スーパーマリオメーカー~その6~
今日は新しい面があるわけじゃないけど、あえて書く。なぜなら、書かないとネタがないから。
以前もマリメカの魅力がブログを書くことに似てるって話をしたけど、今朝その思いを再確認した。
ブログはテキストをただ綴ってそれを(PCなら)気楽にアップするだけだけど、マリメカのインターフェイスも、
※起動時のみ少々待たされるものの
概ねハイレスポンス。マップのロードも、セーブも、ネットへのアップも他のプレイヤーの面を遊ぶのも、
※これは特に凄いと最近改めて気づいた。ある面を遊んだあと、評価する画面になるのだけど、その際画面の下にスクロールで「ほかにこんな面も遊ばれています」と次々に表示されていく。これをタッチすると、
すぐ遊べる
それって凄いな、と。データ量が少ないからこそ出来る、たとえば闇雲にエリアを大きくしたり、縦スクロールとか「半キャラ置き」とか「自作サウンド(イラスト)貼り付け」みたいなことをしなかったことで、初めて実現してること、ある意味、
枯れた技術の水平思考
だよな、と。スーパーマリオというフォーマットもグラフィックもプレイフィールすらも「枯れまくってる」素材を、オンライン、共有、(ニコニコを端に発する)「作ってみた(踊ってみた・歌ってみた)ブーム」を絡め、最後に徹底的な「使いやすさ」
※ここま任天堂クオリティ。リトルビッグプラネットとは大きく違うところ。
に磨きを掛けて仕上げました、みたいな。
前も「20ドルが適正ってヤツは遊んでないんだろ」って話を書いたけど、
全然20ドルの内容じゃないって思う。
効果音、BGMだけ取っても、ここまで豪華なゲームは、
フルプライスのものでも少ないんじゃないか
「はてなブロック」で登場する初代レベルのドット絵キャラ99種。これらには全て、
・移動モーション
・ジャンプモーション
・急停止モーション(リンクだと剣を出す)
・固有モーション(レバー上。リンクだとトライフォースをかざす)
・開幕ジングル(アイテムを取ったときの音)
・落下死ジングル(被弾した場合はただのマリオに戻るだけ)
・クリアジングル(そのキャラのままクリアした場合に鳴る)
キノピオなど、通常のキャラとかぶってるものなどもなくはないけど、いやいやどうして、
誰がこれだけの物を作れるかって話。
アホウからしたら「だってそれはおまけでしょ?」って言うかも知れないが、
全然違うから。
これがあるからみんながんばって100人チャレンジを遊ぶ。強力なモチベーターであり、ご褒美があるからこそ、「有象無象の浅はかな他人のマップを能動的に遊ぶ」。
その構造が凄いんだよ。
仮に100体全てイージーでクリアした場合、8面×100で約800ものマップをクリアすることになる。
※ノーマルやハードならその倍の1600面。
中にはクリア出来ずに途中でゲームオーバーになることもあるだろうし、諦めたり「げんなりしたりして」他の面にすることもあるから、実質はこれよりもたぶん多い。
※99種のうち5、6種類は最初からアンロックされてるから。
まぁノーマルなら16面クリアで2個欲しかったってのは、前も書いたけどさ。
・・・そんな話がしたいんじゃなかった。
●自作面の画面写真が楽しい
前回アップした「その11」の画面写真。これが実に良い感じ。アラフォーだけなのかも知れないけど、この1枚の写真には、
愛と、郷愁と、ワクワクが詰まってる。
たぶんあの面ひとつ作るのに、3~4時間くらい掛かってる。ひとつひとつ作ってはプレイ作ってはプレイして、穴
※文字通り「抜け穴」。こちらのイメージ通りにクリアしてもらえるかどうか。クリアしてもらえない場合でも別の達成感が得られるかどうか。複数の解法があること自体は、マリオ本来が持っていた部分だけに大事にしたいし。
がないかを何度も何度もチェックして、自分のさじ加減ではあるものの、「難しすぎないか」を煮詰める。以前テラリアの時にも書いたけど、
難しくするのなんて簡単なこと。
トライアンドエラーを繰り返しまくる覚悟さえあれば、大量のパックンフラワーにバネをシビアな配置で置けばそれでできあがる。そりゃあ「クリア率0.04%」とかにするには、他にもいろんな「仕込み」が必要だけど
