長男の話を少々

まぁプライバシーウンヌンのこともあるので、あまり多くは語れないし、オブラートに包まざるを得ない部分もあるのだが、、、。

ちなみに今年の成人式を迎え、ちょうど今日２／２２が彼の誕生日であるので、

　二十歳の誕生日おめでとう！

これは伝えておく。彼は多分僕のブログを読んでいるので、このメッセージは無事届いているはずだ。っていうか、２／２２にこれがアップされるのはたまたまと言えばたまたまなのだが、

　ふと自分の時どうだったかなぁと思い出してみたりする。

・・・

僕は１８歳の１年を浪人生活に費やした結果、どこの大学にも受からず、静岡県で小売店に修行に入り、ひとり暮らしを始めた。「修行」とは言っても、板前のように朝早くから夜遅くまでということもないし、漁師のように荒波にもまれることも、ラインで立ちっぱなしの作業をし続けるわけでもない。商品の値付けをし、接客をし、レジをし、普通に昼休憩やおやつ休憩があって、１日８時間の定時で上がれる仕事だったし、そもそも僕は「そう言う意味では」環境適応能力が高いので、大抵の所では楽しくがんばれてしまうのだ。

そこでの友達も出来たし、
※下は保育園から上は、、、僕が一番上だけど何か？（＾＾；。まぁもっぱらゲーム友達だからね。
同僚や上司に対する不満も「ゼロ」だった。ホントに楽しく仕事が出来たのだ。

汚いが安い町営アパートも住めば都だったし、実家にお金を入れなくて良かった分、かなりの額プライベートに使うことも出来た。

でも長男は東京暮らしなので、仕送りは必須だし、せっかく大学に入っても、、、自主規制、、、ともかく、僕とはいろいろと置かれてる状況が違う。

かみさんなんかは家計を預かってる手前かなりピリピリしてるし、実際働くなら働くで、仕送りを止めたい気持ちも強いんだろうけど、

　自分が出来なかったことを子供に強いてもな、と思ってしまう。

もちろんそんなヌルいことをいつまでも言ってはいられないとも思うし、実際の所いつ自分だって職を無くすとも限らない。つかブログとか書いてる場合じゃないのかも知れないのだが、とりあえずそれは今は置いておく。

つまり、今ウチの長男は、世間一般から見て決して「褒められた状態ではない」のだ。

まぁニートで引きこもりというわけではないが。

では一体何をしているのかと言うと、

　ここが非常に難しい問題なのだが、

　彼は今、というか今日（２／２０現在）

　とあるジャンルで、

　・・・この件に関しては去年も触れたんだけど・・・

　「日本一」になった。

つまり、「世間一般からは褒められずとも」「世間一般ではない分野で」ナンバーワンになった。

ちなみに以前も書いたが、僕が持ってる「自称日本一」の肩書きは、スーパーメトロイドで日本一早くミサイルをコンプリートしたことだけであるのだが、当然そのレベルではないし、自称でもない。

決勝戦はニコ生で放送され、優勝の瞬間は、かみさんと娘と３人で見守っていた。正直長男は社交性が高いとは言えないし、
※ふさぎ込みやすいタチなので
背も低く、お世辞にもイケメンとは言えないのだが、

　それでもチャンピオンってのはかっこいいものだなぁとみんなで拍手喝采だった。

最初隣の部屋のＰＣで見てたら、「プレミア会員以外以外は失せろ」と表示され、はじき出されてしまい、以前クリスマスにあげたタブレットで観戦し始めたときには、

僕「負けちゃった？」

娘「今負けた」

かみさん「え？わかるの？」

娘「だって一戦目負けて、二戦目僅差じゃ負けでしょ」

どうやら結果が出たところに出くわしてしまったらしい。なかなかチャンピオンにはなれないよなぁ当たり前だけど。つかこないだ成人式の時戻ってきたときも、「ライバルに負けそう」と言ってたし、去年リベンジするって言ってたけど、そう思う通りには行かないよなぁ、、、。勝った方スゲェ嬉しそうだし、長男めちゃどんよりしてるし、、、でも決勝まで来たってだけでも大したもんだよな。去年は準決勝敗退だったし、、、

　え？まだ一戦あるの？

つまり決勝だけ３本勝負で、かつ「合計点数」で勝敗が決まるというわけである。「２本先取」じゃなくてよかったなぁオイ！

３本目は、、、あ、もうここらで「何の日本一か」明かしてしまおう。彼は、

　某音ゲーのチャンプになった。
※明かしてねぇよ！

正直詳しくないのでよくわからないと言ってしまえばよくわからないのだけど、

　スゲェのだけはわかる。

対戦者は明るく爽やかで「へらへらしてる」好印象な人。コメントで「初見力が他の３人より低い」と言っていたのが勝因、、、だったようなのだけど、やってる最中は「負けてる？」とばっか思ってた。

　まぁ長男に負けず劣らずマイナス思考＜傷を浅くする努力を惜しまないとも言える。

ともかく、自分の子供が泣くほど喜んでる姿を見て嫌な気持ちなる親というのは、（例えそのジャンルが世間一般に胸を張れるものでなくとも）そうはいないと思う。

　僕には「おめでとう」という言葉しか出てこなかったな。

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誰がどう言ったって人生は本人のものだ。生きている限り明日は来るし、明日が来るなら笑顔で迎えたいのは誰しもが思うところなはずだ。かみさんは「未練もないだろう」と言っていたが、そう言うモンでもないと思う。ここがスタートとか言うつもりもないけど、「生きていく上で」明日に繋がる今日を、いろんな意味で無駄使いせずに、見つけて欲しいと思った次第だよ。

つか地元戻ってきたら一緒にゲーセンとか（特に人が出る日、出る時間帯に）行って、ギャラリー背負ってるとこ見てみたいと思ったな。ある意味「子供の金メダルを自慢する父親」の心境かも知れないな。

「非日常」という意味では、これ以上ない非日常な一日だったと思う。そういう日って一生の間にそれほど多くないし、一生残るもんだとも思うから、「（長男よ）よかったな」って思ったよ。

　ジャンルはともあれ、「子供が日本チャンピオン」ってやっぱ愉快だよな。

https://www.youtube.com/watch?v=SG1SPCwBlhw