妄想の話その2
こないだの「闇の教室」の話に引き続かない感じで、別の妄想の話を書く。今回のソースは夢ではなく、
身近にあったリアル
例によって無計画無担保で進めていくので、どんな展開になるのか、僕も知ったこっちゃない。
娘の友人は何人か家に遊びに来るが、正直飛び抜けてかわいくて、「ちょっと引く」みたいなレベルの子はいない。というかそういう子はそもそも田舎にはいないとも思うし、どこかの芸能事務所に所属してたりするもんだろう。
しかし、どこに「その芽」があるかはわからない。まゆゆだってAKBに入る前はクラスでもかなり底辺に近い地味子だったわけで、重要なのはその子の心と周りの環境だろう。控えめに言ってやや太り気味の娘だって、がんばれば「がんばれるかも知れない」。
男子であれ女子であれ、アイドルに傾注している際は、少なからず「相手との妄想」の翼を広げたりもするだろう。もしクラスメートなら、もし友達のお兄さんだったら、もし実家が近かったりしたら、、、。
しかし、所詮は妄想。実際にはぱるると幼なじみだったりはしないし、居もしない姉貴が高校のミスコンで優勝したりもしない。あり得ないから妄想なのであって、妄想であるがゆえに「どんなシチュエーションにしたって構わない」。たとえば、、、
娘の友達の一人が、地元のご当地アイドルユニットにスカウトされ、インディーズではあるもののCDデビューをしたり、ラジオ番組を持っていたり、グッズの販促をしてたりすることだって、
妄想ならばいくらでも言える。
たとえば車で10分ほどのところに住んでいて、たとえば夜11時過ぎに娘とLINEで盛り上がり、「お父さんに変わってって」と娘が僕にスマホを差しだし、
「お父さん、もしよかったら迎えに来てくれませんか?」
と甘い声で頼んできたりしても、、、
何ら不思議はない。
アイドルなのに短パンで雑魚寝していても、家人の前でマイペースであっても、いきなり歌を歌い出したりしても、普通に「あざーす」って言っても、
むしろリアリティがあるくらいでちょうど良い。
「明日はレコーディングなんで、朝駅まで歩きます」と言ってもいいし、自撮りの盛り写メに「これはかなりかわいいね」と言ったら、ちょっとうつむきながら小声で「ありがとうございます」と言ったりもする。あまつさえ、
ウチの風呂に入ったりする!
真横に座ってる足の裏(生足)をくすぐったりなんかしちゃったりする。
どう?この妄想。凄くない?凄くリアリティがあると思わない?っていうか、
リアルに兄弟や親と同居してるアイドルの方が多いんだから、これが妄想でも何でもない人も相当数いるわけで。
もちろん中には距離が遠くて「友達の友達の家の近所に松井玲奈の家があって、、、」とか、
たとえそれが真実であったとしても、
※ちなみに真実なんだけども
実際さほど凄くもない。なぜなら、仮にあなたが僕の友達だった場合、あなたは、
友達の友達の友達の家の近所に松井玲奈の家がある
わけだから。そんなのは誤差でしかないのだ。
だが、「娘の友達が」
となると、それはそれで結構濃度が変わる。何なら、
「クラスメートの兄弟が自分の推しメン」
とかでもいいけど、ホントにガチで全国区のメジャーデビューしてたりするアイドルだったりすると、たぶんいろいろ不自由でコンタクトとかは難しい感じになっちゃったりするんだろう。
「ご当地アイドル」くらいが実はちょうどいい。
ありそうで無さそうなところがまことに良い案配。
ただ、
実際の話もしそれが本当のことだったとしても、たとえば自分がテレビに出ているアイドルがそこそこ好きで、たとえばCDを買ったりライブに行ったりしていたとしても、目の前の子は自分の推しメンではないし、「テレビの向こう側だからこそ」出来る妄想や、「非現実的なイメージのお仕着せ」
※今はないけど、昔なら「アイドルはトイレに行かない」とか
は出来ない。犯罪的なことは「妄想ですら出来ない」と思うし、リアリティを突き詰めれば突き詰めるほど、距離を置きたくなったりもする。面白い反面怖くなるし、楽しい反面対処に戸惑ったりする。
もしかしたらその子の裏には、ものすごい数のファンがいるかも知れないのだ。
っていうかもし逆の立場で、好きなアイドルちゃんの友達の親が、その立場を利用して好きなアイドルちゃんに近づいたりしてたら、
絶対イヤな感じがするはず。たとえそこに特別な好意がなかったとしても。
その気持ちがわかるからこそ、距離感に慎重になるし、
うれしさや楽しさと、居心地の悪さや腫れ物に触る感じが拮抗したりする。
事実を知る前、気軽に「写真撮らせて~」と言って収めた写真を見て、何とも言えない気持ちになったりする。ただ、
本人のモチベーションが高いうちは、心からがんばれ!って思う。
僕が総選挙のたびに目頭を熱くしていたのは、やっぱり彼女たちの「気持ちの強さ」に共感したからだし、男女問わず熱量を伴った気持ちの果ての行動というのは、たとえばその先がスポーツであろうと、アイドルであろうと、ゲームであろうとなんだろうと、やっぱり「いい感じ」だと思うのだ。
(卒業してるメンバーを見ながら)いつまでも持続できる気持ちじゃないことがわかるだけに、「前を向いていられるウチは」向き続けていて欲しいって思うんだよ。誰もが出来ることじゃないし、そこからしか見えない景色とかもきっとあるだろうから。
・・・
いやマジな話、ホントにそうだったら、何にも出来ないもんだぜ?テレビでアイドルがファンのところに行く企画とかあるけど、みんなよく「手料理作って欲しい」とか言えるよなって思う。推しメンだったら違ったりするんだろうかねぇ。
年頃の娘がスキャンダルで博多に飛ばされたり、丸坊主になったりする親の気持ちとか、いくら僕が想像力豊かでも、想像しきれないわ。
「娘の友達」くらいでちょうどいいよ。
どう?このリアリティ。▲▲。
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