PRESSURE-プレッシャー-
「ツタヤだけ」は基本ハズレ。
そんな言葉を噛みしめながら見ていた海洋サバイバル映画。パイプラインの修理の為、降ろされた潜水艇。しかし大きな音と共に母船との通信が途絶え、周辺を調べてみると、
クルーたちの死体と共に母船の残骸が。
引き上げて貰える可能性がほぼない状態で、「なかなかキツい」シチュエーション。っていうか、
「潜らなければよかった」という選択肢がないのがまずちょっとイイ。
クルーは4名。当然海底だから酸素はどんどん減っていくし、水温も低い。ぶっちゃけこのシチュエーションを「面白そう」と思ってしまった時点で僕の負けであり、「面白そうと思わせた」時点で、作り手の勝ちであるのだが、
全体通して割と普通だった。
主演はダニー・ヒューストン。どこかで見たことがあると思ったら、
ウルヴァリンをアダマンチウム入れて作り上げた博士?だった。
別に本作では悪者というわけではない。というか、本作はいたってマジメなサバイバルなので、エイリアンのような裏切り者が居るわけでもないし、サスペンスタッチの殺人事件が起こるわけでもない。
まぁ何人かは当然死ぬが。
つかこの感想は、「まだ見てない人」が面白いかどうか、「見るに値するかどうか」の指針として見つけて、読んでいる可能性も高いが、
これを見るなら「アビス」をもう一回見た方がいい。
ダニー・ヒューストンも悪い俳優ではないが、エド・ハリスと比べて優っているとは言い難いし、SFがどうにも嫌いでなければ、あっちの方が全然派手で楽しい。
潜水艇は狭いが、「ゼロ・グラビティ」
※サンドラ・ブロックの宇宙漂流映画
のように「超孤独」というわけではないし、空気はないが水があり、「可能性」という意味で言えば、全然宇宙より生還出来る可能性は高い。
「想定可能」なトラブルがいくつか起こり、それによってヒヤヒヤジリジリしながら時間が過ぎていく。特別派手なイベントはなく、母船が沈没するシーンもない。つまりは割とローコストで仕上げられたシチュエーション一点突破の作品であり、
クリスの評価は★☆くらい。
劇的につまらなかった訳じゃないし、期待過剰でなければ
※10点満点で5点とか期待したらそれはもう期待過剰。
それほど裏切られるわけでもない。個人的には「コトが起こる」までがそれほど長くなかったのも好印象だ。全体の半分までずっとキャラを掘り下げてたりする作品もありそうだが、そういうのはさすがに眠い。
ネタバレなので反転するが、一番気になった(=気に入らなかった)点は、、、
「一番最初に、深海から生身で急浮上すると、減圧が出来ずに必ず死ぬ、と言っておいて、最後全然それを臭わせず、普通に生還した点。あの説明は、『絶対不要』。あれさえなければもっと素直に見れたと思う。」
くらいかな。まぁ新作で借りるほどでは当然ないし、もっと言えば旧作になったらなったで話題のかけらもない作品で埋もれてるはずなので、きっと見ない。つまり、
見るなら、今僕のこの感想を読んで「2点くらいを期待して」見る奇特な方だけ。
だと思われるが、ちょっとだけサービスカットもあるし、
※決してハッピーラッキーなものではないが。
「絶対見ない方がイイ」というほど駄作でもないよ、ってところかな。
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