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2016年3月 1日 (火)

サボタージュ

アーノルド・シュワルツネッガー主演のサスペンスアクション。

 今日3本目のDVD。

まぁ大したことない映画だった。

麻薬捜査官のジョン(シュワ氏)は、マフィアの2億ドルから1000万ドルだけちょろまかす計画を立てる。が、取りに行ったときにその金はなく、ジョンは立場を追われる。半年後証拠不十分で釈放され、以前のチームを再結成するが、時を同じくして仲間は次々と何者かに殺されていく。

誰が犯人かわからないという点では、「サスペンスではなくミステリー」であり、ウィキペを見たらまんまと「アガサクリスティのそして誰もいなくなったを原案にしている」旨の記述が。

 つってもそっちは全然知らないのだが、
※うる星やつらで「そして誰もいなくなったっちゃ」があったなぁくらい

ともかく、かっこつけたあだ名をメンバー全員に付けて紹介した割にそれが意味を持つことはなく、シュワ氏はこれより後の作品であるターミネーターより遥かに「ジジイ」に撮られていて、魅力もない。

一応女性警官のキャロラインがわずかながら花を添えるが、言っても中年。
※アン・ハサウェイを20歳歳取らせた感じなので美人は美人。
基本は「誰が狙ってるのかわからない」をキモに進んでいく。

殺される死体はどれも特徴的で、

 「なぜか」線路の上に止めてあったキャンピングカーが、列車に衝突されて死んだり、
 ※なぜそこに止めてあったのか全く理解出来ない。つかハンドルが壊れてることもそうだけど、「どうやってそこまで来たのか」がわからないし、内部からドアが開かないのもわからないし、列車が迫ってきてるのに真正面にいるのもわからないし、窓から逃げないのもわからないし、その列車がブレーキを掛けないのもわからないし、その列車に関する調書うんぬんが一切ないのもわからないし、、、

 ミステリーと言えばミステリーだが、適当と言えば適当。

二人目が天井に張り付けにされて殺されていたのもなんだか宗教的な感じがしつつも全く意味がなかったし、ただ殺せばいいだけじゃない特別な理由が「内蔵えぐり出すほどの理由」があるとは全く思えない。っていうか、

 かなりグロ。

平気っちゃ平気だけど、気にする人は気にするかな、と。

こないだ見たシャイアの「ディスタービア」ほどオカルティックではなく、怖くもないけど、かといってアクションシーンが凄いわけでも、

 マシンガン使う戦闘が盛り上がるわけでもない。

まぁライフルや拳銃も使うけど。

「何者かに警戒してワナまで仕掛けてる」メンバーが、あっさり別の殺し屋に殺されてるのはともかく、その殺し屋が別の誰に殺されたのかとか、

 事実じゃない映像まで折り込んであるっぽくて面倒。

なんつか見てる側を混乱させようとしてると言えば、まぁそうなのかも知れないけど、ユージュアルサスペクツとは比べものにならない「ちんけな」ミステリー感満載。

最後の最後オチまで見てもカタルシスがあるわけでもないし、シュワ氏も別段かっこよくもないし、それっぽいセリフで「麻薬捜査官は家族なんだ、、、」とか言う若造。オマエ何しに出てきたんだよって感じだったし、

 TSUTAYAのスタッフとの会話で、「3本あるってことはそれなりに面白いのかねぇ」なんて自己解決して借りてきた自分を呪いたい。

 ただシュワ氏ってだけで3本置いてあるだけの映画だった。

クリス評価は甘めに見て「0点」。良いところを探すことは不可能で、コレを見るくらいならユージュアルサスペクツやグランドイリュージョンを10回見た方が人生に対してプラス。よくもまぁこんな内容で作る気になったなぁとおもったけど、

 監督、僕の好きなワイルドスピード一作目の共同脚本もやってる人。

つかワイルドスピードの中でも「ダメな部分」の脚本がこの人なのかも知れないな。
※他にはブラピの「フューリー」、キアヌの「フェイクシティ」なんかの監督。地雷踏まないようにしないとな。

まぁ見る作品どれもが傑作ってわけにはいかないわな。

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