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2015年7月21日 (火)

DVD立て続けに見た

まとめてDVDを借りて見たのだけど、それぞれを別ネタにすると回数ばっかかさんじゃうので、勢いよくひとまとめにしてアップする。昨日のエクスペンダブルズ3は序章やな。

●イントゥザストーム

 思ったよりずっと面白かったーーー!!

昨日のエクスペンダブルズ3とは真逆の感想。何つんだろ、「竜巻ハンター」と呼ばれる竜巻の映像をテレビ局に売って生計を立てるカメラマンがメイン、、、みたいなイメージは、そのまま、

 エセドキュメンタリータッチ

で、チープな印象を抱かせていて、事実前半はまさに(登場人物たちの紹介的エピソードのダルさもあって)

 全くつまんなかった。

「うわ~思ってたのそのまんまのヒドさだな」ってな感じだったのだけど、

 いやいやどうして。

いざ竜巻が発生してからは、

 かなりの没入感。リアリティ。緊張感。

視聴後にアンロックされる撮影風景は、まさに今目の前で竜巻が起こっているかのような「リアルな風と雨」に覆われていて、役者たちの緊張感がかなりガチなものだったと感じさせた。というか、

 演技が下手だなぁと感じたところが一切なかった点で、それはつまり素晴らしい演技だったと言える。

家族や子供、友人や好きな女の子と、シチュエーションをいくつか重ねてディザスターに対峙させる構図は、僕の好きなデイアフタートゥモローに酷似し、事実「なんだか微妙なヒューマンドラマタッチ」な演出もかなり多い。その上キャストがデイアフター・・よりローコストで魅力に欠け、

 スローテンポな前半のツラさは、これまた数あるディザスター映画の中でもトップクラスにキツいものだった。

しかし、その分お金と時間とこだわりを注ぎ込んで作られた「竜巻の通った後」のガレキや、まさに飛ばされていく映像の「雰囲気」は、

 僕の手に汗を握らせるに十分なクオリティ。

生死を扱う映画にこんな感想は不謹慎かも知れないけど、

 激アツだった。

主人公は「親父だったのかなぁ」という感じで、明確な印象はなかったけど、爽やかで清々しく、見終わったあとかなりスッキリしたのは、やっぱ親父の好演からかな、とも思った。

ツイスター、パーフェクトストームに続いて、デイアフター・・・の竜巻シーンを挟んでからの本作イントゥザストームだったが、クリス的には、

 全然悪くない。むしろよかった。

って感じの感想になったかな。それでも前半がタルすぎたのと、ヒロインのかわいさ&長男のかっこよさ不足から、評価は★★☆止まりになってしまったりはしたけどさ。

前半に相当な覚悟が要ることと、ディザスター映画が好きなこと、「そんな大したことないんでしょ?」というハードルを下げる心構えで見るなら、十分オススメ出来る。そんな映画だったな。

広告の品ではあるけど、※ネタバレ反転↓

炎を吸い込んだ竜巻の映像は、確かにかっこよく、凄かった。でも欲を言えばもう少し"大活躍"して欲しかったかな、とは思ったな

●ショーンオブザデッド

サイモン・ペグが好きなのと、ツタヤの無料雑誌で紹介されてて「面白そうかも」と思い、借りてきたのだけど、、、

 ま~つまんねぇ。

クリス評価はとりあえず0点。というか、

 現実社会の何たらを顕していてうんぬんかんぬん、、、

 ・・・

 そういうのどうでもいいし。
※感じた人を否定してるわけじゃないよ?念のため。

単純に僕が嫌いなだけ。「ゾンビと怠け者は社会的に同じ」とか、

 はぁそうですか

って感じで、結果映画が僕にとって面白くなってりゃまだしも、

 全く面白くなかったから、つまりはマイナスだった。

サイモン・ペグの演技自体は悪くないというか、この後、ひかりが集まっていく、、脚光を浴びていく感じがわかる好演だったのだけど、

 他のメンツは、ほぼ微妙。

つかデブで怠け者のエドが、とにかく見ていて腹が立つ。友情とかそういうんじゃなくて、単純に生理的にムカつく。こういうヤツが好きな人もいるんだろうな、と想像出来なくはないけど、
※割とポジティブで、ほぼ感情的にならないから。

 自分はダメ。

お袋さんも、義理の親父さんも非常にキツくて、ショーン(サイモン・ペグ)を除いたら、

 好印象は、セリフの一切ない知り合いの旦那さん役で「シャーロック」のワトソン、ホビットで有名なマーティン・フリーマンが出てたことくらい。

「頭を潰せば死ぬ」って知ってるはずなのに全然頭を攻撃しなかったり、ゾンビになるのがわかってるのに一緒に車に乗せたり、ゾンビの振りして歩いてちっとも周りから気付かれなかったり、食い殺す時とただ噛みつくときがあったり、

