タニタの社員食堂
まぁ期待通りだった。
優香主演の実話を元にしたベストセラー本が原作の、実写映画。予告を見て「こういう映画なんだろうな」とイメージしたところからほぼ変わらない後味。期待を大きく上回るということはなくても、期待を下回ることもなく、
普通に面白かった。
つか告白してしまうと、僕はこの映画見て、こんな映画でも、
ちょっと泣けちゃったからね。
何て安い・・・と思いつつ、そんなちょっぴりの感動もあったりする。
あらすじ的には、元デブの栄養士ななこが、なかなか職に就けず、旧友であり、タニタの二代目にして気弱な友人谷田に、新製品の体脂肪計を売る為のキャンペーンとして、社員食堂を任される話。
とにかくその二代目の心の弱さというか、決断力のなさというか、もう簡単に逃げるところとかが、
これ以上ないくらい描かれまくっていて、
むしろ「その(逃げる)映画かっ!」
ってくらい。二代目を含む4人の「体脂肪40%以上チーム」は、それぞれにエピソードがあり、こういった映画にありがちな「マイナスの溜め」ももちろんあるのだけど、
そこは優香だから。
とにかく優香の底抜けの明るさオーラというか、
トルクがある。
でもって、
かわいくて、
かつ、
かっこいい!
正直合わない役は合わないんだとは思うんだけど、
この映画にはピッタリ。
啖呵を切る場面なんて思わず見とれるほど。スクッと立ってる後ろ姿が何とも魅力的で、
ああ自分はこういう優香が好きなんだろうなぁ、と。
別段セックスアピールがあるわけでもなく、テレビドラマをほぼ見ない僕が見る機会も、Qさまくらいしかない。
でもこの映画は見てよかったって思った。
★★★。評価的にはボチボチだけど、気楽に見られるコメディ邦画として、
※娘と一緒に見たけど
「いい感じに面白い」
※娘も同意
映画でしたよ。
余談だけど、本作には社長役に草刈正雄が出てて、シミジミカッコエエ、、、。何だろうねこの人のかっこよさは。昔っからかっこよかったけど、
※つっても僕が知ってるのは「プロハンター」と「復活の日」くらいのものだけど。
ただ立ってるだけで見とれるもの。
その社長が、(ネタバレ反転)「ナース役の壇蜜とくっつく」サイドストーリーも◎。
エンディングの矢野顕子も雰囲気にフィットしていて悪くなかったし、
見終わったあとの感覚は、「猫の恩返し」とかに近かったかもね。
旧作に落ちてる映画を今さらのようにレビューするニーズが果たしてあるのかって話だけど、
誰かのために書いてるわけじゃないもんね。
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