ピッチパーフェクト2
映画の感想はどうしても短くなりがちだけど、そもそもエクスヴィアス関連のネタが長すぎるんだよな。
ピッチパーフェクトは、アカペラを題材にしたアメリカ映画。主人公は大学の女性アカペラチームのリーダーで、2作目の本作では、卒業後、夢である音楽プロデューサー業への道との掛け持ちに揺れ動きつつ、世界一のアカペラチャンピオンを目指す。
ジャケ写で主人公ベッカのヘアスタイルが「編み込み?」みたいになっていて、「かわいくねぇなぁ」と思ってたら、それは極々一部で、概ね前作通りのかわいさ。ただ、完全に彼女中心だった前作と比べると、新キャラや、もう一人の主人公とも言える「デブのエイミー:ファットエイミー」のエピソードが掘り下げられ、かつメンバー全員の「ファンムービー的なショット」
※プロモーションビデオみたいなカメラワーク。AKBのヘビロテみたいなシーンもあったし。
が多く、内容的には、
完全に薄まっている。
正直借りるつもりがなかったのだけど、もし自分の知ってる洋楽がイイ感じにアレンジされてアカペラで聴けるなら、それはそれで聴いてみたい。つまり、
その一点突破を期待して見始めたのだが、、、
・・・僕が聴いたことがある曲、、、1曲くらい、、、
何つかスゲェ残念。まるで高校の文化祭のバンドで、知らない曲を肩に力入れまくって歌われてるような疎外感。
あと、今回ライバルになるドイツのチームが、
メインボーカル女性のルックスはいいのに、歌は知らない踊りは微妙。
何が微妙って、「そんなに揃ってないのに」バッチリ!みたいな?「大して上手くないのに」超上手い!みたいな。
白けるだけ。
何つかこういうダンスっていくらでも撮り直し出来るはずだし、今だったらCGとかで多少の修正も出来ちゃうはずなのに、
なんでこんなレベルでOK出したのかが分からない。
ホントにプロフェッショナルなダンサーのモーションをキャプチャして全員のモデルの骨格に入れたりとかはダメだったのかね。
その点まだ前作のライバルチームのが歌もパフォーマンスも良かったと思う。
つか最近はテレビのバラエティ番組で、「鮮度の高い」プロジェクションマッピングを使うダンスパフォーマンスチームをいくつも見せられてるから、その分ハードルが上がっちゃった感は否めないけども。
結局何カ所か数分飛ばしで見ちゃったわ。テンポも「前作ならここで切り替わる!」というタイミングから0.5秒遅いとか、「3秒遅い!」とかが散見され、その点でもかなりウンザリ。もう飛ばすしかないって感じになっちゃったんだな。
・・・ただ、
そうは言っても最後のパフォーマンス、そして曲は良かった。
何か「この曲が出来たから、2作目を作ろうと思った」んじゃないかというくらい、曲ありきのパワーというか、「感動」があって、
いつの間にか泣いてた。
そこまであんなにこき下ろしてたのに、何かスゲェ感動してた。感動してる以上、画面のキャスターが「感動しました」って言われても、全然白けない。確かに感動しちゃったんだもの。
でも良かったのはホントにそこだけ。スタッフロール中の映像も超蛇足でストレスフルだったし、クリス評価は(良いところを評価しても)★くらい。全くオススメは出来ない。つかさっきも書いたけど、
僕の知ってる洋楽(極めて少ない)がもっと流れてくれれば、、、つまり、
日本人が同じ映画を作ってくれれば、本作より遥かに楽しく、そして強く感動出来ただろうなって思ったな。
残念。あと相変わらず下ネタが多い。僕は平気だけど、ダメな人はダメだろうな。
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