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2016年5月 9日 (月)

バトルフロントほか

ジェイソン・ステイサム×ジェームズ・フランコのサスペンスアクション。脚本はシスベスター・スタローン。

まぁ良くも悪くもスタローンの映画って感じ。ひねりがなく、主人公が強い。そう言う意味では全く安心して見ていられるのだけど、同時にメリハリが薄く、眠い。特に序盤は展開がゆっくりで、何度もウトウトしてしまった。

インターポールの潜入捜査官であるステイサムが、妻に先立たれ10歳になる愛する娘と田舎で静かに暮らそうと越してきた町だったが、娘が学校でいじめっこにケガをさせてしまい、それがきっかけでズブズブと悪い方へ悪い方へ、、、。特にそのケガをさせた子の叔父(フランコ)は、麻薬作りもするキレたヤツ。

何つか上手く説明出来ないので、AMAZONのあらすじをソックリ転載してみる。

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【ストーリー】元麻薬潜入捜査官フィル(ジェイソン・ステイサム)は、一人娘マディの為に、かつての危険な仕事を忘れ、
亡き妻の田舎で再出発を決意する。そんな親子に目をつける麻薬密売人ゲイター(ジェームズ・フランコ)。裏で町を牛耳る彼は、
ある思惑のため親子を陥れていく。平穏な暮らしを望むフィルだったが、最愛の娘に危険が迫った時、彼の怒りはついに臨界点を超える。
容赦なく襲い来る脅威から、たった1人、娘を守ることができるのか―?

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結構いろいろ気になる感じ。何が気になるって、、

・フィルという名前は劇中に出てきた記憶がない
・フランコは麻薬密売人という肩書きで描かれていた記憶がない
・フランコが町を牛耳っていた記憶がない
・「脅威」という表現は作風に全くフィットしてない

あくまで僕の感性ではあるけれど、AMAZONですら納得のいくあらすじが書けないのだから、素人の僕が書けるわけもなかったな。っていうか、

 そんな大した映画でもない。

一度軌道に乗ればテンポだけはそこそこいいので、飛ばしながら見たい、という気にはならなかったが、言ってもステイサム×スタローンであるからして、

 エクスペンダブルズみたいなイメージで概ね間違ってない。

娘はそこそこかわいく、パパのことも大好きだが、こういう作品にありがちな「娘をさらってこい」みたいな感じはなく、いくら正当防衛とは言え、次から次へと死体の山を築いていくステイサムを、「知らない方が幸せなこともある」の一言でほぼスルーする保安官も保安官。

フランコの演技は相変わらず良く、彼の妹であり娘のクラスメートの母親役(モンスターピアレンツで麻薬中毒)のケイト・ボスワース(どっかで見たことあると思ったらスーパーマンリターンズのロイス・レイン)も好演。ステイサムはいつものステイサムと、キャストには全く問題ない。個人的には最初娘をいじめてきたクラスメートのデブが、違和感なく和解してお誕生会に呼ばれるくだりも良い。

僕の嫌いな「主人公がマシンガン連射」って感じの映画でもなく、格闘シーンはなかなかの完成度。爆発とかカーチェイスもあるが、特筆するようなところはなかった。

パーツごとに見ると決してダメな映画じゃないと思うのだけど、
※予告見て借りたくなったわけだし

 とにかく話に魅力がない

見ていて何度も「ランボーかっ!」って言いたくなった。
※ひねりのなさに

クリス評価は★★かな~。もう少しがんばれたんじゃないの?って感じだ。

途中「あ、このデブまた出てる!」と思ったら、いつものフォレスト・ウィティカーではなく、オマー・ベンソン・ミラーという若手(と言っても37歳)だった。どおりで大して活躍させてもらえないわけだ。
※つか見てる時はずっとウィティカーだと思ってたから、「こいつまたキーパーソンかよ」と思い続けてたけど、別人ってことで納得。

・・・

X-MENフューチャー&パストをまた借りてきた。

つかこの話はしたっけ?してないよね?もししてたらゴメン。

映画館に見に行って、それなりの満足もした作品だけど、結構忘れかけてたし、こないだX-MEN2をテレビで見て「なんかシリーズ作が見たいな」という気になったので借りてきた。