※たとえばそのクリエイターのネームバリューだとか、ニコ生やYoutubeでの動画アプローチだとか、友人知人の横のつながりだとか、、、つまりは「バックアップ」が不可欠
だけど、そんなんで出来た面が果たしてどれだけの人に楽しんでもらえるのかって話。
リスタートが一瞬だったら話は別だけど
★これ死ぬほど重要
あのクソ長いリスタートと、100チャレの条件「残機がある」ということが、こういった面の価値を、「僕の中では否定させる」。
死ぬのは楽しくないから。なぜなら時間の無駄だから。
だからとにかく僕の面は「死を否定する」。個人的には「タイムも無制限にしたい」くらいだし、
※むしろ設定出来ないのがおかしいとすら思うが。
中間地点がないことに関する不満も大きい。それさえあれば、
500秒使って最初のチェックポイントまで行けば、死んでもそこからまた500秒使える。
つまり、「濃密なロングコース」は、現状絶対に作れない。つまり、
なんだかんだ言って(僕に言わせれば)マリオメーカーは、「マリオしか作れない」。
※娘にも「父ちゃんのはぶっちゃけマリオじゃないよね」みたいなこと言われたし
でも抗う。なぜなら、
僕はマリオが(もう)好きじゃないけど、マリオメーカーを使って「マリオじゃないけど僕の好きなゲーム」を作ることが出来るから。
人生を無駄に使わせるゲームが大嫌いだから、僕の面はとにかく密度が高い。全世界で数百万ものマップが作られ、アップされているが、
僕の11面以上に単位面積当たりの仕掛け濃度の濃いマップは、たぶん「0.01%以下」だと思う。
※当然まだ一度も見たことがない。もしかしたらゼロかも。
何度も言うけど、「それはもはやマリオじゃない」。だから、敵を倒しながらジャンプを駆使してゴールを目指す、「本来のマリオ」とは、目指す快感も、楽しさのツボも全然違う。
もしかしたらだけど、ある意味「ゼルダのダンジョンを2Dサイドビューにした」ようなイメージに近い。
※ある種の「謎解き」「仕掛け物」だから。メトロイドとも違う
サイドビューだから当然アクション要素は増す。
つまり、難度も高くなる。
でも死ぬのは嫌いというアンビバレンス。
「自分で作れば、かなりそこを突き詰められる」
画面写真を見ると、中学生時代ワクワクしながらページを開いたファミコン雑誌や攻略本のイメージが、まるで昨日のことのようにわき出してくる。特にまだ直接出力出来なかった頃は、画面を直接カメラで撮影して、ハサミで切り貼りしたり、方眼紙に色鉛筆やマジックで書いたものが普通に雑誌や本になっていた。当然スコアとかもそのまま載ってたりするし、ズレてたりすることだってある。
でも今とは比べようもないほど「ありがたかった」し、「楽しかった」
狭く高密度な僕の面は、まさにそういう写真との相性がいい。小さなスマホの画面でも、全ての情報を表示出来るし、
※隠しブロックとかって意味じゃないよ?
初代マリオというシンプルなグラフィックも、「情報の取捨選択」という意味で、非常に相性が良い。要するに「見やすくてわかりやすい」。
それを見ながら、プレイをシミュレーションする感覚もとても懐かしく、心地よい。
「ここでメットを踏み損ねた場合、無敵時間内にあのドッスンを通過出来るか!?」
とか、
「メットを何度も繰り返し落とすことで、このブロックを全て破壊させ、ルートを確保することが出来るか?」
とか、
「あのPスイッチの切り替え時間で行動出来る範囲がこの辺りまでだとすると、ここに破壊可能ブロックを置くのは別パターン攻略の可能性が生まれてしまうか」
そんなことを考えるだけでも凄くワクワク出来る。
たった一枚の文字通りファミコンレベルのグラフィックの写真が、他では得難い強烈な「娯楽性」を醸し出す。
もしかしたらこれは「コンピューターゲームではない」のかも知れないが、「挙動を知り尽くしたスーパーマリオだからこそ」の娯楽性であることは間違いない。慣れてくると、画面を見た瞬間、
この高さは絶対届かないよな?
