ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス
スマホのアイテム課金ゲー。何となく目に止まったので入れてみた。ある意味「星のドラゴンクエスト」のリターンマッチとも言えたのだが、、、
今回は悪くない!
ただ、ぶっちゃけ導入の流れだけで言えば、
ドラクエとFF、ここまで似て来ちゃったのか!?
というほどソックリで、キャラが変わっただけかも?とすら思うレベル。何つかこれが今のスマホゲー(ソシャゲ?)のトレンドでありテンプレートなのかとも思ったが、
明らかに違うのは、こちらの方がスクリプトとテンポが良い
戦闘は極限まで簡略化されていて、進行役はあくまで主人公と「機械的なナレーション」。ドラクエの時に煩わしさを感じたキャラは存在せず、僕のようなジジイにもわかりやすい順を追った説明。
そして主人公達の掛け合いのレベルが高い。確かに堀井雄二御大ではないので、芸術や作品と呼べるレベルの美しさはないが、「FFらしさ」「ラノベっぽさ」がある今風の仕上がりはとても居心地が良く、ちょっとしたことでニヤッとさせる上手さは、明らかにこちらに軍配。
戦闘はシンプルなオートを中心として、要所要所でスキル、魔法を発動していくタイプだが、メインのクエストと、サブクエストとも言える「探索」にシステムが明確に分けられているのも良い。特に「探索」は、
僕が望んで止まなかった「稼ぎが気楽に出来る」仕上がり。
星ドラも続けてプレイしていればこういった要素がアンロックされたのかも知れないが、
そこまでモチベが持たなければ、すなわちないも同然。
メインではフィールド移動は一切無く、物語を綴る二人のデモと、数回のウェーブ×数回のクエスト
※ウェーブ中はMP、HPが回復しない。もちろんスキルやアイテムなら問題なく回復可能。クエスト終了時にMP、HP回復。街にも戻れる。
の構成で、それが一区切りすると、探索が「可能になる場合もある」。
探索は、フィールドマップを自由に移動し、最奥部にいるボスを倒せばクリア。倒せなければそこまでの経験値やアイテムが没収「されそう」なのが怖いには怖いが、今のところ経験はない。
「自由に」とは言ったものの、ランダムエンカウントのモンスターの出現数には限界があるようで、いつまでも稼ぎ続けることは出来ないっぽい。ただそれでも行動ポイントに見合うだけは十分稼げるし、ドラクエには一切無かったランダムエンカウントが、僕にはすこぶる居心地良く見える。
惜しむらくはその際の「移動操作」がかなり低レベルというか、「動かしにくく」、例えば建物の入り口から「半マス左右にズレていた場合」、移動速度が速すぎて「逆側の半マスズレ」に移動を繰り返させられてしまったりもする。要は、イライラする。多少のオート移動もあるので、時間を掛けてじっくり遊べば、体に操作が馴染んでいくかも知れない。
グラフィックはFF6レベルのモンスター&キャラクターグラフィックを、、、いや、どちらかというと、
2DのFFグラフィックをプレステ3レベルのハードで書き直したような
そんな懐かしさと豪華さが同居するもの。召還魔法は短時間で必要十分に美しく、効果も大きいし、レベルアップを実感出来るのも良い。
また、音楽も素晴らしい。FFと言ったらコレ、という曲が随所にちりばめられていて、「っぽさ」は満点の出来。効果音やジングルもらしくて、「FFをやっている」感は十二分に味わえるだろう。
課金要素は、例によって行動ポイントやレアガシャを回すためのものではあるが、これだけのクオリティならば、のちのち「1000円~3000円くらい投資してもいいかも」と思えるレベル。問題はそれまで僕のモチベーションをどれだけ維持してくれるか、だが、
午前中3時間くらいは一切課金しなくても気持ちよく遊べたので、
バランスとしてはかなり優れているレベルだと思う。もっとも、行動ポイントが足りなくなる前にランクアップして全快する、を繰り返せる序盤だけのことなのかも知れないが。
リリース開始は10月22日だったかで、まだ2週間ほどしか経ってないため、エンドコンテンツまで到達してるユーザーも少なそうではあるが、構成要素も豊富で、
※召還されるのが過去作に出てきた主人公クラスのメンバーというのもニクイ演出。
今のところのクリス評価は、
(操作し辛いフィールドを含めても)★★★と、かなり好印象。
マリオメーカーがやや失速してきたので、ちょっと他のゲームに手を出してみたい、そんな気持ちになってた僕の心に、まんまと滑り込んできた、そんな佳作という印象かな。
つか最大の欠点はタイトルが覚えにくいってことかも。
| 固定リンク
コメント