 全てが不用意で、全てがローコスト。

ローコストで評価を得るために、社会風刺的なエッセンスを入れて仕上げたのだとしたら、つまりは「必要悪」だったってことで納得出来なくもないのだけど、

 だからと言ってそれが僕にとってプラスになったわけではない。

過度な期待をして見たわけじゃないけど、結果としては全く(僕の知り合いには)勧められる内容じゃなかったな。残念。

あと、地味なところで、日本語吹き替えで見た時、「吹き替え用字幕」に出来なかったのが気になった。大抵の作品だと、「メニューに吹き替え用字幕がなくても、実際は字幕オフで文字などは表示される」のだけど、本作は完全にオフにするか、全てオンにするかしか出来なかった。ところどころそれっぽく表示される英文の意味がわからない辛さ。ショーンの声優はいつもの人だったし、基本吹き替えで後悔してなかったけど、それだけは辛かったな。

●イコライザー

劇中に何度も「イコライザーってどういう意味?」と自問自答しまくったが、とりあえず調べてみたところ、

 EQUALIZER 平等、均等にする人

なるほど。なんだか納得。ともかく、

 映画は結構面白かった。

「ぼちぼち」「まぁまぁ」「そこそこ」「結構」「かなり」「めちゃ」「とんでもなく」、、、

こんな感じで形容詞のランクが上がっていくとするなら、「割と上の方の褒め言葉」。

直前に見たショーンオブザデッドと明確に違う「役者の質」。サイモン・ペグは嫌いじゃないけど、言ってもコメディアンで、オーラの質が違う。デンゼルのアップが多く、ともすれば「またか」と思わせてしまいがちなレベルではあったものの、

 ロートル(スタローンたち)とは違う目力の強さ。

見事なまでのデンゼル節が炸裂し、正直ちょっと、

 セガールかよ!

と突っ込みたくもなったが、いやいやどうして、

 いろいろ説得力が違う。

セガールはもう「セガールというジャンル」なのに対し、デンゼルのそれは「役柄の上での強者」。

正直「過去の肩書き」にしては「強すぎる」感はあったものの、見ている方が気持ちよければ問題はない。何つか、

 基本はイイ人なんだよな。凄く。

がんばってる人を応援するし、罪のない人は助けるし、悪人にすら改心するチャンスを与えるし、
※ホントに改心したヤツがいたのもよかった。

 勧善懲悪の清々しさもある。

行きつけの喫茶店が、綺麗なガラス張りで、絵的には全体的にダークトーンでまとめられてはいたものの、特にイライラさせる場面もなく、テンポもよく、

 普通に面白かった。

ただ、そのそつのない面白さは、同時にカタルシスのなさにも繋がってしまっていて、特に「もう一回あそこのシーンが見たい!」と思わせるところがなく、特に心に残るエピソードもなかったのがちょっと残念。期待に大してほぼその通りの作品だったので、見て損したということは全く無く、クリス評価も★★☆と無難になってはしまうけど、

 それはそのままオススメしやすさにも繋がる。

「デンゼルが出てるサスペンスタッチのアクション映画」を期待して見れば、裏切られる人はほぼいないだろうなって感じだったな。

序盤で「あれ?この女の子オーラあるな」と思ったら、まんまとクロエ・グレース・モレッツで、

 やっぱオーラが、、、っていうかオッパイでかくなりすぎじゃね?っていうかもはやブーデーに踏み込んじゃってるんじゃね?

