AIR
普通にググると全く違うアニメかゲームがヒットするが、今回のお題は、3/2にリリースされたばかりの洋画新作DVD。主演は(僕の記憶にはほぼない)ウォーキングデッドのノーマン・リーダスと、ワイルドスピード最新作やユアン・マクレガーのアイランドで、名前を覚えるレベルにお気に入りとなった黒人、ジャイモン・フンスー。
※ルックスはサミュエル・L・ジャクソンを柔らかくした感じ
ちなみに他のDVDで予告を見て借りたくなり、ツタヤに行ったが、
あったのはわずか1本だけ。
また、ウィキペディアの二人の出演作ですら本作の記述はなく、どれだけマイナーか推して知るべしという感じ。
あらすじ的には、核戦争時、有識者たちのシェルター管理を任された二人の男が、予期せぬトラブルに巻き込まれる話。
●トレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=Pb2fuFUwbRg#t=58
※残念ながら日本語トレーラーはない。さすがマイナー作品。つか他作品に日本語トレーラー入れるなら、Youtubeにアップしていても何一つ問題ないと思うのだけど、とりあえず見つからなかった。ちなみに主演二人のウィキペのみならず、作品としても日本語ウィキペディアに上がってないという本気のマイナー度合い。
タイトルからわかるように、「酸素の残りが少なくてヤバイ」系の映画で、限られた空間で生き延びるという意味では、こないだ見た「プレッシャー」にも通じるサイバイバル系だが、終始まとわりつくように出てくるジャイモンの奥さん(幽霊っぽい何か)が、ホラーテイスト、サスペンステイストを加味し、お金は掛けてない割に、そこそこドキリとさせる内容になっている。
オープニング、電子機器(スゲェ古そう)に灯が灯り、モノクロのブラウン管が戦争の起きた時代の古さ、そして時間経過の長さを感じさせる。二人のコールドスリープが開くと同時にタイマーが作動し、2時間の時間内に一通りの計器や、他のシェルターとの信号程度のコンタクト、外気の汚染度をチェックし、再度眠りにつく。酸素を無駄使いしないために、2時間後にはスリープ装置以外の酸素も止まる。なかなか「ハードな仕様」だ。
序盤ノーマン(役名は既に忘れた)が「いかにも悪役」という感じで始まるが、
※性格も軽く、いわゆるいじめっ子っぽいリアクションも取るため。
見ていくと徐々に二人の関係、事情が明るみに出てきて、派手さはないまでも悪くない感じ。
ちなみに、ある程度ネタバレを割けてるのは、見る人がいるかも知れないと意識してるから。つまり、
そんなに悪くなかった。
というところ。言ってもクリス評価は★★くらいだけど、全く期待せずに見始めた割には、まぁ良かったかな、って感じ。クライマックスは(あくまで自分的には、だけど)盛り上がる場面もあり、途中早送りしたくなることもなかった。
基本外界は死の世界で、かつシェルター同士が気軽に行き来出来る構造にはなってないので、例えばいきなり他の生きてる人が出てくることもないし、
※前述の幽霊?以外は。
ネズミ一匹動く物はない。まぁ「汚染物質」が空気中に浮遊してるくらい。
なので、ある意味危機的状況を演出するのが難しいとも言えるのだけど、まぁその割にはかなりがんばってたかなと思う。あと感じたこととしては、、、
ジャイモン・フンスーの鼻の穴が非常にデカいこと。表情が柔和で、アイランドの軍人の時とは似ても似つかないこと。ノーマン・リーダスが、ブロスナンの「スパイレジェンド」に出てきたルーク・ブレイシーに似てるなって思ったこと、さっきも書いたけど、機械関連が全て古くて、僕的にはとても好みの時代背景だったこと等々。なんつかどこか
「円谷SF」を感じさせるセット
だったんだよね。だから、
核シェルターに二人きり、サバイバルホラー、円谷SF
この辺のキーワードで興味がそそられるなら、借りてきても損はないかな、と思う次第ですわ。
つかノーマンかっけぇわ。これはルックスじゃなくて、演技がな。
| 固定リンク
コメント