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2015年2月 7日 (土)

サマータイムマシンブルース

今日のネタはかなり短い。この3年か5年で一番短いネタになってしまうかも知れない。っていうかホントに書くことが(これについて)ない。だったら他のネタと抱き合わせてしまえばいいんじゃないか、とも思うのだけど、何となくそこまで「小さな扱い」にしたくない気にさせたりもする良さがなくもなかったりしなくもないというレベル。

サマータイムマシンブルースは、以前イルマーレという「タイムパラドックスを絡めたラブストーリー」が面白かったことに端を発し、ネットで調べて見つけた、国産のタイムパラドックス物だ。

一口にタイムパラドックス物と言っても、ドラえもんからバックトゥザフューチャー、タイムライン、バタフライシフト、デジャヴもかな、かなりいろんなネタがあるが、ひとつ言えるのは、

 基本ご都合主義だということ。

本作も多聞に漏れず、かなりいろんなところが「甘い」。が、それはぶっちゃけ大きな問題になってない。というか、「そういうのを気にする人は、この映画のターゲットになっていない」。

この映画のターゲットとは、、、

 つまりは瑛太と上野樹里が好きな人。

つまりはウチの娘のような人。

作品は2005年か6年か、結構前の作品で、二人もかなり若く、大学生役で出てくる。「SF研究会」とか「カメラ研究会」みたいなロケーションで、いきなりタイムマシンが現れ、そう大それたことをするでもない日常のスナップのように、ちょっとしたドタバタが繰り広げられる。脇にムロツヨシ、真木よう子、佐々木蔵之介という、

 どう作ってもつまらなくならない布陣

が敷かれていて、カメラワーク、特に、

 夏の日を感じさせるライティングが絶妙。

ギラギラと照りつける太陽から、夕暮れの蝉時雨、BGMや選曲の出来も良く、カット割りも、僕がよく言う「無駄」が一切ない。

非常にテンポよくサクサクと展開する。時には上下に分割で現代と過去を映したり、あまりのサクサク感にこちらが付いていきそびれてしまうほど、、、でもそれが大きな問題にならないおおらかな(タイムパラドックス物には極めて珍しい)結末も非常に心地よい。

特に娘は絶賛していて、
※見ているそばから「娘が好きそうな映画だなぁ」とは思っていたけど、
見終わったあとも「面白かったー!」を繰り返していたので、もし中三くらいの女子がいるご家庭のお父様なら、娘と一緒に見るのもいいかも知れない。

 まぁタイムパラドックスらしい、細かな伏線というか、布石みたいなのがいっぱいあるので、結構真剣に見る必要はあるかも知れないけど。
※気楽に斜めから見てると、終盤それがまとまるところでチンプンカンプンになりかける。というかなりかけた。

僕の評価は★★★くらいで、特別高いわけではないけど、娘は★★★★と、彼女の中では非常に高い点数。僕的にはもう少し気配りが欲しかった気はするけど、
※タイムマシンを出しっぱなしにして放置するとことか、逆に誰かに見つかってトラブルが起こる「としか」思えなかったけど、実際は何にも問題なかったり。
テンポを優先してそういう細かいツッコミどころをスルーする選択をしたってことなのかな、とも思う。

僕的には「夏の日の絵」の出来が凄く良かった映画って感じかな。凄く青春を感じさせる。まさに瑛太と上野樹里にふさわしい佳作って感じでしたよ。

しかしムロツヨシはブレないよな~。なんかスゲェと思うわ。あと上野樹里は最高にかわいかった。過去どの作品よりかわいく撮れてたと思う。

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