って感じではあったが、

 嫌いじゃない。

っていうかもちっと出番が欲しかったな~。あと欲を言えばレイプとかの暗い方じゃなくて、明るい方のサービスカットが欲しかったかな。

あ、伏線とか話作りとかは特に「面白く」はなかった。まぁつまりそれがカタルシスがなかったってことなんだけどさ。

●ミクロの決死圏

 まなんつー眠い映画だよ。

兎にも角にも無音のところと、ゆったりとしたBGMのパートが多く、時代を考えたら、その映像表現は驚愕のレベルであったのは否めないものの、

 都合3回寝てしまった。

一回目は気付いたらタイトル画面になってた。

 眠れぬ夜には「ミクロの決死圏」を。

そこが血液中なのか空気中なのか、はたまた全く別の髄液の中なのかはわからないし、誰も見たことがない時代の誰も見たことがない世界を表現しているという意味では、

 まるで他の惑星での出来事

かのような映像。それでも普通にウェットスーツレベルで、特に防御力の高い装備でもなく、

 命綱は太さ1cmもない木綿のロープ

そこかしこにチープなところがありつつも、全体として見たら、

 当時リアルタイムで見てたら凄い映画だったんだろうな、でも今は8割眠いだけだけど。

って感じだったな。当然オススメはしない。クリスの評価は、

 紅一点のカーラ隊員のボディコンシャスなスーツ姿と、一部サービスカットによって、

 ★☆

というところ。これを見るなら絶対インナースペースの方が楽しめると思う。しかし眠い映画だった。

 今まで見た全ての映画の中で、ダントツナンバー1。一切無音のシーンがかなり長尺で進むところが序盤にあり、

 あそこを眠らずに乗り切れる人が果たしているんだろうか!?

ってマジで思ったわ。

●フルスロットル

えええーーーー!!!ビックリ。

見る前に「ポール・ウォーカー最後のアクション映画」みたいな触れ込みを見ていたので、「ああこの映画を最後にアクション止めるのか」くらいに思ってたのだけど、

 ラストシーンのあと、「ポール・ウォーカーの思い出に捧げる」

調べたら2013年に交通事故で死んじゃってた・・・。

 なんつー、、、。

かなり好きな俳優だった。爽やかな青い瞳の金髪長身。車の運転が上手くて、愛車が日産GTRってのもかっこよかった。今でもワイルドスピードの一作目で後ろ向きに高速運転してたシーンが思い出される。
※つかスタントだったのかもだけど。

映画は普通に面白かった。リュック・ベッソンのいつものヤツって感じと、
※チェイスシーンがいつもより少なめでよかったけど
イカスパルクールのアクションシーン。正直話はかなり「え?」って感じに無理を感じたけど、
※特に終盤
何つかまぁあんま細かいことは気にしなくていいかなって気持ちになってたのも事実。

ヒロインも「リュック・ベッソン好み」すなわち「日本人好み」で、
※パンチラのサービスカットもあり
必要十分。つかこの二日で6本のDVDを一気に見たけど、

 ヒロインと満足度はどちらも一番だった。

クリスの評価は★★★☆。正直ポールには多少無理があるアクションではあったものの、マスクで十分フォロー。つか、後から調べてみたら、

 相方、パルクールの創始者やん、、、

通りでマスクがやや微妙、でも動きがイイわけだよって感じ。っていうか、見てる途中で、

 この人、その筋の人なんじゃねぇの?

って思って見てたら、

 まさか掛け値無しの第一人者だったとは。

っていうかパルクール自体、そもそも超かっこいいわけで、それに映画的演出が加われば、

 うならざるを得ないわけで。

正直トレーラーのナレーターが「イッテQ」の人
※たぶん立木文彦さん
だったのが、

 妙に安っぽくなっちゃって気に入らなかったが、逆にそれがハードルを下げる効果になった

って感じ。

ちなみに映画自体は「アルティメット」
※こちらもリュック・ベッソンとダヴィット・ベルのタッグ
のリメイクということだったらしいが、

 見た記憶もある反面、さほど強い記憶には残ってなかったりもした

ので、まぁこれはこれでよかったかな、と。っていうか、今の時代はCG全盛だから、

 ガチでやっていても、どこかCGとかワイヤーアクションとかが混じってる感じになっちゃったりするのが、むしろちょっともったいない感じ。

そういうのがポピュラーじゃなかった頃に見せられてたら、、、たとえばトニー・ジャーの「マッハ」の頃に見てたとしたら、今より何割か増しで楽しめたかも知れないな~と思ったな。

リュック・ベッソンとポール・ウォーカー、パルクールが好きで、細かなストーリーに目を潰れる人にオススメ。つかリュック・ベッソンってのはどうしてこうも同じような映画を、それもそんなに飽きさせないレベルで量産出来るのかね。皮肉でも何でもなくスゲェと思うわ。そんなに大金積んで作ってるわけでもないのにさ。

蛇足覚悟で付け加えるなら、

 エクスペンダブルズ3で僕が「物足りなく感じたところ」を気持ちよく埋めてくれた感じ。

結局マシンガンってのは雑魚が使う武器なんだよな。フルスロットルの悪玉が「金色のセミオート」を使ってるの見てシミジミ思った。「それ、いいよ!」って。

●ベイマックス

何とも乗り気になれず、先送りにしてたけど、せっかく借りてきたんだし、とプレイ開始。数分して娘が「見る」というので、また最初から。

冒頭シンデレラやら101やらのトレーラーがあり、そのあとタイトルなしでそのまま本編に。日本語で見ようと思ってて、どうやらそんな感じだったので気にせず継続。

・・・

とにかく序盤の掴みがスゲェ上手い。何つか、お約束なんだろうけど、それが普通に良くできていて、

 どんどんテンションが上がっていく感じ

途中ややマイナスの溜めが入るものの、極わずかで、ベイマックスのファンシーすぎるモーションと、小気味良い展開で、全く飽きさせずグイグイ引っ張っていく。ディズニー×ラセターなので、ドリームワークスと比べるとトゲがないというか、クールさに欠ける展開かなぁと思ったけど、

