ワイルドスピードメガマックス
最新作が7作目、これは5作目にあたる作品。友人が「これが一番面白かった」というので期待して借りてきたのだが、、、
その言葉に偽りなし!!
うーむ面白い。そして、、、面白い!!何というか、ジャックと豆の木を見たときみたいな、「まだまだ僕の知らない面白い映画はあるんだな」という嬉しさ。当然当時は相応に話題に上ってたはずだし、そもそもシリーズ作も何作か普通に楽しんでみているシリーズであったが、
何のことはないずっと面白かったからこそ続編が作られていたんだな。
ターミネーターやトランスフォーマーと同じで、ニーズがあればリリースもある。消費者が欲しいものは提供される世の中。まさにソレ。
あらすじ的には、、、よくわかんない。とりあえず7作目で仲良くなってたヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンの出会いと、善玉が犯罪者スタート。
※つってもゴールも犯罪者だけど。
ついこないだ(96時間で&ランナーランナーで)見たようなスラムを舞台にしつつ、もうこれでもかというくらい車を壊す。数えてないけどたぶん100台じゃ利かないくらい壊してたと思う。
CGかどうか何てことは、、、途中で考えるのを止めた。
さすがに空飛んだりということはなかったものの、クライマックスの「あるもの」を引きずりながらのカーチェイスは痛快そのもので、そのバカバカしいまでの破壊に思わず笑みがこぼれる。映画というのはこうでなくてはな!と思わずヒザを叩く出来。
ヒロイン関係も非常に充実しており、主人公ドムの恋人だったミシェル・ロドリゲスは出演せず、
※この人はアクション女優としては及第点だけど、ヒロインとしては色気がなさ過ぎるんだよな。少なくとも僕にとっては、だけど。
代わりに二人の美人が起用。
ひとりは警官側の「新米」的な子で、今調べたら結構歳行っててビックリ(公開当時35歳)。吹き替えは新米っぽいたどたどしい感じで、
悪くはないが、これは素人だな
と思ったら、案の定武井咲ちゃん。いや、ホント悪くない。声だけで10歳若返ってる感じだったし、名前はエルサ・パタキーという子で、何とビックリ(二度目)、
クリス・ヘムズワースの奥さん!
※↑マイティソーね
ただスカイミッションには出て無くて、ユーロミッション(6作目)には出てたようなので、
次作で死んじゃうのかも、、、というブルーな推測が。
わかんないけども。っていうか今wiki読んでたら、「今作でドムの恋人になってることになってた」。ちょっとビックリ(三度目)。まぁイイ感じではあったけども。
そしてもう一人が、「水着担当」ガル・ガドット。特別美人ではないのだけど、日本人が好きそうな顔立ちというか、「概ね整ってる」感じで、これまた悪くない。
何よりアジア系の野郎と最後出来ちゃってキスシーンがあったことを大評価!
ポールは奥さん役のレギュラーとキスしまくりだけど、そのキスとこのキスは全然意味が違うからね!!
何つか、わかってるなーこの監督は!
という感じ。ただこのジャスティン・リン監督、ワイルドスピードの「3」「4」「5」「6」作と撮っていて、なぜかスカイミッションでは降ろされてるんだよな。一体何が悪かったのかって感じ。興収だってベラボーに良かったみたいなのに。
※制作一億六千万ドルに対し、興収六億八千万ドル。
時間軸的には、メガマックス、ユーロミッションのあと、3作目のTOKYOが入って、スカイミッションに繋がることになってるらしいが、
3作目で彼女たちや、ドウェイン・ジョンソンが触れられているわけもなく、
順番に見直そうか迷うレベル。
そうそう、あとひとつ気付いちゃったのが、今作で使われたポールのカットが、スカイミッションのラストシーンで使われてた。
ああこれか。これだったんだな。
って感じ。使い回しとかそんな下世話な話ではなく、純粋に「もういないんだな」って感じで寂しくなっちゃったな。冥福祈る。
・・・
クリス評価は★★★★。かなり高評価。隙らしい隙もなく、アクションも俳優も(特に分からないけど)CGの質もいい。テンポと密度も高めな僕好みの仕上がりは、気楽なアクション映画が見たい人に気楽にオススメ出来る内容。最初から最後まできっちり楽しめて、ホント大満足。直前に見た「ビッグゲーム」のストレスが吹っ飛んだわ。
追記
いつもは見ないのだけど、あまりに作品がよかったので、「監督コメンタリー」も少し見てみたところ、、、
CGとか言ってごめんなさいっ!
全部ではないにしても、「ほぼ実写」だったらしいっ!
凄すぎて、、、凄すぎるっ!!
列車に車を突っ込ませるところも、谷から車もろとも人間がダイブするところも、
全部実写でやってたんだと。
信じられない凄さ。そりゃリアルなわけだよ。迫力がありまくるわけだよ(^^。ここはお金が掛かったとか、ここは同時撮影だったとか、興味深い裏話盛りだくさんで、「監督として伝えたい気持ちもよく分かる」という感じ。あとたぶん「降ろされた」のではなく「自分から降りた」んだろうな、とも。やり尽くした感があったんだろうな、とも。
今作は過去作品のオールスターという赴きで、その上で強力な相手としてドウェインを引っ張ってきたのだという。「面白いのには理由がある」。当たり前のことを当たり前に感じて、同時に感心もした。
さすがにスカイミッションの「ライカンダイブ」は実写じゃないだろうけど。
でもこれだけの映画を撮ってるのに、それほど有名じゃないのが不思議。クオリティ的には「ダイハード4.0」とか「スピード」「ターミネーター4」くらいの凄みはあったけどな~。っていうかターミネーター4には全然勝ってるな。映画館で見たら絶対満点だったと思うわ。
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