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2015年7月22日 (水)

RPGのストーリーって、、、

そんなに大事かね。

ゼノクロの感想読んでると、もう完全にというぐらい二分されていて、

 (ストーリーが)未完でそのフォローがないから最低

という人と、

 戦闘や探索が面白いから最高

という人の二種類で大別されてる感じ。

もちろん中には「・・・だけど」という人もいるのだけど、それでも最後の「是か非か」のジャッジは、この二択で為されてる感じ。「戦闘は面白いけどストーリーがクソだから嫌い」「ストーリーはよくわからないけどゲームとして面白かったから好き」、みたいな。

まぁ僕のブログを読んで下さってる方なら、僕がさしてRPGのストーリーにウェイトを置いてないことはご理解いただけてるとは思うのだけど、ふと振り返ってみてコンピュータゲームの(RPGに限らず)ストーリーでグッと来たモノってなんかあったかなぁって感じがする。

「ストーリー」とはつまりは「物語」というわけで、「エピソード」とは違うと思う。たとえばキャラクターの誰かが死んだことで泣けるほど盛り上がった、というのはストーリーじゃなくて演出とエピソードの結果で、たとえば起承転結がしっかり出来てて、中盤から終盤に掛けて「話を進めたくてつい先を急いでしまった」みたいなのが、まぁストーリーが良いということだと思うのだけど、

 僕の経験では極めて稀。

このブログはかれこれ9年やってて、相当な数のレビューやら感想やらを書いてきているけど、「ストーリーが最高」「ストーリーが良い」「ストーリーが素晴らしい」でブログ内検索しても、ひとつもヒットしない。
※これを書いたから今後はこのネタがヒットするとは思うけど。

というか、ストーリーが良いと感じたのは、

 PCエンジン「リンダキューブ」くらいしかパッと思い出せない。

ただ、正直この作品も「RPGの体裁はしてるけど、その実アドベンチャーゲームライクな内容」だった気もするわけで、アドベンチャーだったら、まぁスナッチャーとか結構良かったかな、とか思ったりするものもあるわけで。

っていうか、いつから「RPGではストーリーがキモ(もしくは最重要)」なんてことを言われ始めたんだ?って思う。始祖とも言えるウィザードリィもウルティマも、最初のは特に「お膳立てされた物語」が濃かったわけじゃないはず。わずかなテキストと想像力で、まさに「自分の物語」を紡ぐゲームがRPGだったはず。

百歩譲ってウルティマの4では、かなり濃密なクライマックスを迎えることが出来たけど、それもやっぱ物語ではなく、ひとつのイベント、エピソードみたいな感じだったと思う。というか、

 FF2で何とか言うヤツが死んだのが、「RPGの中の『ストーリー』の始まり」だった気がする。

テクニックやボスグラフィックではなく、テキストやキャラの演技で盛り上げる手法。正直最初はちょっと泣いた気もするし、声高に「ストーリーがイイ!」とか叫んでた記憶もあるけど、それは単に新鮮で不慣れだったからって気がする。

僕は小説を読まないから、いわゆる物語に触れるのは、マンガか映画、あと一部アニメが中心になるけど、それらに関しても、たとえば作画がいいとか、脚本がいい、声がいい、展開(ラブシーンとか)がいいみたいな断片的なパーツでの評価が多くて、物語として俯瞰したときに好印象になるものは実はそれほど多くなかったりする。

軽く例を挙げてみる。

たとえばジュラシックパーク。これはプロットとして「琥珀の中の蚊の血液」から恐竜を甦らせるというところが素晴らしく、あとはそれに肉付けをしていったに過ぎない。もちろん「肉の付け方」がよかったから、作品として傑作になったわけだけど、良いのは「発想」であって「物語」じゃない気がする。

うる星やつらのクライマックスは、僕が本当に泣きまくった作品のひとつなのだけど、あの涙は、ただ手の中にツノを握っていたからのものでは当然ない。そこまでの過去の積み重ね、あたるとラムの思い出が、そのまま僕自身のうる星やつらの思い出と重なって引き出された、「歴史の涙」で、これまた物語の善し悪しとはまたちょっと違う気がする。

逆に物語が良かったと言えば、アンジー×ジョニーデップの「ツーリスト」。絶妙な複線をラストで一気に氷解させる物語は、何度見てもウットリできるクライマックス。

つか、

 ストーリーが良い、というのは、つまりはクライマックスのまとめ方が良い、そこまでに至る積み方が良いということなんじゃないのか?

ウォーリーのストーリーも大好きだけど、あれも起承転結がしっかりした作品だった。静かに始まる序盤、イヴとの出会い、急展開の宇宙船、そしてラストの締め方。

 あんまRPGでそこまで出来てる作品、ないよね?

結局起承転結を丁寧に描くには、RPGの構造は不向きだと思うんだよね。プレイヤー次第で全然それぞれのパートの長さは違うし、難度に幅を持たせられるのがRPGの利点であると同時に、ファイナルバトルに達成感を持たせる難しさも併発してしまう。ラスボスを瞬殺したら、どうがんばったって話で盛り上げるのはムリでしょって思ってしまう。だったら最初から経験値のない純粋なアクションや、アドベンチャーにすればいいじゃんってなってしまう。

 だからむしろストーリーの善し悪しは、RPGよりアクションの方が演出しやすいのかも、とも思う。

ヒットラーの復活やスウィートホーム、もう覚えてる人も少ないとは思うけど、ファミコンのこの2作は、まだゲームにストーリー性を求める声が無かった頃に、演出と呼べる展開を折り込んで、傑作と呼ばれるに至った(気がするだけ?)。

