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2016年2月20日 (土)

ニンジャタートルズ

細かく言えばティーンネイジミュータントニンジャタートルズ。昔はTMNTって言われてた頃もある作品。去年だかにCGてんこ盛りで(たぶん)マイケル・ベイにリメイクされた。

ぶっちゃけ借りるつもりは全然なかったのだけど、オフの友人のnori君が、

 悪くないよ

というので借りて見た。

ちなみにTMNT
※キーボードとPCの調子が悪いのでなぜか最後のTだけ大文字に
は、解毒薬の開発中、生物実験で強化されたカメが、非常に強引ながら一緒にいたネズミと一緒に忍者としての訓練を積み、世のため人のために悪者を懲らしめるという話。

 スゲェ強引ながら、いきさつが分かってちょっとホッとした。

「なんでカメが忍者でティーンネイジャーなのか」は、どんな説明だろうと強引さは否めなかっただろうから。

ヒロインはトランスフォーマーのミーガン・フォックス、、、っていうか彼女はマイケル・ベイと仲が悪くて降ろされたって言われてるから、やっぱベイ作品じゃないかなと思って調べたら違ってたな。

監督は、タイタンの逆襲や世界侵略ロサンゼルス決戦のジョナサン/リーベスマンという人。ロサンゼルス決戦はかなり戦争色の強い作品だったから、あんま参考になんなかったというか、

 まぁ子供向けと言えば子供向け。それもアメリカの。

ネズミ役の声優がどうにも下手で、

 浅野忠信かと思ったら、カンニング竹山だった。

竹山は嫌いじゃないけど、これは正直かなりしょぼかったな。浅野忠信並だった。

ヒロインミーガンの声優は「今は亡き」ベッキー。

こっちの声は別段問題なかったが、

 ルックスに問題があった。

もうトランスフォーマーの頃の面影は全くと言ってイイほどなくなっていて、かわいくないし、セクシーでもないし、色っぽくも魅力的でもない女性になってしまっていた。つまり、

 映画の中でヒロインのウェイトが高い僕にしてみれば、かなりしょっぱい作品になってた。

出てくる悪の親玉も、中盤から銀色の派手な鎧に身を包んでしまって結局最後の最後まで素顔は明かさなかったし、
※そのくせラストシーンで「まだ死んでませんアピール」してきたり。次作に対する布石かよ。
とにもかくにも、

 カメとネズミがグロ過ぎる。

元から魅力のあるキャラデザインではなかった彼らだが、実写になってその悪い面がむしろ際立っちゃった、ラムちゃん風に言えば「際立っちゃったっちゃ」って感じで、どうにもこうにもカッコ悪いし、愛せない。

中盤雪山を下る派手なアクションシーンも「悪くはないけどCG色が強すぎて、迫力がどこか薄っぺら」に感じたり、前半は前半で暗いシーンだらけとか、ジャーナリストであるヒロインが、編集長に全く信じて貰えない材料しか出さなかったりとか、
※写真持ってるのに出さないって意味わかんねぇし。

 僕的には違和感と微妙さが際立ってた作品だったな。

あと地味にヒロインにちょっぴり思いを寄せる同僚も、もう少しいいところというか、かっこよく仕上げてもよかったんじゃないの?って思ったりしたし、そもそもどうやって火事の中カメたちを年端もいかない女の子が逃がせたのか、なぜ火事の中そこにいたのか、なぜまず父親は娘を避難させなかったのか、っていうか娘も娘でなんでカメなんかより先に父親を火事から連れ出さなかったのか、、、

 つまりは、それほどまでにTMNTを構築するのは設定として無理があったという話。

スパイダーマンやバットマンを彷彿とさせるシーンも多く、それがパロディやオマージュになってないのも抵抗があったし、ポスターにもあり、劇中でも決めゼリフのように使われる「カワバンが!」というセリフも全然意味が分からない。

つまり、

・かっこわるくて気持ち悪い上にさして強さをアピールしてくれないカメと、

・声優がしょぼい割にジェダイ並の動きでなかなかかっこいいでもグロいネズミ、

・昔の面影が無くなって魅力が激減したヒロインに、

・非常に影が薄いパートナー、

・見た目子供向けで、特に剣を飛ばして戻す以外の必殺ワザのない悪玉、

・ありきたりの作戦(これは問題ない)、

・それなりの雪山アクション

以上。

という映画だったな。nori君が好きなのもスーツ系ヒーローに対する思い入れの違いや、元からの作品に対する知識みたいなものもあったかなと思った。っていうか、

 元々TMNTが嫌いだった人が楽しめる映画じゃあなかったね。

クリス評価は★くらいかな。

ネズミのアクションがなかなかかっこよかっただけ。っていうかあのカメたちのキャラクター:性格も正直受け入れられないわ。ティーンネイジャーというより小学生って感じだもの。まぁ小学生も大半はティーンネイジと言えばティーンネイジだけど。

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コメント

こんちはクリス。
ヒロインの劣化、カメとネズミのグロさ。
これを僕は全く気にならなかったんだよね。
ちらっとも思わなくて。
あと適役がごてごてした感はあるけど、それでも
かっこいいなと感じてしまった。

別の話だけど『バットマンVSスーパーマン』は劇場いく予定。

投稿: nori | 2016年2月21日 (日) 00時08分

ちすnori君、クリスです。やっぱnori君はあの敵のデザイン、好きだろうな~って「凄く」思いました(^^。

 いかにもだもの。

どこかジャパニーズ特撮ヒーローに通じる感じというか、ハカイダーほど洗練されてないけど、そっちのニオイがするというか。

だからnori君が支持したのは凄く分かる。でも僕は僕で、僕のイマイチに感じたところも自分自身よくわかるんだよね。ネズミとかはスチュワートリトルとか、レミーのおいしいレストランとかの方が全然好きだもの。あれは実際にネズミの被害にあったことがある僕としては、「許せない汚さ」だったし。

バットマンVS、、はスルーかな~。マンオブスティールのスーパーマンのルックスが悪いからというのが理由の全て。監督が誰かはちょっと気になるところではあるけれど、、、。

DVDの予告ではキングスマンが面白そうだったので、また借りてくる予定。これもアメコミヒーローみたいだけどね。

投稿: クリス | 2016年2月21日 (日) 01時14分

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