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2016年5月28日 (土)

クリーチャー系映画3連発

ゲームしながらでも出来そうな、「気の抜けた作品」を借りてきた。とりあえずモンスターズ新種襲来に続けて見たのだが、

 アレより全然マシ。もっともこれを書いてる時点ではまだ↓しか見てないのだが。

●ラプター

ウィキペディアに作品名も、一番有名だと思われるマイケル・マドセンの出演作品リストにもその名のない、かなりマイナーレベルの高い作品だった。RAPTORとは、猛禽という意味らしく、ワニがメインのクリーチャー物としては、なかなかシンプルでイイ感じのタイトルだ。つか、

 パッケージのワニはスゲェデカイんだけど、劇中のヤツはかなり小振り。

「体長6mにも達する!」と言われても、「え?6m?」って感じで、もっと言うと劇中の解説にも、

 「通常5mほどまでしか育たないが、ヤツは6mはあった!」

という何ともステキすぎる解説が。まぁ確かに人間で2m40cmとかあったら、ビックリはしますけども、、、。

ちなみにジャケットのヤツは上半身?しか映ってないけど、少なく見積もっても30m、下手したら50mあってもおかしくないような巨大なヤツ。

 広告に偽りあり

と言いたくなるけど、C級クリーチャーにそんな目くじら立ててもって感じ。っていうか、

 何だろ、結構いろいろ言いたいことがある映画だった。

それは必ずしも悪口ばかりではないのだけど、、、とりあえず箇条書き。

・オッパイはない

・タイが舞台らしく、主役のイケメンと、その弟、先に挙げたマイケル・マドセン(ワニハンター)の3人以外は、ヒロインを含めみんなアジア系。それもほとんどかわいくない上に、ほとんど水着にすらならない。

・悪役が安っぽい。でもって死に様も安っぽい。

・ワニが小さい。が、「とてもCGとは思えない!」※実際ほとんどCGじゃなかったらしい。結果として絵的には全然安っぽくなってなかった。「実写が最強だからね!」。

・あんまり人が襲われまくったりはしないが、こういう作品では極めて珍しく、

 子供が食われる。

これは結構衝撃的。

・善玉はほぼ全員無事。

・ワニがどうこうじゃないパートがスゲェ長いが、主人公のイケメンがかなりかっこいいので
※ジュラシックワールドの主人公みたいな面構え。
結構間が持つ。やっぱかっこいいは正義だな。

・画面比率が4対3。いつの映画だよ!?DVDは2008年くらいにリリースされたものみたいだけど・・・

 そして極めつけが、

そのメインのワニ、ラスト数発の弾丸で死んじゃいます!

何つか格闘とか爆破とかそう言うの全然なし!主人公が噛まれて、ピストルを撃ち込まれ、硬直だかなんだか知らないけど口が開かなくなり、

 「このままじゃ窒息しちゃう!」ってオイ!

強めのショットガンを口の中にぶっ込み、無事開いて「アーヨカッタネ」。

 よかったけども!

・・・

全体的にも「新種襲来」よりははるかによかったし、リアリティ溢れるワニは、最近のヘビやサメの興ざめ、、、サメだけに!興ざめ!的な!CG造形とは比べものにならないくらいかっこよかったのだけど、

 オッパイは欲しかった!

あと、

 もっと派手に戦って欲しかった!
※相手が本物のワニじゃ、派手にしようがないとも言えるけども

クリーチャー系映画に飢え死にしそうな人にはオススメできるけど、クリス評価的には★☆ってところかな。とにかく「この辺りにはワニが出るから子供を船に上げなさい」と沿岸警備隊に言われ、「ワニが?マジで?」みたいな父親と、「すぐに上がりなさい!」という母親を前に、

 「まだ泳いでたーい」

ってふてぶてしいガキが食われたところが最高によかった。大人の言うことは素直に聞くもんだ。でないとワニに食われるぜ!?

●トルネードインセクト

打って変わって「CGでございま~す」な作品。殺虫剤に変わる害虫駆除として開発された新種のイナゴが、トラブルで施設から逃げ出し、人間を襲う、というもの。

一番最初、わずかに実写の昆虫が映るものの、他は「動いてるのは全てCG」「止まってるのは全長25cmほどの作り物」と潔い住み分けで、イナゴだけでなく、ヘリや建物など、お金の掛かりそうなカットは全てCG。クオリティはPS2レベルかな。以前見た氷河期になる映画や、メカシャークVSメガシャークと同レベルの、

 チープなチープなクリーチャー物。

前も書いたけど、CGで再現出来るようになってこのかた、こうしたクリーチャー映画は品質低下の一途をたどってる気がする。それがハリボテだろうとラテックスだろうと、リアルな造形物のが「大抵は」素晴らしい。というか、