FF7でエアリスが死んだとき、「まぁ死ぬよね」って思った。そういう気配が凄くしてたから。むしろドラクエVで結婚相手を選ぶシーンの方がずっとドキドキした。「まさかの展開」だったから。

ふと思ったけど、僕がRPG≠ストーリーと思ってるのは、テイルズシリーズをやってないからなのかね。昨今しっかり数字出してるRPGシリーズってこれくらいじゃない?FFなんて滅多に出ないし、そもそもストーリー性とシステムの良さの両方が高次元で求められすぎていて、結果ストーリーの善し悪しが語られなくなってるみたいなところがあるし、
※僕としては気楽でいいのだけど。

 僕がやってない間に「RPG=ストーリー」と植え付けたのは、テイルズだったりするのかな、とも。

なんかある?RPGで、エピソードではなくストーリーが良かったって作品。僕が忘れ去ってるだけなのかなぁ。

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コメント

初カキコです。
クロスは発売日に買ったのですが、
最近になってようやくプレイし始めました(汗)
自分は前作でファンになり、クロスも
非常に楽しみにしてました。でもPVを見て
これは続編ではないなーと感じてしまったためにプレイが遅れたのが正直なところです。
ストーリーのことをおっしゃてますが、
結局キャラに感情移入出来るかどうか
なんじゃないですかね。
自分はフィオルンが可愛いとかダンバンさんが
ベジータの声でカッコイイとかそんな
単純な理由です。これを感情移入と言えるのかは
わかりませんが。
正直、前作は機神界に入るとあんまり
テンションか上がらずEDまでプレイしたのは否めません(SFが苦手です)
巨神界が自分にとってはMAXでした。

クロスは今5章なのですが、フィールドの
マップセンスは相変わらず素晴らしいです。
惜しむらくは前作のサイハテ村のような
場所にまた出会ってないこと。

言いたいことが伝わってるのか
拙い文章でお恥ずかしい限りです。

投稿: デュラ | 2015年7月22日 (水) 18時10分

初めましてデュラさん、クリスです。コメントども。

僕がプレイを終えてるタイミングから始められるというのも、ある種のジェネレーションギャップめいたものを感じたりもするのですが(笑、楽しめてらっっしゃるのかしら。

「感情移入」という表現を使ってらっしゃいましたが、なんだろ、微妙に違う気もしたり。ただ、フィオルンは確かにかわいかったし、それによってストーリーが盛り上がったのも事実。違和感を感じたのは、

 僕は主人公シュルクとしてフィオルンを見てたわけじゃないと思うんですよね。

何というか、今僕が好きなアニメ・マンガに「俺物語」というのがあるのですが、主人公の二人がいくらバカップルを演じても、別段うらやましいとは思わないわけです。感情移入して楽しんでるわけではなく、単純に「そういうカップルを見るのが好き」な感じ。

演じてるキャラに魅力があり、好感を抱くことで物語そのものに価値を見いだすこと、それを「ストーリーが良い」とするなら、それは是なのですが、自分はやっぱちょっと感情移入とは違うかなぁと思ったりなんですよね。

前作のことはもうほとんど覚えていません。ただ、フィオルンが再登場して間もなくプレイを止めたのを覚えています。何つか、それこそ、感情移入というか、「オマエはオレの知ってるフィオルンじゃねぇ!もうやる気が超失せた!」みたいな。だからか余計に、

 感情移入度が高ければ、ストーリーを高評価に出来るとは限らない

とも思ってしまうわけです。というか、これは僕個人のわがままな性格に起因するところかも知れませんが、

 つまんなくなったら平気で飛ばしたり、読んだり見たりするのをやめたりする
※マンガやアニメ

んですよ。つまり、ストーリーへの依存度が(僕の中で)高まってしまうと、逆にその展開に魅力がなくなったとき、平気でゲームを投げることが出来てしまう。ストーリー依存度が低い方がむしろゲームとしては楽しみやすいってことが起こりうる。

もっとも無印を投げたのはそれだけが理由じゃないんですけどね。アイテムの処理が面倒になったってのも大きいです。

サイハテ村、全くおぼえてないです・・・。そこまで行ったかどうかも思い出せない。デュラさんが「どうクロスをプレイしてらっしゃるか」はわかりませんが、5章ということは、

 まだドールがなく、OCGがある段階

なんですよね。人によっては「インナーの頃が一番楽しかった」とか、「早くドール欲しい!」とか、「空が飛べるようになって印象がガラリと(良く)変わった」とかいろんなことを言いますが、結論、

 遊ぶ人の遊び方次第で、運良くフィットする進め方が出来たら満足度は高くなるし、でなければ不満が募る

当たり前のことを当たり前に書いてしまいますが、しみじみ思います。

僕は本作をクリアしましたが、別段ストーリーに関しての不満はありません。でもそれはさっき書いたように「満足してるから不満がないわけじゃない」んですよね。

余談ですが、デュラさんはモノリスのゲームをどのくらいやってらっしゃるかわかりませんが、決してどれもが傑作ってことはないと思います。ディザスターデイオブクライシスなんて明らかに黒歴史ですし、
※買って10分くらいで投げました(^^;
ソーマブリンガーとバテンカイトスは面白かったですが、後者は2作とも途中で投げてます。「ゼノ」シリーズの一番最初の「ゼノギアス」なんて、最初の戦闘シーンに行く前に、話がタルくて画面が見づらくて投げました。

ストーリーがどうのこうのってレベルで話が出来る人というのは、「ゲームはストーリーを語れるメディア」ってことを受け入れてる人なのかなって思ったりもしますね。

投稿: クリス | 2015年7月23日 (木) 21時42分

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