ブラッドボーン~その10★~
なぜタイトルに★を付けたのか。それはすなわち今回の冒険の密度が★を付けるに値するものだったからに他ならない。というか、
それはあくまで僕にとって
ではあるのだが。
軽く前回どこまで書いたのか読み返してみたが、
もう忘れるくらい昔の話に思える。1年か、5年か、、、そう言えば随分ヒゲも伸び、髪の毛も薄く白くなった。ああ何もかもがみな懐かしい・・・。
まずは軽く振り返っていく。
●メンシスの悪夢探索
前回敵前逃亡して、鬼軍曹にグーパンチ&銃殺された記憶も新しい、ミコラーシュ戦。正直ここ数回ボスで苦労した覚えがないので、こいつも余裕かとなめてかかったら、
体力半分でまんまと(今度はあっちに)逃げられた。
追いかける僕、逃げる彼女、、、つか主だから彼女じゃないのか。つまりは僕はゲイってことになってしまう。そんな趣味はないから、「主、、、だが実は男装」という設定にしておこう。それならまだモチベも保たれる。
つかこんな気持ち悪い家にずっと住み続けてるような人は、たとえそれがまゆゆ並の美少女であっても、、、まゆゆ並なら話は別か。うん別だ。別腹だ。
ともかく探して探して落ちて落ちて登って登って飲んで飲んで笑って笑って泣いて泣いて、、、涙が止まらないよぉ、、、
何の話だよ。
ついに彼女(まゆゆ設定)を捕獲。後ろからギュッと抱きしめたりなんかしちゃったりして!っていうかホントは真上から思いっきり落下斬り。まゆゆゴメン<ゴメンじゃねぇよ。
戦えさえすれば強い相手じゃない。気持ちよく討伐だ。
一応動画もアップするけど、これはそう大した内容じゃない。
・メンシスの悪夢 ミコラーシュ途中まで
https://www.youtube.com/watch?v=IfTnKRrrLCI
・メンシスの悪夢 ミコラーシュ討伐
https://www.youtube.com/watch?v=NZrQdB1BKjA
ちなみにミコラーシュエリアで2つ目の「月のカレル文字※貰える経験値が増える」をゲット。
●メンシスの悪夢 未踏探索
この辺りまで来ると、正直自力で何とか出来るレベルの謎解きというか、発見はかなりシビアになっていて、ネットで正解を見ることに対する抵抗感も、随分と希薄に「墜ちて」しまってたりもする。
とりあえず、発狂しまくって来る相手がいるらしいので、でもってその周辺に目的のブツ
※最後の強化素材である「血の岩」と、最後の「月のカレル文字」
があるらしいので、カレル装備はそっちに特化。対発狂をギリまでセットする。あと鎮静剤も忘れずセット。
・ビクビクしつつも未踏探索
https://www.youtube.com/watch?v=xQe8BIUn87s
まぁ普通にしゃべりながら探索してます。で、とりあえず行けるところが見あたらなかったので、そのままボス(ストーリー上のラスボス?)「メルゴーの乳母」に突入。相変わらずヒラヒラでウニョウニョでムチムチのパッツンパッツンなボディコンシャスの、、、何の説明だかよくわからないが、ともかく、えらいたくさん武器持ったボス。
ああもちろん動画を見直してるから言える話。戦ってるときは何とか溜め攻撃をぶつけたいとばっか考えてた。
途中で2体に分裂して難度が急上昇。音楽は穏やかなララバイだが、結構な死闘感。正直言う、
3体じゃなくてよかった!
つか倒すまでもなく、踏ん張ってたら1体に戻ってくれて、精神的にはかなりキュアホワイト。倒したあとハンテッドってなかなか出なくて超焦った。
・メルゴー討伐
https://www.youtube.com/watch?v=GpvP6Yu7kWc
ボス戦だからそこそこ見応えはあるかも知れないけど、正直こんな動画は、今回の「★の理由」からしたら、全然大したことはない。まぁ初見で倒せて嬉しかったのは嬉しかったけどさ。
●メンシスの悪夢 まさに悪夢か!?
