今日の出来事
今日は2015年7月21日。普通の日記である。だが、普通の日記を書くことは稀であるし、もっと言えば「普通の日記とはなんなのか」もわからないまま書き始める日記であるが故に、これが果たして「本当に普通の日記であるのか」どうかはわからない。
大阪仕入れだったので、いつものように目覚ましを5時55分と6時17分に掛ける。正確には設定してある二つの「大阪仕入れ」をオンにする。片方は起床時間で、もう片方は家を出る時間だ。この間22分だが、僕的にはこれがほぼベストと言える。前日にある程度準備はしているし、駅までのの途中にある一号線にフルで引っかかって1分40秒待たされても、3分ほどの猶予を持って間に合う。もちろん二つ目のアラームが鳴ったら、すぐさま行動を起こす必要はあるし、最初の目覚ましで二度寝は絶対出来ないが、この20年近くの間、ほぼ毎月のように
※多いときは月2回
行っていて、一度も寝坊で行かなかったことはないので、問題はない。
朝から既に日差しは強く、「今日は暑くなりそうだな」と感じさせたが、油断せずに長袖を着込んでいく。屋外では猛暑でも、行き帰りの電車、特に名鉄の涼しさ、むしろ寒さは異常なレベルなのだ。っていうか、
案の定行きの電車で凍えるほど寒かったし。
今日は夏物最終の仕入れであると同時に、冬物の先取りでもあった。行く前にある程度買おうと思うものをリストアップし、適当にこなしていく。ぶっちゃけ昨今の値上がりは著しいが、担当によっては、
血を吐いてくれる人もいて、3人の返り血で僕の白いシャツは真っ赤に染まってた。
これが比喩であることを説明する必要は、、、まぁあるまい。
朝9時からY社で仕入れを始め、11時にタイムサービス。その後いつも行く船場カリーで「ビーフちょい辛ルーちょい少なめ勘定先上様で領収書」と言う。領収書を貰うのは経費で落ちるからだが、ここはレシートが出ないのでしょうがない。ちなみに700円は安くはないが、
スゲェカレーが食いたかったので、これもしょうがない。
昼飯を食ったらO社で軽く仕入れ。しかしY社の冬物セールが13時からなので、そう長居は出来ない。「名古屋-新大阪」の新幹線チケットを1枚購入し、軽く肌着を購入してその場を後にする。ちなみに1枚しか買わないのは、帰りの電車を少しでも経費を削減&時間に余裕がある分、近鉄を使って帰るからだ。金額的には1400円くらいかな?新幹線よりは安い。
仕入れを終え、ブンイレで「カレー印」を二つ
※「横綱」のカレー味みたいなヤツ。超美味いが少ない。が超美味い。が少ない。
ゆずレモン、ムギチョコ、チーズポップコーンを購入。500円ちょい。
いつものように堺筋本町駅から日本橋に行き、そこから名古屋までの乗車券を買い、鶴橋のホームで特急券を買って乗り換えて名古屋へ向かう。
ちなみになぜ鶴橋のホームで特急券を買うのかというと、
他の買い方を一切知らないから。
もしかしたら本町からならもっと安くて簡単なルートがあるのかも知れないが、一度通ったことがある道以外なかなか怖くて通れない男である。小学校の遠足で、時間の都合上、回り道していたルートを、次回以降丁寧になぞって隣町まで自転車を漕いだ男である。
迷う方には結構自信があるのだ。
鶴橋に着いて、特急券を買おうと窓口に行ったのが3時5分前。アーバンライナーは毎時6分発なので、「これは良いタイミング」と思い、伊集院を聞いていたラジオの片耳だけ外して、お金と乗車券を出し、「名古屋まで」と言う。いつもなら、
全席禁煙ですが、○○時発でよろしいですか?○○円です。
全てYESマンで問題なく行程は終了するのだが、
今日は違った。
禁煙と時刻をやりとりしたあと、先方の電話が鳴り、「少々お待ち下さい」と数秒待たされた。まだ時刻には余裕があったので、さして焦ることもなかったが、その後駅員さんが告げた情報は、結構大きく僕の想定を逸脱したものだった。
「人身事故が発生したため、15時6分の名古屋行き特急は運行を見合わせています」
え?それってどうゆうこと?それって凄く待たされるってこと?
「復旧の目処は今のところ立っていません」
ええ?僕は一体どうすれば・・・
すぐ復旧するかも知れないし、全く復旧の目処が立たないかも知れない。10分で運行再開するかも知れないし、2時間待たされてなおダメかも知れない。
全く情報がない状況で、あなたなら待てますか?って話。
「払い戻しをご希望されるなら、いたします」
え?それっていくら?堺筋本町から日本橋までの分、日本橋から鶴橋まで乗ってきた分、鶴橋から名古屋までの分、鶴橋から新大阪までの分、どこをどう払い戻してくれるの?
