ラストスタンド
そうそう傑作は続かないよなぁ、、、しみじみ感じたシュワ氏復帰第一作。昨日グランド・イリュージョンが傑作だったので、もしかしてもしかしたら今日も楽しめるかな、と淡い期待を持ちつつ視聴したのだけど、、、
かなり微妙。
とにかく無駄なシーンが多く、前半の引っ張り方が下手な上に冗長。ワクワクすることもドキドキすることもなく、軽いため息をこぼしながらのらりくらりと進んでいった感じ。
組織もあれば腕もある凶悪麻薬犯が護送中に脱走し、メキシコへ抜ける直前にある町でシュワ氏分する保安官と一戦交えるという話。
シュワ氏はロス市警の麻薬捜査課のエリートという設定で、まぁ仲間を殺されて嫌気が差したからこの田舎町に引っ越してきた体なのだけど、
そのエリートさを感じさせる描写もほとんどない。
ただ正義感があって強いだけ。知識もなければスマートさもない「動けるロートル」の域を脱しない感じ。
何人か見覚えのある俳優が出てくるも、メインのシュワ氏が特段「かっこよく撮れてない」ため、引き立て役にすらなってない。
いくつか「イイ感じのセリフ」はあるし、ばあちゃんの活躍にニヤリとさせられはしたものの、
もっとエンターテイメント出来たんじゃないの?
という気持ちの方が強く残ったな。これだったら全然「大脱出」の方が遥かに面白かった。
クリス評価は★☆ってところかな。
絵作りはそんなに悪くなかったと思う。脚本というか構成がつまんなかったんだろうな。
世間の評価と僕の評価に乖離があることは多いけど、
これがもし世間で高評価だったら、ホントビックリするワ。
でも逆に言えば、大脱出を見てからこっちを見て良かった。もし逆だったら、
復帰後のシュワ氏の映画は全てパスしたくなったと思うから。
よかった新作のうちに借りなくて。ホッと胸をなで下ろすよ。
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