ジュラシックワールド
オフの友人nori君が、「スゲェ面白かったわけじゃないけどアベンジャーズ2より面白かった。あとどうせなら映画館で見たい映画だった」的なことを言ったので、8割スルー体勢だったのを覆してみてきた。最寄りのイオンシネマは月曜が何時でも1100円+3D300円。他はモーニングショーとレイトショーという感じで、いつもだとレイトショーは「字幕のみ3Dなし」なのだけど、今回は吹き替え3Dがレイトショーだったので、それで見てきた。
ホントは月曜が休みだったので、その日にでも、と思っていたのだけど、あいにく月曜にはスクリーンが1番に格下げになってしまう。
※1番は296席、3番は416席
ということで、3番で見れる今日行ってきた次第。ちなみにアベンジャーズ2も3番スクリーンだった。っていうか、
大きいスクリーンで見ることが出来なかったという理由「だけで」ターミネーターをスルーしたくらいだから、スクリーンサイズというのはとっても(僕にとっては)大きな事なのだ。
ともかく、そんなこんなで見てきたのだけど、
まずネタバレ無しの感想で一番言いたいのは、、、
普通!
声を大にして言いたいこと、それは、
普通!!
悪くはないが、際だって良くもない。強いて言えば、
僕はどうやら3Dがさほど好きではなくなっていたらしい
ということに気付いたくらいか。
特に飛び出してくるような箇所は少なく、もっと言うと、
この映像ってどっか3Dなの!?
みたいな。「3D感」が薄いのか、僕がそれに気付けない
※脳が劣化してるのか!?
のかわからないが、とにかく3Dであることはほとんどプラスに作用しなかった。ぶっちゃけ価格にすれば、
30円分くらい。
300円はボリ過ぎという感じ。
話は、まぁ名のある原作があるわけじゃない、「映画用のソレ」なので、節々が適当というか、まぁその点ではアベンジャーズもさして違わないとも言えるけど、
とにかくバカが多い。
「それ言っちゃうの?この状況で!?」みたいなセリフのオンパレードで、
※特に前半
まんまとその結果が悪い方へ悪い方へ向かっていく感じ。そりゃ映画として「そうさせないとダメ」なのはわかるんだけど、あまりに露骨というか、
人が何人も死んでるのに金の話を出すのは無理があるだろ、と。
事件を隠蔽出来るほどの黒幕がいる演出もないし、そもそも誰が一番偉いのかもよくわからなかった。ハワードじいさんの「遺志」と「遺産」を継いでるのは誰なの?みたいな。
ただ、逆に言えばヒールが非常にわかりやすく、最初から最後まで徹頭徹尾悪いヤツなのは、子供向けとしてアリかな、と思った。特にサスペンス色を打ち出さず、派手な恐竜のアクションシーンをてんこ盛りにすることに注力してるというか、
ネタバレもくそもなく、死にそうな人はほとんど死ぬし。
ハリウッドのお約束キーワード「両親が離婚」「最初兄弟の仲が悪い」もしっかりあって、「またか」と思いつつ、「これは契約上入れざるを得ないこと」なんだろうな、と大人目線で理解したり。
今回の目玉は、遺伝子交配だか遺伝子操作だかで、「ティラノサウルスより凶暴で凄い恐竜」を作り出したこと。ただ、あまりにも荒唐無稽に感じてしまうレベルの「強化」もあって、何つかちょっと惜しい気もしたり。ネタバレになるので詳細は控えるが、この恐竜のスペックは「僕は」明らかに行きすぎだと思った。
つか後回しすると忘れそうなので、反転して書いておく↓
「カメレオンのように保護色で、自分の体温を操作してセンサーに映らなくさせることが出来、かつ他の恐竜と会話のようなコミュニケーションを取ることが出来る上に、普通に大きくてタフで、食欲のためじゃなく他の全ての恐竜にケンカを売るって、、、
イビルジョーみたいなヤツ。
体温操作だけはなくてよかったと思った。って話。それやっちゃうと「何で下げるべきタイミングだってわかったの?超能力?」みたいな感じで、冷めてしまう。もとからずっと低いままってわけでもないし。あと保護色もほとんど生きてないんだからなくていいでしょ、みたいな。」
とにかくさっき書いたように、「バカなヤツらがガンガン失策を重ねて、状況がどんどん悪くなるスパイラル」の映画なので、その点での緊張感がほとんどない。バカなヤツには同情出来ないし、それはすなわち「この人死ぬでしょ」って感じで見ちゃうから。途中2、3度コケオドシ的大きな音が鳴るシーンがあるけど、まぁそれはこういう映画のお約束だから加点も減点もない感じ。事前に耳抑えてられるレベルの「振り」もあるからね。
そんなありきたりな展開と設定に失速してるのをフォローするのは、
恐竜たちの映像、、、ではなく、
主人公オーウェン(クリス・プラット)のかっこよさ。
絶対どっかで見たことがあると思って、今調べてみたところ、、、
ガーディアンオブギャラクシーの主役だった!