 素晴らしくなくてもリアリティがある。

主人公は昆虫学者兼、有機栽培の安全な農薬を売るイケメン。ラプンツェルのイケメンに似てるけど、別のもっと有名な誰かではない。

どこをどう褒めようとしてもなかなか褒められるところがない駄作なのだが、ゲームをやりながら見るならまぁ、許せなくもないかな、って感じ。サービスカットはないもののイケメンの恋人はまぁまぁ美人だし、こういうクリーチャー映画にありがちな死に方のバリエーションもいくつかある。悪者が普通に死ぬのもまぁホッとするし、

 優も良も可もないけど、不可も少ししかない

これを見るくらいなら、随分前に見た「巨大毒蟲の館」
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2014/04/post-aea4.html
の方が笑える分だけマシ。ビッグバグズパニックの方が遥かにマシ。スパイダーパニックやアラクノフォビアはむしろ傑作って感じかな。

クリス評価は☆。★くらいを期待して見たら、そこまで行かなかったって感じ。主人公がイケメンだったのはよかったけど、見た目だけで言ってることがちっとも説得力が無くカッコ悪かったのが残念。あと「無農薬の食べ物しか食べてないから襲われなかった!」ってのもいくら何でも無理あるだろ、とも思った。あとフロントガラスを突き破ったり、人間の体を突き抜けたりするヤツがいる一方で、「車の中ならもう安全」みたいなのが同居する違和感ね。

 まぁ言わぬが花なのだろうけどさ。

●マンモス

そして3本目がこちら。これはもうね、

 いろいろひどすぎて絶句。

何か日本のバラエティ番組が作ったんじゃないかってレベルのやっつけ感、テキトー感。

みなさん「マンモス」と聞いてどんな映画を想像します?エメリッヒの「紀元前三千年」みたいな過去の大河ロマン?ジュラシックパークみたいな現代によみがえらせる系?

 ノンノン、本作はそんな甘っちょろい予想の「真下数千メートル」を行きますよ?

 ズバリ!

 本作のマンモスは!!

 何とビックリ!

 宇宙人が氷漬けのマンモスをよみがえらせ、なぜか人間を襲わせる作品です!

開始直後からうさん臭さ爆発の「小惑星を抜けるUFO」映像。てっきりプロダクションのロゴロールかと思いきやまんまと本編で、何つかまぁ、、、

 この時点で既にかなり置いてけぼり。

BGMには日本の特撮ヒーローで使われてそうな明るくて緊張感のないものが多く、中には、

 これ、どう考えても地球防衛軍のヤツでしょ!

って音まで。この地球防衛軍はPS2以降にリリースされたサンドロットの「あのゲーム」ね。むしろ少し親近感すら沸くレベル。

主人公の博物館館長は、仕事に没頭するあまり娘の誕生日を忘れるいつものパターンなのだけど、その挙動不審さが群を抜いてヒドイ。ヒロインである娘はボチボチくらいなのだけど、監督が嫉妬したのか、その相手役の男の子をサクッと殺す始末。普通生き残るでしょ!こういう映画なら。キスシーンの直後に殺す辺りなんだか確信犯的。娘もさほど気にしないという強烈な展開もボディブローのように効いてくる。

FBIの二人はどこをどう見てもMIBのパクリな格好と装備で、野郎の方はサクッと殺され、女性の方は、、偽アンジェリーナ・ジョリーみたいな風貌。巨乳出しときゃ文句ねぇだろ、と言わんばかりの疑乳感。

極めつけは一体しか居ないはずのマンモスが、ヒョイヒョイとどこにでも現れる。来るまで数分車で移動したような場所から、スッと自宅まで移動してるし、ズシーンズシーンと足音を立ててくる演出があったかと思えば、

 一瞬よそ見してたらほらもうアナタの目の前にいらっしゃいますよ!

さすが宇宙人。マンモスにワープ装置を取り付けた様子。っていうか、

 溶鉱炉の鉄を掛けても全然平気ってのもどうかしてる。

今調べたけど、鉄の融点は1538度。沸点は2862度。およそ2000度のマグマのような液体が降り注いでも平気な動物、それがマンモス!僕の知識とイメージを大きく覆すパワフルな生き物です。

とにかくいろんなところがテキトー過ぎて、監督も結構投げやりなヤツだなって感じだったのだけど、何とか踏ん張って最後まで見ることが出来た。まぁトレーラーから入ったわけじゃないので裏切られた感はないけど、

 どこをどうがんばっても評価は0点。

僕のブログを読んで、「これはぜひ見てみたい」という気になったゲテモノ好き以外は、間違っても借りてこないように。

・・・

つかラプター結構良かったな。他の二つが悪すぎて相対的に価値が上がったわ。あとこれらを見たら口直しにサム・ワーシントンのマンイーターが見たくなったわ。あと他にCG感の薄いクリーチャー映画が見たいけど、近所のツタヤには無さそうなんだよな。取り寄せてもらおうかしら。

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コメント

こんばんは。
CG臭さ全開ですが、最近見たB級テレビ映画「シャークネード」がまぁまぁ楽しめましたよ。文字どおり竜巻に乗って鮫が襲って来るお話です。続編はかなり酷い出来でしたが・・。

ラプターはちょっと見てみたいかも?

