味がないという方の方が大半だとは思うが、お金と時間を使った以上、触れることにする。っていうかこのままだとホントに年末何にもゲーム買わない可能性が出てきたけど、まぁしゃあないわな。

 それが大人の階段を上るってことなんだろうから<たぶん違う

ちなみにタイトル横の☆マークは、いつも通りのクリス評価。

●ルシフェルの右手 ★★★

モーニング。海外ボランティアで医療に携わっていた男が、そこで戦渦に巻き込まれ、結果として人を文字通り銃殺してしまう。自責の念に駆られつつ右腕に堕天使ルシフェルの入れ墨をして帰国するが、、、。

とにかく人間関係が素晴らしく、1巻を読んでいてワクワクした。絵は劇画系で、古いマンガで悪いけど「ボーダー」のカリブマーレイ<字は完全に忘れたを思い出したりもしたけど、女の子は普通にかわいい。

基本は闇医者の話なので、ヤクザやらマフィアやらのダークなテイストが濃厚ではあるものの、医者として命を繋ぎ止めたいという気持ちはかなりピュア(もともとボランティアやってたくらいだし)で、一見してドライ&クールなブラックジャック先生とは全く違う。

2,3巻を買ったが、1巻ほどのグルーブ感はなくなっていったのが残念。あれば読むだろうけど、1話(区切りとしての意味ね)が1巻以上の長さになる=3巻の最後の話が途中で終わるので、そこから先は読んでない。

1巻だけなら7点。2巻3巻は5点で、間をとって6点評価なので、興味が沸いたら1巻だけ読んで見るのがオススメ。ちなみに108円。価格分は楽しめると思う。まぁ劇画タッチが許容できるなら、だけど。

●海猿 ★★★

キンドルで1巻、LINEでも連載開始しているけど、昔9巻か10巻かくらいまで読んだ記憶があり、とっても面白かったので、これを機にその続きを買うことにした。どこまで読んだか覚えてなかったので10~最終12巻。各108円。

 かなり面白い。が、ラストは冗長。

緊迫感のある事故、救出のシーンは、その描写やアングルも含めて特筆レベルに素晴らしい。どのくらい素晴らしいかと言えば、

 バガボンド以上、スラムダンク以下くらい素晴らしい

全然知らない人だったけど、ここまで描けるなら、他のマンガも読んで見たくなるほど。
1巻の時点でその画力は完成の域に達しているのも、オススメしやすいポイントではあるのだけど、いかんせんラストがイマイチ僕の好みじゃなかったので、結果として6点とさせてもらった。良いところで言えば十分8点の内容。スゲェ面白い。

 面白いマンガを探していて、もしまだ読んだことがないなら、全巻揃えてもそんな高くないだろうし出回りも多いだろうから、かなりオススメ出来る。

っていうか伊藤英明の映画のイメージが凄く強くみんなに根付いてそうだけど、アレとは全く別物。僕は映画も肯定してるけど、

 たぶんマンガの方が面白い。

マンガ→映画で、こう感じる人が多いってのは結構あると思うけど、映画から入ってマンガを読んでも、マンガの方が面白いって感じるというのは、相当なモンだと思う。ちなみにデスノートも映画→マンガだったけど、

 こっちは映画の方が良くできてたって思ったからね。
※特にミサミサ。僕のこれまで見た映画全てのヒロインの中でもトップ10には入ると思う。

ラスト以外はグルーブ感に溢れているので、一気に全巻買っても大丈夫。

●むすんでひらいて ★★★

さっきから6点が連発しているが、これは大盤振る舞いでも何でもない。純粋に面白く6点に値する内容だからだ。つか数多あるネットマンガの中で、「コミックスも買おう!」と思うレベルに好きだった作品であるわけで、ある意味当然とも言えるのだけど、

 それでも十分面白かったのは紛れもない事実。

本作はもとはYAHOOのネットマンガサイトEDENにて連載していたものらしいが、とりあえず僕が読んだのはLINEだったけど、

 スゲェイイ感じのラブコメ!

