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2015年7月27日 (月)

Ori and the Blind Forest

どこをどう褒めたら、みんながこのゲームを買う気になるのか。STEAMで定価1980円。セールになることは稀だけど、たぶん年末とゴールデンウィークには安くなるハズ。僕はゴールデンウィーク40%OFFで購入。

一応↓STEAMのページを紹介するけど、正直あまり深く評価を読んだり、トレーラーやスクリーンショットを見ない方が良いかも知れない。少なくとも僕は、

 この見た目、、、というかこの見た目を褒めるコメントにあまりピンと来なかったし、音楽に関しても、雰囲気には合ってるけど、特筆して「好き」という感じでもなかった。好みだけで言ったらテラリアや洞窟物語の方がずっと好き。

●STEAMの紹介ページ
http://store.steampowered.com/app/261570/

ただ、そんな「控えめ」なフォローも、「四の五の言わずに遊んで欲しい」という気持ちの裏返しだったりもする。グラフィックの雰囲気や、なんだか寂しげな導入パート、しめやかなBGMを聞いて、

・Never Alone
http://store.steampowered.com/app/295790/?l=japanese

みたいなゲームだと思われたら、

 全く持って大違いだからだ。

パッと見どちらもファンシーテイストで、どちらもグラフィックはそこそこキレイ。BGMは寂しげで、3Dサイドビューのアクション、、、共通点は非常に多く見えるのだが、

 オリは7時間半ぶっ通しで「楽しく」プレイしたけど、

 ネバーアローンは最初の一本道で眠くて死にそう、、、テレビの中の分身は死んでた。

一体何がそこまで違うのか。見た目は好みがあるだろうから、極端に毛嫌いする人以外はさほどセールスポイントにも敬遠ポイントにもなるまい。BGMも、特に耳障りでなければ受け入れられるという人も多いはず。重要にして違うのは、、

・操作感
・テンポ
・メリハリ
・モチベーター
・緊張感

つまり、ゲーム性が全く違う。かたやネバーアローンはアイヌだかの眠い動画を挟みつつ、著しくシンプルなジャンプアクションで、全く変化もメリハリもない淡々とした平地を移動していくだけ
※これはやや極論だけど。
かたやオリの方は、

非常にクイックな反応で、ダッシュ時のマリオ並に速い移動速度と、「ややマリオジャンプ」。
※着地時に少しだけ手前に戻れる
序盤はジャンプ力もなく、アクション面ではややシンプルなゲーム性になるものの、メトロイドよろしく探索中にどんどん行動半径を広げられるアイテムが手に入っていくし、雑魚を倒すことで得られる経験値を自ら割り振ることによって、パッシブスキルもアンロックしていける。

 これが非常にデカい。

ともすればこういったメトロヴァニアは、アイテム探しや強敵での足止めによって、「手詰まり」に似た状況になりうるが、本作には「稼げる逃げ道」がある。攻撃スキル(攻撃力が上がる等)、探索スキル(マップにアイコンが表示される等)、補助スキル(任意で出現させることが出来るセーブポイントを出したときにHPが回復するとか、防御力が上がる等)の三つのスキルレーンを強化出来るので、いざというときの精神安定剤になる。
※スチームワールドディグだと敵の数が決まっていたけど、本作ではそんなことはない。もっともすぐリポップするやつと、なかなかしないやつはいるけど。

移動速度の速さは、そのままマップ探索の快適さに繋がり、広すぎず狭すぎないマップ
※ウェイポイントで飛んでいくことが出来ない仕様として
は、結果としてさまざまな移動補助スキル
※二段ジャンプや壁ジャンプなど
の快適さを満喫させることに繋がっている。これがもしそこら中にウェイポイントがあり、ひょいひょいワープできてしまったら、せっかく手に入れた移動スキルのありがたみが全くなくなってしまうし、プレイは味気ないものになってしまったはずだ。

 便利すぎないのが逆に良いこともある。

難度に関しては、もはや秀逸としか言いようがない。なぜなら、

 STEAMのコメントの大半の人が、「難しい」「歯ごたえがある」「折れてしまう人がいるかも知れない」と言いながら、

 全員クリアしている!

これはその昔堀井雄二さんが「みんなが『オレしかクリア出来ないんじゃね?』と思うくらいの難度が一番いい」と言っていたことに見事に合致する。

 ダークソウル並に難しいという人もいれば、初心者を心配する人もいて、僕も当然のようにかなり苦労しつつも、「折れる前に進めている」。こういうのは実は非常に希有であり、美しいチューンなんだよね。

特に最初のダンジョンである「樹」のマップの後半などは、アグレッシブなBGMとグラフィックの派手な演出
※それまでとは打って変わって、インパクトも絶大
の助けもあり、

 スゲェムズい!でも超楽しいからクリアしたくない!でもクリアしたい!でもムズいからクリアできねーーー!!つかオレはクリアしたいの?したくないの!?

みたいな心境になった挙げ句、まさかの、、、

 クリア直後にフリーズ!また(そこの)最初から!!

なんだろね、フリーズは決して褒められたことじゃないのだけど、
※3回経験。ひとつは「メニューにあるシーンをリプレイする」ヤツ。

 あまりに楽しかったから、もう一回やりたいとも思ったんだよね。むしろちょっと嬉しい、みたいな。つか、

 二回目もそうなったらマジ泣くとこだったけど、二回目は無事進んでくれた。

ちなみに本作は、オートセーブと任意セーブが両方あり、大きな節目は勝手にセーブされてしまう。

 オールクリア時も勝手にセーブされてしまい、かつそのゲームはもうプレイ出来なくなってしまう(らしい)。

まぁクリア前に「後悔の無いような」プレイを心がけたいという話。

まだ僕はクリアしてないけど、評価は、なんと★★★★!(ちょっとおまけ気味。前述の「樹の後半」が凄くよかったので「そこだけで+★」)とかなり高め。

欠点がないわけじゃないけど、
※再突入不可のダンジョンにHPMAXアップのアイテムを残してきてしまうと、もう取りに行けなくなったり、トゲなのか背景なのかわかりづらかったり

ファンシーな見た目に反して、「普通以上に楽しいメトロヴァニア」になってるのは間違いないと思う。1980円はインディーゲーとして安くはないけど、

 マイクロソフトスタジオのタイトルなので、プレステ+には絶対入らない(と思う)

10時間前後しか楽しめないと言えばそれまでだけど、スチームワールドディグの見た目をより豪華に、バラエティ豊かにし、モチベーターを厚くし、緊張感を上乗せしたような、「ついついがんばっちゃいたくなる感じ」は、本気で素晴らしいと思うし、導入の切ない感じがもはや別のゲームだったかのように思える派手なアクションの連続になる中盤以降こそがむしろこのゲームの真骨頂だとも思うので、

 ゲームPCかXBOXONEを持っていてサイドビューメトロヴァニアが嫌いじゃない人は、

 ぜひぜひプレイして欲しいと思うナリ。

※PCの要求スペックは見た目以上に高めかも。XBOXONEは、税抜2000円とSTEAMより少し高めだけど、フリーズとかの心配は少なくて済むはず。360もリリース予定だったみたいだけど、既に出ているかどうかは未確認。

つか始めてしばらくは「オリ」があのクマみたいなヤツだと思ってた人、少なくないと思うな。ちなみに英語音声で日本語字幕。字幕の質は可もなく不可もないレベル。マイクロソフトなので当然360コンにアジャストしてあります。

 言っちゃなんだけど、バットマンアーカムナイトなんかより全然こっちのが面白いからな。あくまでオレ基準だけどさ。

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