映像ネタ繋がりでクリスさんには以下をお勧め致します。
タイトル書くと面白みが半減しそうなのでURLで。ちゃんと繋がると良いのですが。

https://www.youtube.com/watch?v=TE8TQ1fYawk

http://youtu.be/876W253z6KY

投稿: ゴロー | 2016年6月 2日 (木) 00時10分

どもですゴローさん、クリスです。近々借りに行ってみます。あ、でも新作だとちょっと迷うかも。新作で借りた「安っぽいヤツ」はちと後悔したので(^^;。シャークネードですね、今スマホの宿題に入れました。

ラプターは「生のワニ」に「だけ」期待して見るならOKです(^^。決して「10点満点で4点以上は期待しないように」。

映像ネタということで、何だろと思いましたが、

 なかなかですね(^^。

特に一つ目の方。BGMが秀逸です。あと元ネタになってるゲームを考えるのも愉快。最後のはゴールデンアックス?ファイナルファイトだと武器メインじゃないですもんね。

もう一つの方は、、、お金掛けてフルCGで作ってくれてたら、もっとテンション上がったかも。あれって、つまりPCエンジンのHuカードに印刷されてたイメージCGのアニメ化版ですよね。

 思わず勢いで普通のプレイ動画も見てしまいした(^^。

やっぱR-TYPEは傑作だな~と。あと、ノーミスより復活の動画の方がいいな、とも。

今日は最近のマイブームになっている武田梨奈のカラテガールを見てました。まぁ感想は後日ですが、この子の欠点はたったひとつ。

 武田鉄矢が好きだってことだけです(^^;

こんなに魅力的なのに、、、って思いましたよ。

投稿: クリス | 2016年6月 2日 (木) 00時52分

こんばんは。
シャークネードは、まぁ、期待値3くらいでお願いいたします(笑)。

8ビットシネマシリーズは、ターミネーターやジュラシックパークもありましたが、やっぱりSWが一番出来が良かったです。帝国の逆襲のトートツなロックマン感が素晴らしいです。

R-TYPEはイギリスのいちファンが最近作り上げた映像らしいので、そういう意味では驚異的かと。

武田さんは、、まぁ、事務所に言わされているだけ、かも、と(苦笑)

投稿: ゴロー | 2016年6月 2日 (木) 22時03分

ばんわですゴローさん、クリスです。まだ借りてません(^^;。

 期待値3ということは、、、結構高いですね!
※もちろん10点満点だとわかってますよ?

逆に言えばラプターや巨大毒蟲の館くらいの期待値でちょうどいい、みたいな感じかな。

そう言えばゴローさんは「スパイダーパニック」は見られましたか?自分の中では「アラクノフォビア」と並んで、傑作クリーチャーに数えられる作品です。まぁあとは子供の頃見た「アリゲーター」とか「人食いアメーバの恐怖」「巨大クモ軍団の襲撃」なんかがぜひ死ぬまでにもう一回見たい作品って感じ。ああついひとりで熱くなってしまいました(^^;。デマンド系の作品だったら見られるのかしら。

>8ビット系

やっぱいろいろあるんですね。「ありそう」って思いました。

ちょっと毛色は違いますが、PC(PS4でも出てる)の「ブロフォース」にそのニオイを感じたりもしましたね。以前ブログでも紹介しましたが、
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2016/01/steamfull-boreb.html

以下ちょっと転載

ランボーが初期キャラで、コマンドー、ターミネーター、Aチームのコング、インディジョーンズ、メンインブラックの人、ロケッティア、ブレイド(ウェズリー・スナプスのヤツ)、ダイハードのマクレーン、刑事マクガイバー、ジャッジドレッド、コナンザグレート、リプリー(エイリアンの)、タイムコップ(ヴァンダムだっけ?)、ユニバーサルソルジャー(ドルフ・ラングレン)、マッドマックス、007、プレデター、モータルコンバット、レオン等々

が自機として使えるサイドビューアクション。BGMとかも変わってくれたらある意味8ビットシネマみたいな感じになったんだろうなって思います。

 それは無理なんですがね(^^;

>事務所に言わされて、、、

ああそれはあるかもですね。ずっと空手しかやってこなくて16歳とかでいきなりスカウトされて女優になって、、、って経緯だと、いろんなテンプレがかぶせられてしまうのは致し方ないかも。

 でなきゃ、武田鉄矢が好きなんて言うわけない

ですからね(^^;。ただ、事務所の先輩ってことではないみたいなので、「ホントに好きな可能性」もゼロじゃないんですけどね~。

投稿: クリス | 2016年6月 3日 (金) 01時43分

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