 いやいやどうして。

アナ雪みたいなミュージカルシーンはゼロで、インクレディブル&ヒックとドラゴンテイストのシーンが多く、

 普通に好み。

個人的には、ファイナルバトルにもう一声カタルシスが欲しかったなぁという気もしたし、ラストがどうにもアイアンジャイアントっぽいとも思ったけど、

 低めだった期待は、気持ちよく良い方向に裏切ってくれた。

クリスの評価は★★★とまぁまぁなところ。最近の作品っぽく、オブジェクトが多いポリゴン映像と、「サンフランソウキョウ」というサンフランシスコ+東京の、、、つかかなり和風テイストの強い世界観に、どことなしか「あざとさ」みたいなのを感じたりもしたけど、過度な期待をしなければ十分楽しめる作品って感じではあったな。

つか思い返せば思い返すほど、「インクレディブル+ヒックとドラゴン」だな。5人のメンツに個性的な能力とか、見た目ファンシーなドラゴン&ベイマックスとか、ほとんどイイヤツばっかしとか、、、。

ただだからか逆に新鮮みがなく、感動や驚きに欠けてしまった感は否めないかも。それがラセターの持ち味と言ってしまえばそれまでだけど、毒気が無さ過ぎというか、ヒール側もほとんど悪行らしい悪行はしてないんだよな。ま、

 おばさんが美人でイイ人だったのはよかったと思うけど。

インクレディブルとヒックとアイアンジャイアントを高評価する人が、その3作をどれも見てない状態で見ると、本作は満点に近い感想になる感じ。逆に、ディズニーだからってアナ雪が好きな人が見たら、

 全く別モノ

って感じの作品ではあったな。

つか黒髪ショートカットの女の子はかわいかったけど、もちっと出番が欲しかったな。あと、おまけショートムービーの「愛犬のごちそう」もよかったな。こっちも★★★。

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まとめてアップしたはいいけど、これでネタ不足に悩まされることになったりは、、、。まぁその時考えるか。

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コメント

ミクロってあの古い映画ですか?
30年くらい前に見たときはドキワクしたんですけど、今見るとチープでしょうね。

当映画のノベライズを作家のアイザック・アシモフがやっているのですが、氏が映画を見た感想は、
「非科学的。残された潜航艇で患者死ぬだろ。うちの小さな息子ですら気がついた」
「白血球から助ける男たちの手より、ヒロインのバストが数倍デカかった」
というものでした(笑)。

SF映画はジュラシックワールドに期待ですが、予告見ると怪獣ものか⁈と思ったり。
あ、大脱出面白かったです。ご紹介ありがとうございました!

投稿: ゴロー | 2015年7月22日 (水) 08時18分

続けてども。ゴローさんクリスですまいど。

ミクロの決死圏は仰るとおり古い映画です。つか、非科学的かどうかを持ち出すアイザック・アシモフも、今の目で見ると「空気が読めないヤツ」って感じが凄くしちゃったりもしますが、そもそもが「エンターテイメント寄り」の作品でしたからね。

ただ、それでも当時のSF作品で、今なお話題になるものがどれほどあるのかって考えると、これはこれで凄い作品だったのかな、とも思います。というか、

 僕は「2001年宇宙の旅」否定派なので、

SFなんて好みによってどうとでも評価が変わるものだとも思いますけどね。

ちなみに自分は少なくとも、「おっぱいは大きくてよかった」とは思いましたからね。

ジュラシックワールドは、たぶんそんな面白くないだろうな~と「鼻」が言ってます。映画館で見たトレーラーは確かにソソられたのですが、監督も新人だし、こないだ「II」を見なおした時に、存外楽しめなかったのがその理由。マイケル・クライトンはもう他界されてますし、自分の中のスピルバーグはもう過去の人って感じだし、

 何よりそうして期待値を下げておいた方が、いろいろ都合がいい

ってこともありますからね(^^;。ただ、期待値を下げすぎて映画館をスルーした結果、DVD見て「ああ映画館で見ればよかったーー!!」ってことになる可能性も、あったりはするんですけどね~。

投稿: クリス | 2015年7月23日 (木) 21時41分

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