映画数本借りたりDTVだったり
一本で一回分にならないようなヤツ、、、というか、気負わなくていいからそういう回もいい。ただ、冒頭から余談だけど、最近は、、というかこの半年くらいずっとエクスヴィアスか映画かの二択ネタが続いちゃってるのだけど、それもこれも他にやりたいゲームがないからなんだよね。モンハン、ドラクエ、FF、ポケモン、ダークソウル、ボーダーランズ、テラリア、ディアブロ、据え置きゼルダ、、、今僕が普通に心躍らせるシリーズってこんなもんだと思う。まぁテラリアはこないだ一応パッチが当たったけど、それ以外はナンバリングやスピンオフが来ないと、やっぱあんま動かない。
まぁ自分の楽しんでることを綴ってこそブログだと思うから、過度にネタの豊富さを意識することはないのかも知れないけど、最低限自分が読み返して楽しめるものでありたいとは思うんだよな。その点映画の感想は、後年同じ映画を見たときにも比較で楽しめるし、
※全く同じこと言ってたり
そもそも忘れるのが早くてコストパフォーマンスがいいんだよね。
●SPY
曖昧な記憶では、パッケージにジェイソン・ステイサムとジュード・ロウの名前があり、「タイトルがスパイ」となれば、これはもう最低限のクオリティは確保されているだろうと「思って当然」だったのだが、、、
よもや主人公がデブの女性だとは思いもよらず。
CIAにエージェントとして入隊することが出来るほどの実力がありながらも、イケメンエージェントのバックアップスタッフとして局勤めをしていた主人公(※名前は劇中で何度も偽名を使うのでスッキリ忘れた)。しかしある事件でそのイケメンが殺され、敵討ちとばかりに実務に身を投じる。
主人公は普通にデブで、多少動きのあるシーンはあるものの、別段サモハンキンポーレベルということはない。女性らしい弱さと、コメディ仕立てのスパイ物というだけでそれなりには見せてくれるが、下ネタやセクハラシーンも多く、ぶっちゃけ「ピッチパーフェクト」に近いテイストと言えるかも。アナ・ケンドリックみたいな美人は出ないけど。
正直アメリカ人の笑いのツボと日本人のそれにはズレがあるので、100%楽しめたとはとてもじゃないけど言えないのだけど、一点とても良かった点を挙げるとすれば、
ジェイソン・ステイサムが過去例を見ないほどのコメディアンぶりを見せる
とにかく口ばっか達者でろくなことしないクソ野郎なんだけど、意外と憎めないというか、「ステイサム、こんなこともやるんだ」って感じの新鮮さはあった。ジュード・ロウはまぁオーソドックスなイケメン役。強いて言えば「敵(かたき)」として追いかけていた女ボスが、なかなかに魅力的(特別美人というわけではないのだけど、身勝手で感情的にバンバン手下どもを殺していくところが清々しい)だったのも加点要素かな。
ロッテントマトの評価はかなり高いけど、クリス評価はせいぜい★☆くらい。少なくとも新作で借りるほどじゃないし、これだったら同じくスパイ物で子供が主人公の「エージェントコーディ」の方がずっと好きだな。つかやっぱ女のデブはあんま好きになれないな。なんつか「コンプレックスの塊」にしか見えないから。普通に好きだと言えるのはアジアン馬場園梓くらいだわ。
●オデッセイ
毎度嫌いだと言い続けているマット・デイモン主演のSF。舞台は火星で、一人取り残されてしまった
※事故で死んでしまったと思われたのでしょうがない
主人公が、知恵を絞ってひとりぼっちの火星を生き抜き、地球に帰ってくる話。
もう見る前から地球に帰ってくるのはわかりきっていたわけで、そこをネタバレだなんだと言うつもりはないのだけど、そんなことより一番言いたいことは、
マット・デイモンの声優がいつもと全然違って凄く軽い。
これはとても良い意味で言っている。っていうか、全然デイモンらしくなく、ともすればマイケルJフォックスかシャイア・ラブーフかってくらい若作りの声で、それがこの深刻極まりない状況を良い意味でとてもリラックスさせてくれている。なんつか、同じ深刻な状況であっても、「もうダメだ」と落ち込むだけのどんよりした空気より、「何か出来ることはないか」と前向きにがんばる方が見ていて遙かに気持ちいい。その点でこの声優を当てたのはとてもよかったと思う。
ただ、数カ所どうしても声を荒げ、感情的になる場面もあるわけで、そこで見事に違和感がにじみ出てしまったりはした。何つか、デイモンなら普通に流せるのに、このサワヤカ君だと変な感じになっちゃうんだよね。「仲間に僕が生きてることを伝えたのか」ってシーケンスでも、
感情的になるとこじゃねぇだろ
って「蚊帳の外感」が出ちゃったし。みんな本当にいろんなことを考えて動いているんだから。