ああ言われて納得。そうだこいつだった(年下なのでコイツ呼ばわり)!
声優も絶対聞いたことがあると思っていたけど、結局最後までわからず、スタッフロールで、
玉木宏!
ナルホド過ぎてうなる。つか玉木君の声優レベルはかなり高く、ローグギャラクシーの時も結構好きだったので、
二人の魅力がシナジーとなって、この映画に相応しい主役になってた。
ヒロインの方は、序盤かなり嫌なヤツで、ともすれば途中で死んじゃうのか!?
※ディープブルーの博士みたいに
とも思ったけど、中盤持ち直して魅力アップ。既視感はなく、調べても「スパイダーマン3のグウェン」くらいしかヒットしなかったが、作品が嫌いなので印象はゼロって感じ。
相手が恐竜なので、※以下ネタバレ反転
「人間は何も出来ないってのがシリーズの作風ではあったが、今作はまさかの『意思疎通』&『友好関係』」
それをエッセンスとしつつ最後に、
「レックスVSレックスのど派手なバトルシーン」
という盛り上げで締める感じ。
僕は割と荒唐無稽な展開におおらかな方だと自分では思っているけど、それでも本作のそれは、ちょっと気になったかなって感じ。いくらなんでも、
小学生が「いきなり20年以上前の車直しちゃダメだろ」。
逆に良かった点は、
ダレン・モーラン!にしか見えない水棲恐竜。
あと、
兄弟が逃げて「滝から飛び降りる時のインドミナスレックス。ここだけは、3Dで「うぉっ!」ってなった」
他はあんま覚えてないかな。
クリスの評価は★★。良かったところもあるけど、全編通してバカが多すぎて冷めちゃった感じ。何つか、
みんなもっと真剣にやれよ!人が死んでるんじゃねぇのかよ!!
みたいな。僕がひとりで勝手に入れ込んでるって言えば、まぁそうなのかもだけどさ。
あと1400円で少し高かった割に、大した3Dでもなかったのも減点対象かな。いつもの席(かなり前の方)で見た僕が悪かったのかもだけど。
スタッフロール後のおまけ映像はないので、気楽に席を立って大丈夫。まぁそう大した映画じゃなかったな。
以下ネタバレ愚痴。
この島でまともにヘリが操縦できるのがひとりしか居ないってどうなんだよ?あと2万人も来場客が居るんなら当然停泊してる船の一隻や二隻いて当然だろうよ?まともなホテルもねぇのかよ?なんで恐竜だらけの島で立ち入り禁止区域に平気で入っていけるんだよ。バカじゃねぇの?そもそも簡単に携帯が通じなくなりすぎだろ。殺傷能力がないったってもうちっとマシな武器があるだろうよ。あれだけの死人出しておいて、なんで普通に「恋人見つけちゃいましたテヘ」なラストでみんなからバッシング受けないんだよ。っていうか研究室にいきなりラプトル入って来る意味がわかんねぇし。あと何の根拠もなく手なずけられると思ってるデブの自信がわかんねぇし。ニオイを覚えて飛び出していくラプトルが、最初に嗅がされた「センサー点きの肉」に向かわないのもよくわかんねぇし、結構あっさり攻撃しまくってるのもよくわかんねぇし、4匹のうち1匹いつ脱落したのかもよくわかんねぇし、
ホントに水の中で死んでるのかどうか怪しいもんだしな。
ここだけの話、ヒロインのおっぱいの「ギニュー感」も気に入らなかったわ。
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