まだここじゃないです。とりあえず目的のブツを探して探索。途中待望の「強化の澪血晶」をゲット。鳥かごの中で、見落としがちなポイント。
その後、最下層の「闇」に突入。前回前々回とも、「視界ゼロ」はシリーズのウリと言ってもいいほどだなぁと思いつつ、
超ビクビクしながら探索。
せっかくなので下へ読み進む前に、その時の僕の気持ちを伝える意味でも、
・メンシスの闇
https://www.youtube.com/watch?v=7rmhK4a_gas
※9分から見て下さい。
結果を知ってる自分が見ると、さほどでもないけど、
プレイ時のヒリヒリ感は、特筆レベル。
今思い出しても「恐怖感」がマジパネェ感じだった。
「輝く硬貨」と言うアイテムを、ヘンゼルとグレーテルよろしく落としながら、エリアをくまなく探索し尽くす。
まぁ結果何もなかったのだけどな。
「何もなかった」ということがわかったことが凄く意味があるし、もっと言うと、数十個の硬貨で、この暗闇の全体像が浮かび上がったのも意味があった。一応続きも録ったけど↓
・メンシスの闇 その2
https://www.youtube.com/watch?v=s3-KJm60kuI
まぁ見る必要はないな。
●どこに行けばいいのかわからない・・・
結局諦めて調べてしまいました。ミコラーシュ戦の途中に、鍵の掛かった扉があった模様。つか「鍵が掛かっている扉そのもの」に気付かなかったので、鍵を手に入れたという事実すらも忘却してた次第。ちなみにこのメンシス邸には、銀色の小さい雑魚と、銀色の大型の雑魚がいるのだけど、
大型雑魚、リーチのあるチェーンと劇毒使うので、地味に超怖い。
戦う時に覚悟がいる数少ない雑魚のひとつ。つか「鉄の扉」と聞きつつも、それを見つけるのにかなり苦労し、そっから先もまさに「発狂地獄」。しかし敵の姿が見えない=発狂攻撃を止めることが出来ないという鬼仕様。またここが大したアイテムがあるわけじゃないのに、スゲェ数があって、
そりゃ死ぬわ。
って感じ。ちなみに動画だと結構暗いのだけど、実際のプレイ画面はほんの少し明るかったりする。
ほんの少しだよ?
・メンシス発狂地獄
https://www.youtube.com/watch?v=1lbjHjnRss4
結局動画には入ってないけど、この巨大な脳みそみたいなヤツのところを落下して、その先で「血の岩」をゲット。手に入れた澪血晶や温血晶を装備し、
聖剣の攻撃力が700オーバーに。
もはやここまで差があると、斧を使う気にはならない。
で、その脳みそを落とし、さっきの闇の中で脳みその前でとあるジェスチャーをすると、晴れて月のカレル文字が手に入るらしかったのだけど、
結局「落とすためのスイッチ」も自力ではわからず、
ジェスチャーも持っていない状態。
自力でクリアを目指してたのも懐かしい思い出というか、僕はたぶん2周目をプレイしないので、出来る限り1周目で「やり尽くしたい」って思ってプレイしてるんだよね。だから、
・スイッチはエレベーターの途中から入る、超不自然な入り口の先
ここにさっき発狂地獄を仕掛けてきた連中がいて、本来はこいつらを倒してから、岩を取りに行くのが筋だったらしい。まぁ取れたから良いけど。
で、
・ジェスチャーは聖堂街上層にある
つまり、
●ヤハグル探索
「上層の鍵」のある場所が、ここの「檻に囲まれたソウル」というわけ。ここもサクッと調べちゃう。「落ちていくところ」という情報を得、それをがんばって探し、気持ちよくゲットしたという話。なるほど「しっかり探索したくない場所にこそ、探索すべきモノを置く」のは常道だ。初代ゼルダの裏面7のダンジョンしかり、ドラクエの太陽の石しかりだ。
ともかく、
●聖堂街上層の探索
聖堂街上層、すなわち、ヤーナム聖堂街のウェイポイントから、正面右側のエレベーターを登り、円筒状の塔のてっぺんの扉を開いた先を探索するということだ。つかまぁここがどういう構造でこんなんなってるのか、軽い疑問も去来するが、まぁよい。
ここには脳みそチューチュー啓蒙泥棒がいっぱいいて、まぁ結構吸われた。でももういい。啓蒙を増やすアイテムは50くらいあった気がするし、別段オンラインをやらない人間にはどうでもいい数値だから。強いて言えば時間がかかるのが煩わしいくらい。「吸うならさっさと吸ってよ。あとがつかえてるんだからっ」。何を吸うの?
・聖堂街上層 未踏探索
https://www.youtube.com/watch?v=7Vbmp4S7d_A
結局「この先ボスだろうな~」という部屋の直前で折り返し、
まんまとジェスチャーをくれる人をスルーしちゃったらしい。
※「その部屋の中」だった。
結果、上層の他の部分をくまなく探すハメになり、
まんまと「星界からの使者」というボスとの戦闘に。
つかこのボス、
ビックリするほど弱かった!