僕はこういうイレギュラーな事態の対応に慣れてない。
つまりは、常識的な対応がわからなかったのだが、ダダをこねて必要以上に相手を困らせるのも違う気がしたので、とりあえず細かく聞いてみると、
・日本橋駅で買った2360円(日本橋-名古屋の近鉄乗車券)は払い戻せる
・ここから新幹線の新大阪までの分は自己負担になる。
・当然堺筋本町から日本橋までの分は(JRなので)払い戻せない。
まぁそんなもんか。幸い1枚はサイフに新幹線のチケットがあるので、それを使って戻ることを決断。
※次の仕入れの往路分だったが、それはまぁ妹が行く時にまた買ってきて貰えばよい
一旦払い戻して貰い、「今後の僕の身の振り方」を訊く。
「ここからまっすぐ突き当たりまで行って、その階段を上り、登ったところにいる駅員にこの券を見せて大阪までの切符を買って下さい。大阪から新大阪までJRで行って乗り換えて、新幹線で・・・」
・・・もう半分くらいわからなくなっている。
とりあえず話を終え、振り向いて歩き出すと、、、
僕の後ろにとんでもない行列が!
※隣の窓口と合わせて100人くらい!祝日だったのも輪を掛けた感じ。
うーむ申し訳ないやら仕方ないやら。そりゃそうだ。いきなり僕が話してる最中に「名古屋まで行けなくなった」んだから、ホームに居た「15時6分発アーバンライナー」に乗ろうとしていて、「待つ以外の選択」をした人全員がここに来ている。
軽く怖くなりながらも、ホームを歩き出す。すると途中で、
これでもかというくらいデカイ階段が目に入り、思わず登りそうになる。
が、「待て待て」と近くの駅員さんに「大阪に行くには・・・」「突き当たりの階段を上に・・・」
さっき聞いたことを思い出す。
階段を上って左右を見回すも、「どこにも駅員さんはいない」。が、やや遠い改札にそれっぽいシルエットが見えたのでそそくさと移動し、
「人身事故の影響で2360円の日本橋-名古屋のチケットを払い戻して貰ったのですが、僕が名古屋に帰るにはどうしたらいいですか?」と先ほど貰った券を見せる。こういう会話は割と得意な方だ。なぜなら頻繁に訊く人だから。
※なので交通事故とかで119に掛けたときとかもかなり冷静で応対は早い。
「一番向こうの緑の窓口にこの入場券(引き替えてくれた)を持って行って、そこで新大阪までの切符を買って下さい」
窓口はちょっと小顔のお姉さん(愛想は全く良くない)がいて、先ほどと同じ情報を提示し、「新大阪-名古屋」の切符は持っていると伝える。
「切符を拝見してもよろしいですか?」
というので見せると、「これで大阪市内は行けますよ」という。よかった。とりあえず余計な出費は「堺筋本町-日本橋」の180円だけで済みそうだ。
※時間とかは事故だし仕方ないし。
つかこんなブログ、誰が読んでるんだか・・・
まぁよい。「今日の出来事」を書くと最初に断っているのだから、読んでる人がたとえひとりもいなくても続ける。こういうとこ、無駄に意志が硬いのだ。
新幹線の席の予約はどこでしたらいいですか?と訊ねると、
こちらでも出来ますよ
というので、じゃあ、ということで、適当な時間のを取って貰うことにした。
ここからだと何分くらい掛かりますか?→40分ほどです。
おタバコをはお吸いになりますか?→吸いません
※これは絶対「禁煙」と言ってはダメ。喫煙と聞き間違えられたことがあるから。
お席は窓際と通路側どちらがよろしいですか?→なるべく階段に近いところで→それはちょっと、、、グリーン車が8から10号車ですので、11号車でよろしいですか?→OKです。
タイムリミットは50分ほどあったが、「それは僕が一切間違えずに乗り換えをして方向を間違えずに移動した場合」。
「僕はこれからどうしたら良いのでしょうか」
普通にこうやって訊く。
「そちらの改札を出て1番ホームから大阪行きの電車に乗って下さい。大阪で降りましたら7番ホー、、、」
「そこでまた訊くのでそれ以上はいいです」
長く聞いても覚えてられないのだ。
ちなみに今度は後ろに行列はない。
余談だけど、19時現在ネットで調べてもこの人身事故がどういったもので、影響はどうだったのかのニュースはない。わずかな時間で動き始めたのか、はたまた今なお止まりっぱなしなのかもわからない。まぁ愛知にいて大阪のニュースはそうそう入っては来ないか。
・・・
ホームで並んでいたヤングメンに「これは大阪止まりますか?」と訊ねると、「止まります」と答えてくれた。イヤホンしてたけど聞き直されなくてちょっとホッとする。つかこのヤングメンが結構爽やかなリアクションで嬉しくなる。あとついでに「なん駅くらいですか?」「7、8駅くらいだと思います」との情報も得て、心強さがブーストする。
鶴橋から大阪行きの電車に乗ると、軽いショックを受ける。
椅子の向きが変えられない。
片側2人×2脚が向かい合うような配置で両側に配置されていて、見ず知らずの人と向かい合うように座るフォーメーション。
ちょっと恥ずかしい。
つか隣の席なんて、スゲェ勢いでOLくらいの二人がしゃべりまくってる。
正面の二人は無言(知り合いじゃないし)。
軽いカルチャーショックを受けつつも我に返り、「降りたらどうしよう」と考える。当たり前だけど、
降りたところが「新大阪行きの乗車口」ではない。
時間に余裕があれば、適当に歩いて行って訊けばいいが、今回はそうは行かない。最悪便を遅らせるという選択肢もなくはないが、ひとまず出来るだけのことはしようと、、、
お隣の(ちょっと品がある)55歳くらいの奥さんに訊いてみることにした。
「ちょっとお尋ねしてもよろしいですか?」
「はい」
僕は「降りてからどちらに左右向かえばいいか」、どこから乗ればいいかなどを軽く訊ねたつもりだったのだけど、
スマホを取り出していくつも検索しては考えて下さって、
「降りたら右へ歩いて行って階段を下りたところに御堂筋線が通っているので、それで新大阪行きに乗ればいいと思います」
と教えてくれた、、、のだが、
その後もずっとこの奥さんは
※「おばさん」とは違う感じなのであえてこう表現
ずっと調べ続けてくれて、
あまつさえ降りてからも「この正面の階段を上に上って、、、」
と一緒に付いてきてくれた。
※右に歩いて下へ、、はどこ行った?とはちょっと思ったけど。
そこで僕に神の声が遠くから聞こえてきた。
「7番ホーム・・・がどうのこうの」
そう、さっきの小顔のお姉さんがそんなことを言ってた気がする!