たとえて言うなら、ルシフェルがサスペンス、海猿がアクションと来て、むすひらはラブコメという各ジャンルでオススメが並んでる感じ。

主人公は話ごとに変わっていき、
※それぞれに関係はある。クラスメートとか。
男女問わずその子のラブストーリーが描かれる。

とにかくイヤなヤツが出てこないということと、絵が普通にキャパ(訴求対象)が広い。「BOYS BE・・・」のような全てハッピーエンドのご都合主義というわけではないし、モテ夫モテ子のハーレムストーリーでもないけど、

 普通に面白い。普通に好きになれる話。

中三の娘のウケも良く、LINEマンガで2話まで読んだ時点で、

 コミックスを買うから続きは読まないようにしよう。

そう決めつつ、

 すぐにガマン出来なくて結果続きも読んでしまった。

そんな作品。ラブコメが好きならオススメ度は★1つ分UPして8点でもいいほど。っていうかじゃあなんで6点止まりかと言えば、やはりキャラが小分けされている分、奥行きに限界があるため。面白いんだけどもう少しこの子達の話が知りたかったって感じが強く残る。

ブックオフには残念ながら1巻しかなかったので(それも360円)、今後ぜひ続きを探していきたい感じ。でも先の理由から新刊で集めるほどでもないって感じなんだよな。

●北斗の拳イチゴ味 ★★

LINEでは異常に面白かったのだけど、いざコミックスでまとめて読むと、、、

 意外と飽きる。

勢いで1、2巻買っちゃったんだけど、

 意外と飽きた。

かみさんの感想も「同人誌だろ」。フム。当たらずとも遠からず。ともかく、

 まとめて読むタイプのマンガじゃなかったな。

面白いんだけど、濃すぎるというか。疲れるというか。

まぁ北斗の拳のパロディが好きという人も、LINEで十分かもね、と伝えたい感じ。決して悪くはないのだけど、値段も高いしね。

●ブレイクダウン ★★☆

コミックスは一冊もなかったので買ってない。なのでこれはLINEマンガの感想。

LINEに限らず、ネットマンガってのは内容まで深くわかって読み始めるケースは少ない。バナーとタイトルと作者、ときにわずかなあらすじをよりどころに「読み始める」わけだけど、

 本作はまさに「作者 さいとうたかを」で読み始めた。

バナーは大したことないというか全く内容をイメージさせないし、もっと言うと僕はマンガ版のゴルゴ13を一度も読んだことがない。他に知ってるのはサバイバルというマンガだけど、こっちも一度も読んだことがない。

 僕はさいとうたかをのマンガを一度も読んだことがない

でもアニメのゴルゴは面白いと思ったし、昔目にした、

 「マンガには(1話の中に)起承転結がなくちゃいけない」

というさいとう先生の言葉は強く残っていた。だから、

 これは天啓か!?

と思い読み始めたわけだけど、

 普通にかなり面白い。

絵も手塚先生や望月先生(ワイルド7)ほど古くさい感じはなく、迫力もあって先の展開もスゲェ気になる。っていうかだからコミックスを買おうと思ったわけだけど、、、まぁなかったから仕方ない。

簡単に言えば「ディザスター物」隕石だか大地震だかで災害が発生し、山奥で上司(スゲェ嫌なヤツだけど小物なのでストレスは少ない)と二人きりになってしまった主人公。かなりガタイが良く、多少の山岳知識はあるものの、マスターキートンのようにポジティブでも饒舌でもないので、

 多少新鮮な感じがする。

実は僕が今一番次回を楽しみにしている作品でもあるのだ。

つかじゃあなんで5点なのかと言えば、

 まだあまりに始まったばかり過ぎて、詳しくは語れないから。

それでも5点はあるよ、というわけなのだ。

他にもいろいろあるけど、とりあえず数回ネタになってもらいたい意味も含めて後日にする。

 もちろん書くか書かないかは、その時になってみないとわからないがな。

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コメント

こんにちは、クリスさん。
海猿、面白いですよね。
北斗の拳イチゴ味、僕も同じことして飽きました(笑)

投稿: KC | 2014年12月22日 (月) 15時39分

どもですKCさん、クリスです。海猿はリアルタイムで接触したかった作品ですね。もし毎週読んでたら、きっと凄くイイ感じに「早く来週にならないかな」って思えた気がします。そのくらい傑作でしたね。

未だにマンガブームは去ってないんですが、今は「謎の彼女X」に夢中です。108円なのが5巻までだったのでそこまでしか読んでいませんが、久々に大ヒットですね。寄生獣にも言えることですが、タイトルで敬遠してたのが悔やまれる作品でした。嗜好に大きく依存するので、気持ちよくオススメ出来かねる部分はありますが、古本でも出回っていますから、興味を持たれたら是非お目通りを・・・。

投稿: クリス | 2014年12月25日 (木) 23時23分

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