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2015年5月26日 (火)

欲しい物の話~その2~

前回の続き。中身は薄い。

●1時間いくら

これはもう置かれてる状況次第で全く答えが変わる質問。

 「1時間買えるとしたらいくらまで出せる?」

たとえば好きな女の子と二人っきりで過ごす時間、

たとえば余命幾ばくもない、でもやりたいことが山ほどある大富豪

たとえばヒマでヒマで思わず昼寝してしまうくらいヒマな学生時代の夏休み

たとえばテスト直前、入試直前で1秒でも惜しいって状況

嫌いな奴と一緒の飲み会で、家には買ったばかりのゲームがちょうど超面白い状況
→今の1時間をやるから、あとでその1時間返してくれってハナシ

まぁいろんな状況によって「1時間の値段」は変動する。特に二つ目の「大金持ちで歳取ってて、でも未練がある」なんて人だったら、

 普通に1時間1億円とか出しそうな気がする。

「欲しい物が(あんま)ない」って話をしたけど、

 時間は欲しいんだよね。

今の僕だったら、たとえばゼノブレイドクロスをプレイしていて、「1時間100円で追加オーダー」だったら、思わずしてしまうかも知れない。

 (コントローラー込み)1万円で買ったゲームが、プレイ時間100時間として、プレイ時間200時間で2万円になる感じ

そこまで面白いなら、その価値はあると思うって話。

でも、それはあくまで「1時間単位の切り売り」の話で、これが仮に「1年87万6千円」って話になったら、

 とても出せない

ってことになってしまう。1年時間が増えるのに90万円。10年増えるのに900万円・・・。

 出せる人は多いだろうな、と思う。

「時はマネー也」。昔の人はよく言ったもんだ。ホントそう思う。「タイムイズカネー」。ホントそう思う。

時間を10年増やせるなら、僕が出せるのはたぶん100万円が上限だろうな。もちろん分割になるし、どこをどう増やすかを任意で決めさせてもらう前提になるけどね。

以前篠田麻里子様が声優をやった「TIME」って映画の話をした気もするけど、あれなんかはまさに「大金持ちが永遠の寿命」を得る話だった。劇中では平気で「寿命を消費して」コーヒーとか飲んでたけど、ぶっちゃけあり得ないよな。もし今寿命を切り売りして500mlのペットボトル1本買うとしたら、僕が出せる寿命は、、、

 1秒まで。
※一日1本、年間6分の寿命消費。

2秒はムリだわ。ガマンするわ。でもそれは水がタダで手に入る世界だからかも知れないけどな。

もし願いが一つ叶うなら、「笑顔で老衰したい」ってのが僕の一番にして最高の願いだって言った気がするし、この願いに勝るものはないとも思うけど、「笑顔で永遠の命」ってのも、「何でもあり」だったら、それはそれで凄い魅力的かも知れない。っていうか、書いてて気づいたけど、

 それって絶対的矛盾、もしくは凶悪な落とし穴だよな。

周りの人間が全て死滅し、地球がなくなっても「笑顔のままでいられる」ってことになっちゃうと、それはもう「笑顔の状態で顔を凍結させられてる」か、「顔で笑って心が死んでる」状態ってことになっちゃう気がするもんな。

 時間は凄く大切で、平等なものではあるけど、これがいざ「無限」になっちゃうと、話は別、って感じだよな。

増えるならせいぜい10年とかでいいわ。100年増えたらもううれしくないと思うわ。

 つまり、人間はワガママな生き物だと思うわ。

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