ピッチパーフェクト
「TSUTAYAだけに当たりなし」そんな言葉を踏まえつつ店員さんと談笑しつつ「これはそこそこ面白かったですよ」と勧められたのが本作。最初は「PI」ならぬ「BI」、つまり、ビッチパーフェクト=完璧なアバズレ、みたいなタイトルかと思ってたら、「ピッチ」だった。つまり、
アカペラの映画だった。
正直期待を裏切る内容&方向性だったら、いつでも停止して見るのを止めようと思っていたのだけど、
のらりくらりと最後まで見てしまった。
その点ではまず十分過ぎるほど及第点。あと、
意外なほど途中で早送りさせない「間」の出来。
つまり、
スゲェダメなシーンで、「もう無理!」と思った瞬間に場面が切り替わるある意味上手さ。生かさず殺さずと言うか、、、
これでもかと(僕の嫌いな)マイナスの溜めが出てくるのだけど、
それを巧みにかわすテンポの良さ。そして、
主人公ベッカ(アナ・ケンドリック)のかわいさ。
いわゆる僕好みの、日本人好みのかわいさとは違うのだけど、
※具体的に言うと全くロリっぽくないし、顔が「ソリッド」で、アゴが尖ってる
オーラは十分。つかかわいいというより美人顔。
例によって静止画で探しても劇中の魅力の一端すら見つけられないと思うので、それはあんま参考にして欲しくないのだけど、
彼女のルックスとオッパイでモチベがキープされたと言っても過言ではない。
あと、
僕がハモネプが好きだというのも大きかったかも。
たぶん全部が全部メジャーな曲ばっかだったと思うのだけど、キーになる数曲を知らなかったのが悔やまれる。コレを全て知ってる曲でやってもらえてたら、たぶんもっと本作は楽しめるんだろうなって感じ。っていうか、
オリジナル曲だったかも知れないけど。
あと、「ホントにアカペラか!?女子の声か!?」というのが終盤出てきたのも気になったりはした。っていうか、
じゃなくてもいいんだろうけどさ。映画だから。
でもやっぱ実際のバンドなんじゃねぇの?って音が鼻ならぬ耳についたな。
話的には往年のスタンダードナンバーといった赴きのサクセスストーリー。歌でもダンスでも、スポーツでもいいけど、ダメダメチームがバラバラになりかけながらも団結して、最後は友情パワーで優勝しちゃいますというアレ(ネタバレもクソもないわ。どうせそういう映画なのはすぐわかることだし)。
なので、意外性はゼロで、もっと言えば、
とにかく早くマイナスの溜めを抜けてくれーーー!!と思いながら見てた。
逆に言えばそこ(抜けるところ)が一番良いとも言えるけど、まぁ主役が彼女じゃなかったら持たなかったのは間違いないかな。
正直言うと、最後優勝した彼女たちのパフォーマンスより、ライバルだった男子グループの方がグッと来たし、上手かったとも思ったけど、こればっかりは仕方ないところかな。
ただ、ボーカルの男の子(主人公の彼氏役)の声はすこぶる良かった。
ハモネプ見ててもボーカルがいいグループがやっぱかっこいいわけで、ルックスは△でも声で持ってかれた感じにはなったかな。
脇を固めてるメンツもまぁまぁ悪くなく、憎まれ役は徹底して憎まれ役だし、いい子はわかりやすくいい子だし。その点は安心して見られると思う。
主役の女の子にセックスアピールがあるので、女子より男子向け。でも物語的にはフラッシュダンスとかフットルースとかスチュワーデス物語とかの時代のソレに近いので、意外と女子向けでもあるという、ある意味どっちつかずな内容かも。
クリス評価は、、、やや悩みつつ★★☆かな~。6点にちょっとだけ届かない5点って感じ。その中の3点弱くらい主人公。ありきたりだけど安心感のあるストーリーは2点、ハモネプっぽい僕好みのプロットが1点加点で6点弱の5点って感じ。
ここまで読んで借りる分には何にも問題なく楽しめるはず。「2」も公開され、1以上に人気が出たらしいし、そっち見る前にこっち見るのは当たり前と言えば当たり前な話ではあるけど、
僕的には借りなくてもいいかな、とも思ったり。
つかベッカはホントに魅力的ではあるのだけど、、、特に顔と、胸元の肌のキメの細やかさが魅力的ではあるのだけど、つまりそれは、
若さがイイって話なんだよな。
この作品の時の彼女の年齢は25、6歳。正直大学生役としてはギリのラインではあったものの、肌の若さで踏みとどまった感じで、
もう少し歳取ったら、全く違う役が合う女優になっちゃうんだろうなって感じだった。
むしろもっと若かったときの彼女が見たかったって感じだったな。13歳くらいでジュブナイル系の映画に出てたら、もっとずっと強い光を放ってたって思うんだよな。
個人的にバスの中で歌うシーンが良かったな。
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