ネットでよく「ヘムウィックの魔女が最弱」って話を目にするけど、そんなレベルじゃないくらい簡単だったな。あ、え?ええええ???もう!まだ戦闘始まってないじゃん!?みたいな?え?まだゲーム買ってないのに!?みたいな?そう言えばまだ僕生まれてないんですけど!みたいな早さで倒せちゃった。最弱王、最弱キングの称号を授けたい感じ。
・星界からの使者討伐
https://www.youtube.com/watch?v=vK9PLltr2Wk
●目玉から月をゲット
ぶっちゃけこのゲームの謎解きの中で一二を争う高難度なのが、この「月のカレル文字」ゲットだと思う。どうだろ、これを手に入れるのに、ネットで調べたこと、
・ミコラーシュの扉の存在
・上層の鍵の手に入れ方
・エレベーターを途中で降りるということ
・脳の前で「交信」のジェスチャーを「1分続ける」<わかるわけない!
よかった倒しちゃわなくて。
・最後の月のカレル文字ゲット!
https://www.youtube.com/watch?v=1OJcBHU3DX0
ちなみにこの動画で、暗闇の中(2分20秒くらいで)僕が「あ、いた!」って言うんですが、
みなさんには見えますか?
●経験値稼ぎ
メンシスの目玉ブタとヤーナムの影を相手に、経験値稼ぎ。つまり、こいつらが「最も高効率」であり、3つのカレル文字を全て装備した状態だと、
1サイクル4分弱で、経験値82000ほどの稼ぎ
ただし、リスクがゼロというわけではなく、結構死ぬ。
結構死ぬ。
・・・長い前フリだった~。
今日のブログ、ここまでが全て前フリ。「★」であるのは、つまりはこの経験値稼ぎの話であり、
本作プレイ時間70時間ほどの中で、もっとも「しびれた」瞬間であった。
人に寄っては、、、というか、まずもって多くのプレイヤーが、「このしびれ」を体験せずに、そのままエンディングを迎えていることと思う。全世界で100万本売れたというニュースを見たけど、その100万人の中でも、「こんなこと」をしたのは、もしかしたら僕一人かも知れない。だがしかし、
ここで得られたカタルシスは、それに見合うものだったと断言出来る。
いつも僕が自己満足したネタには「▲」のマークを付けているのだけど、今回あえて、「自分のプレイに対する満足感」という意味で、
▲▲▲▲を付けたいと思う。
常日頃極めて発揮することがない「勇気」を振り絞った行為。「愚行」であると、ともすれば人生の貴重な一部を完全に無駄にしてしまうかも知れない「ハイリスク、ローリターン」な、バカな行為であると承知した上で、僕がやったことは、、、
ちなみに、
※まだ引っ張るのかよ。
全く本作、もしくは本シリーズ作を知らない人もいるかも知れないので、あらためて簡単に説明しておく。
本作では、敵を倒したときに「血の遺志」という数値を貰える。これは、任意で消費してレベルを上げたり、アイテムを買ったりすることに使える、いわゆる「万能通貨」だが、持っている状態で「敵にやられる」と、それまで持っていた血の遺志は全てその場所に落としてしまう。以前の作品であれば、リスタート後に「その死んだ場所」
※転落死であればその直前
に行けば、「血痕」としてマーカーが残っており、それを拾えば、失ってしまった分を全て取り返すことが出来るシステムになっていた。本作の場合は、その血痕を、周囲のモンスターが「拾う」ことが起こりうる。その場合、血痕を拾ったモンスターの目は青白く光り、
こいつを倒さなければ、血痕を取り返すことは出来ない。
さっきも書いたが、
「ここは結構死ぬ」
つまり、死んで落とした血痕を、モンスターが拾い上げた場合、
※モンスターの行動半径外で死んだ場合は、拾われずにそのまま落ちていることもある。
その敵を倒せず(連続して)死ぬことは、すなわち、それまで溜めた血の遺志を永遠に失うことを意味する。
そしてもうひとつ説明。
このゲームは、特別な場合を除き、ウェイポイントからベースキャンプ
※ゲーム内では「狩人の夢」という。ショップや、レベルアップが出来る場所
に戻ったり、死んだり、「狩人の確かな微」というアイテム(ブログでは「ルーラ」とか「キメラのつばさ」と呼称)を使ってウェイポイントまで戻ってきた場合、敵が全て復活する。
※ボスやごく一部の敵対NPCは除く
つまり、マラソンを行う場合、敵を一通り倒したら「狩人の確かな微」を使用し、ウェイポイントまで戻り、そこからまた敵を倒し、、、を繰り返していくことになる。