7番に「新大阪」の文字を見つけ、「あそこですね!ありがとうございました」と告げつつ、「カレー印」をひとつ「これ、お礼です」と笑顔で渡してその場を後にする。「意外と美味しいわ」と思ってくれたらいいけど。
7番で今度は初老の男性に、「次の電車は新大阪止まりますか?」と訊ねると、
「止まるよ。でも向かいのホームの電車のが先に付くと思うよ」
ありがとうございます。
そして向かいのホームの電車に乗り、立ってる男性(イヤホン付き)に
「新大阪はなん駅目ですか?」
「次です」
爽やかに教えて貰う。
新大阪に着いてもなお自分の居場所がよくわからなかったが、なんとか新幹線の文字を見つけ、自分が乗る「380号のぞみ」を発見。ついに、
離れていた点と点が繋がる感じになった。
新幹線を降りたあとJR高島屋ビルにある書店で「俺物語」の7~9巻を購入。まんまと平置きされていてちょっとだけニヤっとする。
ちなみに名鉄も、目的の駅に止まる電車と止まらない電車が実はわかりにくく、
※急行の次の特急が必ず止まるわけじゃないので、急行に乗るべきケースと、急行をスルーして特急に乗った方がイイケースの二つがあるだけでなく、特急の車両編成では、並んでるところまで「車両がない」場合もある
前にいたお姉さんに訊いてみた。
「止まりますよ」
「ありがとうございます」
ちなみにこのお姉さんが、
今日何人も何人も訊いてきた人の中で、一番かわいかった。
そこ重要?重要だ。
後ろに並んでて思わずピアスガン見しちゃったわ。別にそういう性癖がある訳じゃないけど。
俺物語の7巻を読み、5、6巻ほどじゃないが十分満足。「スナの凄さ」が思いっきり出た巻だったな、と。
その後伊集院のラジオに切り替え聞いてたら、
※2015年6月8日の回
https://www.youtube.com/watch?v=gD6-ax4ac70
19分18秒くらいから
パーソンズ「ディアフレンズ」。
なかなか懐かしい「伊集院の」選曲だったのだけど、この曲を作ったエピソードってのが、
なかなか強烈かつ痛快でビックリするやらニヤけるやら。
僕は丁度この曲が高校三年でかなり音楽を聴いてた頃で、仲の良かった友達の薦めもあって僕のかなりこの曲が好きだったのだけど、
好きであればあるほどこのエピソードは衝撃的だと思う。
別れた旦那が、新しい彼と一緒に居るときに「ナイフで刺して」そんで作った。
・・・ハァ!?
「憎いというより寂しくなった・・」とか「痛いというより冷たい感じで、、、」とか、
コレのどこに「DEAR FRIENDS」な感じが入ってるんだよ!!
なんか今後この曲ニュートラルな感じで聴けそうもないわ。っていうかパーソンズで好きな曲はコレと「BE HAPPY」
https://www.youtube.com/watch?v=9tbC1VVYCpw
くらいしかないんだけど、本音を言えばボーカルのJILLが唯一リリースしたソロシングルの「TELL ME WHY」の方が好きだったりはする、、、のだけど、Youtubeだと「別のJILLさん」が歌う同名曲がヒットしちゃって見つからないのが残念。
ともかく、
そんな普通の一日だったわ。
家帰って「俺物語」の7巻をもう一回読んだ。8巻以降はもちょっと溜めてからにする。
つかこのレベルで毎日日記書いてたら、
日記代だけでも結構な額になるよな。
コンピュータがあってよかったな。あと、こんな僕に親切に教えてくれたたくさんの方々に感謝。事故がひどくないことを(ガラにもなく)祈ってみたりするよ。
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