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2016年1月 7日 (木)

インターステラー

問屋の友人に勧められたかなりガチのSF。レンタル開始当時ツタヤの小冊子の表紙を飾っていたのでタイトルは覚えていたが、「あの」クリストファー・ノーラン監督作品ということで、

 思いっきりスルーしてた。

僕はダークナイトもインセプションも大して好きではないし、もっと言えば世間の「ダークナイト最高論」にも否定的だったからだ。

しかしスピルバーグやエメリッヒが常に好みの作品を撮れるわけでないように、ワイルドスピードがシリーズ全作傑作でないように、

 本作もまた、ノーラン監督の評価を大きく覆すものとなった。

結構長尺の映画なので、事の起こりは良く覚えてないが、とりあえず地球が砂漠化してしまう、文明が滅び、食糧問題、すなわち植物すら絶滅してしまう危機に瀕し、残された人類の一部が、秘密裏に地球外に希望を託す。
※「秘密裏」なのは、そのために大きな予算を割くことすら世論が許さない状況下だったから。至極まっとうな理由だ。

ある意味ヤマトであり、プロットとしては特に希有な物でもないのだが、重要なのはその見せ方であり、話の面白さだ。

プランAは地球外で人間が住める環境の星を見つけ、移住する計画。プランBは試験管に入った「人類の未来」を、彼の地に託す計画だ。

基本はみんなが生き残る未来、プランAを目指して進んでいくが、どうしようもなくなったら、そこでプランBにシフトしようというもの。

主演のマシュー・マコノヒーは一度も見たことがない俳優で、wikiを見ても知ってる作品がほぼない状態。ヒロインのアン・ハサウェイは顔で名前が浮かんだけど、密かに僕が見たことがある作品はゼロだった。つかこの人ってシルビア・クリステルを若くした感じで、日本人好みの顔って気はする。

他にもいくつかキーになる人物が登場するが、それらを明かしてしまうと完全にネタバレになってしまうので、僕がお伝えしたいことはひとつだけ。

 ハッピーエンドだということ。

スタッフロールの後におまけ映像はなく、2時間44分ほどの長い本編が終了したら、再生を止めて大丈夫。

 かなり長いだけで抵抗がある人も少なくないとは思うけど、

 これはマジスゲェ作品だから!

 絶対見た方がイイレベルだから!!

ただし、それには最低限条件がある。少なくとも「ノーラン監督が好きである必要は無い」が、

・ガチンコのSFに耐えられる

これは必要な素質。これは、宇宙とかワープとかの話に興味があっても、科学的とか理論的とかを口にして、ロマンよりつじつまを重視してしまう人には「向かない」ということでもある。

 あくまでフィクション。

だから、ところどころにどうしても無理を感じさせる設定や展開が出てきたりもするし、そこで正直
※序盤だけど「砂が入るのでお皿は下を向けて置いていた」ってのは、いくらなんでもあんまりだろうと思った。窓くらい閉めるだろうし、飯食うところの掃除くらいはするだろうよ、と。
微妙な気持ちになったりもする。

しかし、尺で言えば終盤2時間を過ぎた頃からの展開は、

 スゲェの一言!

どのくらいスゲェかと言えば、

 評価0点だったノーラン監督の評価を100点にシフトしたくなるレベル。

作品としてのクリス評価も★★★★☆と、フォースの覚醒と同等で、映画館でないことを考慮すれば、それすらも凌駕しているレベル。

正直中盤微妙な空気になったりもしたが、クライマックスが「良すぎて」、全体の評価がガツンと急上昇してしまった感じ。ある意味ギャラクシークエストのようなとんでもないカタルシスが待っているとも言える。

ぶっちゃけ、

 ノーラン監督、やれば出来るじゃん!

って感じであり、逆に言えばそれまでの監督作品が好きだった人には、もしかして受け入れられない、、、とまでは行かないまでも、結構テイストが違うなって思われたかも。つか僕にこれを勧めてくれた人も、決してダークナイトが好きだったわけではないし、同じくインセプションを評価してたりもしなかったし。

・・・

やや軽いネタバレ。読んでも大丈夫だと思う。

見終わった後言われてそうかもと思ったのは、「演技をしていない」という点。それは決して「演技が下手だ」というのではないのだけど、特にキャストの力で面白さや魅力が激増したということはない。面白かったのはとにかく「話」で、キャストやSFX、BGMは全てそれを支える裏方だったとも思う。もっとも、「その部分」に過度な期待を掛けすぎてしまうと、

 ガチのSF好きからは「甘い、甘すぎる!」って言われそうな気はするけどさ。

まぁ僕に丁度良かったってことかな。

書いてて今思い出した微妙な点として、「穏やかな夜に何とかんとか・・・」みたいな詩が何度か読まれるが、

 ぶっちゃけよくわかんねぇ。

アレ、必要だったの?って感じはした。ただ、あれがなかったら「つなぎ」の部分が難しくなった気もするので、「接着剤」としての意味はあったとは思うけどさ。

・・・

しかし疲れる作品だったな。映画館で見てたら、見終わった後足がガクガクしたと思う。手に汗握りまくりだったし、凄く興奮も出来た。

 傑作と呼んで差し支えない一本だった。

勧めてくれた友人に感謝しつつ、まだまだこれほどの作品が残ってることを喜びの言葉として、レビューを締めたいと思う。つかどこがレビューだったのかは、

 僕にも良くわからないが。

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コメント

ご無沙汰しております(^-^)/

凄いらしいですね、インター・ステラー。
2時間44分もあったとは…結構ありますね(笑)
確か、本棚のヤツ、ですよね…?
ネタバレサイトやら考察サイトまで読むほど気にはなっていたのですが、まだ未視聴です。
クリスさんが絶賛する程とは、やはり面白そうですね~(*´∀`)

投稿: C.C. | 2016年1月 9日 (土) 04時49分

どもですC.Cさん、クリスです。

時間から入っちゃうと「身構えさせてしまう」んですが、あくまでそれは本作の一面でしかないです。面白ければ長くても全然大丈夫だし、つまんない映画は45分だろうと辛いですからね。

ただ、正直ネタをすべて知った上で見て楽しめるかどうかは何とも言えません。自分はほぼゼロに近い知識、
※主人公が雪だか氷だかの星に立ってる写真と、監督がノーランだってことしか知らなかった
で見て満足したので、ある意味推理小説の犯人を知ってる状態だとしたら、、、素直にオススメは出来ないかも知れませんね。

あと、ブログでも書きましたが、かなりアクロバティックな展開もありますから、あまりガチを期待しない方がいいとは思います。「僕にはちょうどよかった」って感じですね。

投稿: クリス | 2016年1月10日 (日) 21時19分

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