個々のパーツの出来は素晴らしく良く、宇宙船やハブと呼ばれる仮設居住地の中のデザイン、テンポよく展開する淀みない物語、絵的なメリハリと、お約束のトラブル、クライマックスも上手く緊迫感を出してたし、「完成度」という点で見たら、本作は本当に良くできた傑作と言えると思う。さっき書いた一部違和感のあるところを除けば、デイモン嫌いの僕でも受け入れられるキャラクターだったし。
ただ、これは映画と直接関係ないことかも知れないけど、、、
見ていて凄く体調が悪くなったんだよね。
僕がやや夏風邪のひき始めだったのかも知れないし、見ながら食べたピノが体に合わなかったのかも知れないけど、
とにかく見ていて気持ち悪くなって、頭も痛くなった。
分析するとそれは、
本作に「回転するシーン、三半規管を狂わせるシーン」がとてもたくさんあったからではないかと思う。
宇宙船にしてもポッドにしても、ことあるごとにここが無重力だと感じさせる場面が多く、それをどうにも「体が受け付けなかった」みたいな。
見終わったあとすぐに吐いたし、辛くて辛くてしょうがなかった。後半どんどん悪化してくのがわかったし、逆に言えば見終わったあと時間は掛かったけどそれなりに回復したから、少なからず映画に原因があったと思う。
まぁそんなとラブルを除けば、普通に傑作だったとは思いますけどね。
クリス評価は★★★☆かな。体調が悪くならなかった前提の数字。体調不良入れたら4点くらい。見るときは元気な体で、不調を訴えたらすぐ見るのを止める覚悟で見るのがオススメですわ。個人的にはショーン・ビーンが出ててちょっと嬉しかった。この人好きなんだよね。「よく死ぬ映画俳優トップ10」で一位になったってのはちょっと笑ったけど。
●宇宙人ポール
サイモン・ペグ主演のロードムービー。以前見てたけどDTVに出たので、
途中の美味しいところから見た。
ズルいという気もするけど、歳取って「これでいいや」と普通に思えるようになってきた。時間は有限だし、自分が見たいところが前半にないことも知っている。別段僕はマイナスの溜めがなくても平気な人なので、まぁエイリアンであるポールと出会うところからで全然問題ないのだ。
宇宙から来た宇宙人のポールは、英語も話せるしたばこも大麻も吸う気さくでファンキーなヤツ。ただ、人間は彼を半収容的に拉致し、いろいろ調べたあげく、最後は解剖するという段まで来てしまったので、仲の良い人間に手伝って貰って脱出。コミコンにイギリスから来ていたオタクの二人と出会い、自分の星へ帰るべく三人の旅が始まる。
みたいな話。
うろ覚えだけど、制作費の大半はポールのCGに使われ、話的にはそう特筆することもないのかも知れないが、サイモン・ペグの持ち味がしっかり発揮されたコミカルで肩に力の入らない展開がとても居心地が良く、
※特にポールと出会った中盤以降
以前の評価よりむしろ楽しめた。っていうか、
マイナスの溜めはやっぱいらないと思った。
サイモン・ペグの相方のデブ、ニック・フロストは、ペグの出世作であるショーンオブザデッドでこそ共演していたが、その後(ペグが人気者になってしまったためか)あんま見なくなってしまった。なんつか表情に被害妄想が見え隠れして、見ていて落ち着かないっちゃ落ち着かないんだよな。
ポールには体組織の蘇生
※ケガを治したりとか
や、息を止めると体が見えなくなるなどの特殊能力があり、話に彩りを添える。そこかしこに有名SF作品のパロディやオマージュもあるが、僕レベルで分かるのはごく一部だったのが残念。まぁあまり気負ってみるタイプの映画でもない。
ざっくり言えば本作は「E.T」エクストラテレストリアルだ。ただ、出会ったのが少年少女ではなく、オタクの青年であり、ETが気さくでコミュニケーション能力が高い、「グレイそのまま」のエイリアンというだけ。星に帰る展開も同じだし、政府から追われる展開も似たようなもん。
ただ、横糸にちょっとしたラブコメや、ドタバタロードムービーが差し込まれていて、良い意味で小粒な、小気味良い話にまとまっている。
ぶっちゃけタルいところは飛ばしても構わないので、サイモン・ペグが好きで、これ読んで面白そうかもと思ったのなら、借りて後悔することはないと思う。今見た評価は★★★って感じ。クライマックスの展開も結構好きだ。
あんま関係ないけど、終始ポールを追ってくる政府のエージェントが、ハンコックで彼に命を救われた俳優だな、とか、シガニー・ウィーバーがクレジットされてるのにいつ出てくるんだよ?みたいなことはあった。監督は本作以外僕の知ってる作品は撮ってない。
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