当然、ベースキャンプには戻らないので、どんどん手持ちの血の遺志は貯まっていく。
どんどんどんどん貯まっていく。
ただでさえ最高の効率を誇るポイントで、手にはそのブーストアイテムが3つも握られている。そのペースは文字通り破格だ。
だが、だからこそ死ぬと一気に緊張感が吹き出す。
・・・
手持ちの血の遺志が200万に届こうかというタイミングで死んだ時は、まさに胸が張り裂けそうになった。一気に手に汗が噴き出し、集中力がゆらぐ感じに襲われる。特にこの時は、
200万行ったら戻ろうかな、
そう考えて、つい、ホントに「つい」出来心で継続しちゃって、
死んでしまった。
果たして取り戻せるのか!?その重さは文字通りヘビー級だった。
結果は↓こちら
https://www.youtube.com/watch?v=s0mYv-M3uF4
そして今度は、
300万を目標にする。
ここでの効率は非常に良いので、300万と言ってもせいぜい2時間弱程度で達成出来る数字だ。
だがそれもこれも死んだら無。いや、「確かな微」代を考えたら赤字だ。
※「狩人の確かな微」は1個1200円。稼ぎのペースからしたら微々たる額だが、それでもタダじゃない。
果たして僕は、280万を越えるところまで貯めることに成功する。そして、自らに決断を迫った。
録画を回し始め、300万直前であえて死ぬというのはどうだろう。
そして、その次の回でそれを回収し、気持ちよくレベルを上げる。
「どうだろう」と言われてもどうもこうもないかも知れないが、それはそれでドラマチックだろう。事故的に死ぬのではなく、自らの意志で、目標直前にあえて死を選ぶ。
そんな愚かなことがあるだろうか。
ましてや今回は前回よりも額の多い300万である。プレイヤーの中には当然ここまで一気に貯めた人も少なからずいるかとは思うが、
それをあえて棒に振ろうか、というリスクに身を晒した者はいないのではないか。
・・・しかし、僕はこの挑戦に、、、
土壇場で怖くなって逃げ出してしまった!
つまり、300万、普通に貯めて、トンズラしてしまった。
確かにレベルは一気に上がった。
だが、僕の中には、
何の満足感もなかった。
「これではダメだったのだ」。
僕がやるべきは、
僕が挑むべきは、
僕が46000円出して買ったブラッドボーンで、
「鮮烈にして強烈な思い出」を刻むためには、、、
・・・次、500万でそれをやるしかない。
もししくじったら、それまでの苦労は水泡に帰す。その一戦の緊張感を想像するだけで、手元にじっとりと汗がにじみ、体温の上昇を感じる。
翌日、僕はそのチャレンジに身を投じた・・・
途中何度か死ぬこともあった。200万の頃、300万の頃、、、
そして、480万の頃にも、ちょっとしたミスで死んだ。
この時は本当にショックだった。次の一戦の重さはもう言葉にならないレベルで、冗談でもなんでもなくちょっと泣いてた気がする。
怖くて手が震える。
そんな経験を、こんな雑魚相手にしてしまう。全ては自分が招いたこととして、、、。
だが僕はこの試練を乗り越えてしまう。
当然目標の500万には届かない。
心の中の自分が語りかけてくる。
「今のも録画してたんだろ?だったらそれでいいじゃん。十分だって!」
確かに十分だったかも知れない。緊張感という意味で言えば、メーターは優に振り切っていたはずだ。
だがしかし!「これはオレの意志で死んだわけじゃないっ!」
つまり、この企画は、「自分で死んで、そして、、、そして勝つ」ことにあるっ!
僕は再び歩みを始め、ついにその瞬間が訪れた。
ちなみに、死ぬ場所に関しても、「容易に取り戻せる」場所や、相手では意味がない。具体的に言えば、ブタと影の中間地点で死ねば、血痕は拾われずに地面に残る。影の中でも、最奥部にいる炎を使ってくる相手では、むしろ僕のパターンでは最初に倒して行く相手で、ロマンが足りない。ブタもまたしかりだ。
表示される数字が、「493万」を越えたのを確認し、僕は、僕の分身は、霧散するように光に変わった・・・。
YOU DIED
続きはぜひ動画でご覧いただきたい。
・メンシスマラソンスペシャル
https://www.youtube.com/watch?v=XYrIxpQp8bU
・・・僕のほおに流れた涙は、果たして「安堵」かはたまた「後悔」か。
| 固定リンク
コメント