マジカルミライ:初音ミクライブコンサート
プレステ+10月の無料コンテンツのひとつ。ちなみに通常のフリープレイタイトルは、翌月以降も会員であればプレイし続けることが出来るが、本コンテンツに関しては、
10月30日まで
会員であっても、翌月以降は見られなくなる模様。
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ぶっちゃけ僕はもう初音ミクから足を洗っているというか、わかる曲がほぼない。ロミオとシンデレラくらいで止まってるわけで、そう言う意味、つまりは「ファン目線」でこのライブ映像を見ることが出来ない層だったわけだけど、
いろいろ思うことがあってむしろちょっと面白い。
まず、何にも知らないというか、あまり知らない人からしたら、
「コンピュータが踊って歌ってるのを見て何が面白いの?」
と思うかも知れない。リアルな人間でなければ、別にビデオだろうとゲームだろうと大差ないじゃないか、何もお金出してわざわざライブで見るほどのことはないんじゃないの?意味わかんない、そう思う人も結構いると思う。
でも、たぶんこれはそんな話じゃない。全員が全員そうだとは言わないが、例えばAKBと初音ミクのライブの違いを考えてみると、、、
・どっちみち結婚したり恋人になれたりはしない
→どちらもテレビの向こう側の人であることに変わりはない
・口パクと動画の違い、むしろミクの方はバックバンドがリアルにやってる分、豪華ですらある
・ダンスを覚える「人としての苦労や努力」は、つまりはデータを入力する苦労や努力であり、ミスや忘れることがないのは、事前にそう言ったバグが起こらないように「より努力」しているだけのこと
・その場の空気として、価値観を共有する者同士が集まってほぼ緑一色のサイリウムを振り、MIXに近い合いの手を入れる感覚は、家でテレビの前にいては絶対味わうことが出来ない「娯楽性」を持つ
・知っている曲、好きな曲を、自分の知らない演出や環境で、大ボリュームで聞くことが出来る喜び。ましてやそのライブは必ずしもDVDやブルーレイになるとは限らない「希少性」も伴う。
・特に古くからのファンにしてみれば、文字通り「ゼロ」から生まれたデジタルアイドルが、こうして多くのファンに囲まれるまでに成長したことも、大きな感慨があるだろう。「研究生」からずっと見ていたメンバーがビッグになっていくのにも似た感覚があるかも知れない。
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面白いか面白くないかで言えば、面白くないかも知れないし、知らない、好きじゃない人が見ても、何にも楽しくないかも知れないが、それはつまりは演歌や民謡、ジャズやクラシックにフックしない人が、それを同様に感じるのとさして変わりはない。僕が言いたいのは、
彼女はデジタルではあるが、その後ろには凄くたくさんのリアルな人間がいる
ということだ。だからこそ彼女の一挙手一投足には愛が込められているし、振り付けひとつとっても、ゲームのソレとは次元が違う丁寧さがある。指とか瞬きとか口元とかを注視してると凄くそう思う。初期の頃のライブからしたら、文字通り成長を見て取れる。
ただちょっと僕がわからなかったのは、AKBに見られるような「スクリーンにアップで映される」ことがない点。確かに解像度やモデリングの精度が「バレやすい」のはあるかとは思うが、あれだけ大きな箱でやっていて、遠くから見てる人も多い中、顔のアップが全く見られないのは、「アイドルとして」どうなんだろ、と思った。デジタルだからこそ、そういうことを「しづらい」のも事情として分かるが、
見てる方は、彼女はもはや人形「ドール」ではなく、偶像「アイドル」。
だからもっと「人間として」「人間のやっているライブのように」扱ってもよかったんじゃないかって思った。スクリーンに歌詞を表示するとか、MCを挟むとか
※全部見てないので途中で挟まれるのかもだけど。
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AKBもときめきメモリアルも、ミニ四駆も遊戯王も、「内側に居ることが出来た人」は幸せだと思う。サッカーもラグビーもバレーも野球もフットボールも、楽しめる方が幸せに決まっている。だからこのライブに行って声が枯れるまで声援を送ることが出来た人たちは、間違いなく幸せだ。
見ず知らずの人が感動するほど「おいしい」と感じる生レバーに対して、レバーが嫌いな僕が文句を言う筋合いはない。
つか知ってる曲のひとつでもやって欲しいが、どうなんだろうな。
追記:ゲームやりながら見るともなく聞くともなく流してたら、ロミシンは掛かって、
さすがにテンションが上がった。
でもまぁそれくらいかな~。衣装がカワイイとかそういうのはあったけど、メルトやワールドイズマインのような衝撃はなかった感じ。つかゲームの方が面白くなって、終盤は、ほとんど耳に入ってこなかったってのもあるけど、、、。
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追記
未練があったので、後半もちっとしっかり見てみたところ、
・PACAGED
・ワールドイズマイン
の2曲が知っててかなりテンションアップ。ワールドイズマインはその振りも歌詞にフィットしたものが当てられていて、新鮮でありかつ心地よい時間だった。
最後は「ODDS&ENDS」という僕は知らなかった曲だったのだけど、
●ODDS&ENDS
https://www.youtube.com/watch?v=iOFZKwv_LfA
普通にかなり良い曲。
調べてみたらそりゃいい曲だよ、
RYOさんの曲だもの!
初めてミクを見た日から何年経ってるかわからないけど、
今でもRYOさんがミクの代名詞であることがなんだか嬉しいような、物足りないような、、、。
あと上で書き忘れてたけど、曲に合わせたサイリウムの色が凄い。何つか「よく教育されてる」って言うのかも知れないけど、ただ人に合わせて変えるだけでも十分凄いのに、
赤い衣装のミクの曲だと、サイの色が「赤と緑」だったりする!
なんかスゲェな。今のミク事情ってそんなんなってたんだなって感じ。
それと、「SWEET DEVIL」って曲の衣装がかわいくてよかった。っていうか、
ミクの胸の谷間初めて見たわ。
ああでもやっぱ古いファンとしては、アンコールでメルトを歌って欲しかった気がするな~。
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