話的にはウルヴァリンより少し前、まだ爪がアダマンチウムじゃないローガンが、近未来、防衛ロボットによって人間が絶滅の危機に瀕してしまう状況下のチャールズ&エリックから過去に送られ、歴史を塗り替える努力をする話。冒頭未来から始まるので、そっちを基準に書くべきかとも思ったけど、舞台の大半は過去なのでこの表現にしてみた。

丸忘れ、というほど忘れ去っていたわけじゃないけど、話自体はもう「シリーズ作を見てない人には辛い」レベルにまでなってきている。本作を見るなら、せめてウルヴァリンX-MENゼロと、ファーストジェネレーションを見てからにしないとだよな、と思った。

絵的な満足感は高く、未来のセンチネルも過去のセンチネルもかっこいい。瞬間移動出来る子や、空間に穴を開けてワープさせる子(まんまゲームの「ポータル」みたい。むしろそっちを見て気づいたの?って感じ)、体が鉄になる子など、いつも通りのサービスは問題なく、エリックの派手なパワーも健在。でもやっぱ彼は「2」で脱獄したシーンを超えられないよな。

話については別段特に感想はないのだけど、今回見てて、

・センチネルを開発した背の低い科学者が、「ピクセル」で主人公のライバル役をやっていたこと

・ミスティークが、よくよく見たらジェニファー・ローレンス(ハンガーゲームの人)だったこと

・そう言えばビーストが僕の好きな「ウォームボディーズ」の「R」だったなって思ったこと

・キャスティングされてた「エレン・ペイジ」ってスーザン・ボイルが目指してるって言ってた子なの?って思ったこと

・「ポータルの子」が当時話題になったけど、やっぱ今見てもかわいいな、と思ったこと

などかな。最新作が今月末に公開予定らしいけど、タイミング次第では見てもいいかもって感じ。

・・・

ドラゴンキングダムも見た。ジャッキー×ジェット・リーの西遊記アレンジアクション。リリース当時も借りた気がするけど、どうにもテンションが上がらず、見ずに返してしまったんだよな。その時パートさんの息子さんが見て「超面白かった」って言ってたのがずっと引っかかっていて、

 どうなんだろ?

と。

で、見始めてすぐに「なぜ自分がスルーしたか」がわかった。

 主人公がこの二人じゃなく、アメリカ人の頼りない若者。例えて言うなら、トビー・マグワイヤをもっとダサく弱くした感じの。

 そうだ!オレはコイツが嫌いで見たくなくなったんだった!

いろいろスッキリした。予告とかだとあんま印象に残らないように作ってあるから余計そうだったんだけど、

 まぁ~気に入らない。

いわゆるベストキッドスタイルで訓練して強くなっていくのだけど、

 いかんせん「素地」が悪すぎる。

子供の頃、物心つくか付かないかくらいからずっと鍛えに鍛えてそれでもモノになるかならないかのクンフーを、

 こんなヤツが簡単に習得すんなや、、、

それでもそれなりに形になってラスト気持ちよく「以前コテンパンに伸されたワル」たちに、やり返してくれるかと思いきや、

 スゲェ攻撃されまくってるっ!

こんなんで納得出来るか!!!!!!バカも休み休みやれ!!!!!

例えて言うなら、亀仙人の元で修行しまくったクリリンが、以前の先輩と天下一舞踏会で戦って、

 結構劣勢になってる感じ

「亀仙人様の修行はスゴイナー全然効かないわ」的なコメントがあってあそこは成立するのに、

 あまりにひどい。

ついこないだ見たキングスマンのラストとは真逆の「ストレスだけ残る」終わり。そりゃそのあとやり返したって「時既に遅し」だっての。

他のシーンも正直微妙。しいて良かった点は、悪者の殺し屋的な女の子が美人でスリムで、かっこよかった点くらいかな。ある意味キングスマンのヒールにも通じるけど。

クリス評価は☆。ジャッキーとジェット・リーの戦いもあんまピンと来なかったし、酔拳や蟷螂拳をこれ見よがしに使ってるのも鼻についた。僕の人生の中で、「こういう映画」が大好きだった頃は間違いなくあると思うが、今の自分が見て楽しめる作品じゃなかったな。

あ、あとジェット・リーの声優がそう言えば池田秀一だったな~って思ったことくらいかな。つか、

 孫悟空のメイクがカッコ悪すぎて、それも萎えたわ。

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