みたいなこともわかってくるし、たとえば移動する巨大ハナちゃんを見ただけで、
このハナちゃんが折り返すときに出来る隙間がイヤらしいな
ってことも、ある意味実際の緊張感とともにイメージが沸いてきたりする。
まぁそれが楽しいってわけ。
余談だけど、この11面は、グラフィックフォーマットを、いつもの「地下」ではなく、「お化け屋敷」にしている。見かけはそっくりだけど、音楽と「壊せないブロック」のグラフィックが違う。
その二つがまさに違い。
つまり、見た目はお化け屋敷のブロックの方が良くて、音楽は地下の方がいい。つか、音楽とか「任天堂ファミコンタイトルから100曲自由に使えるDLC」みたいなのが出たら、
是非とも初代ゼルダのダンジョン音楽とかにしたい。
雰囲気的にはずっとそれが鳴ってる感じなんだよな。
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現在10個アップ出来るうちの9個アップしてる状態で、前述の11面以外はどれも最低1つは「いいね」をもらっているため、削除するにもためらいが生じる。本当に気に入ったり、「どうやってクリアするのかわからないよ!」という場合は、面ごと保存して自分で「作る」を覗いてみれば良いのだけど、そうじゃない場合は、
いつ削除されても不思議はない。
メダルが増えたら作れる面の数も増えるんだろうけど、
いったいいくついいねをもらえたら増えるのか・・・
「いいね77個」の人はメダルが2個だったみたいだから、絶対ムリじゃないところだとは思うのだけど、
※現在40個くらい
いざというときのために1つは「空き」が欲しいしな~。「いいね」がなかったらロックンロールの面を削除しようと思ったのだけど、「職人」で見たとき、ああいうキャッチーで派手な面もひとつくらいないと、「それ(狭い面)しか作らない人」って思われちゃうかもだからな。まぁそれでも構わないっちゃ構わないけど。
あと、4面、10面、11面と、どんどん複雑化していくのも、我ながらどうなのって思う。新しいパーツがアンロックされるごとに面に「色気」を付けていくことが出来るのは楽しいのだけど、
※特に扉は嬉しかった。「ゴールポスト」を隔てた移動が出来るから。
一気にブロック置きまくって全てアンロックするのは、やっぱもったいないって思うし、
※つってもあと5個くらいだけど
凝ってる面が良い面ってわけじゃないからな。
まぁ「イメージ戦」するには凝ってる方が楽しめるけど。あと画面写真が醸し出すオーラも強いけど。つか最近なんてむしろ、
ファミコン版のグラフィックで、WiiU版の「壁キック」マリオが使いたい
って思うことすらあるからな。本来はクセが強くて嫌いだけど、「それをフィーチャーした面」は、それはそれで楽しそうかな、とか。
マリオメーカーの評価を★★★★に上げる。これは甘くないぞ!
つかマリメカのために中古のフォトショップ買おうかとか思ってるくらいだからな。
・・・今調べたら、(フォトショップ)5.0の1000円から、CS3とかの34500円まで「開きがありすぎだろ」って感じ。エレメンツとかライトルームとかだと何が違うのかもよくわからないし、ぶっちゃけ5.0でも機能的には平気なんだけど、
※そう大したことするわけでもないし。
エレメンツ9くらいの1200円のが高機能だったりするのかなぁとも。あとアドビは認証にうるさそうだから、新品のがいいんだろうなぁとも。
結局面倒になっちゃうパータンな。
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