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2016年11月 5日 (土)

辻堂さんの純愛ロード~その4~

もう書くことないかな~と思っていたのだけど、最後のひとり、腰越マキをクリアして、一応一区切り。おまけのエロシーン見たら穴だらけ。

 オレが、どれだけエロに引きずられていないかを証明する結果になった。

しかしそんなことはともかく、

 辻堂さん、カッケー!!

話も超ヨカッタ。正直マキは巨乳で、相変わらずエロシーンの唐突さにはポカーンとするほかなかったが、
※特に3人居て明確なキャラ付けを求められていたためか、マキのエロの方向性にはホントについて行けなかった。主人公のケツを開発とか、「誰得!?」って感じだったし、隠語関連も多すぎて、ほぼ連打してたわ。

 やっぱエロ抜きの心の機微が一番の見所であり、訴求ポイントの作品だったな~と思った。

何つかマジ恋のように「エロ抜きアフター」がもっともーーーーーっと欲しかったってのが本音ではあるものの、ナチュラルにしてゆるーいイベント、例えば辻堂さんとマキ、片瀬の3人を含めて仲良くトランプをしたり、ミスコン、ミスターコンテスト系のイベントは、つよきすを思い出す懐かしさもあった。文化祭関連が盛り上がったのは、というか、やっぱエロ抜きではメインの辻堂さんルートがスゲェ熱くて、

 見直した時の方が号泣したレベル。
※クライマックス

まぁ号泣するのは単純に僕の涙腺が弱いからなので、「そこまでイイのか!?」と思われるのもちょいとリスキーではあるけれど。

結構前の作品なので、ネタバレも少々絡めて書いてしまうけど、本作は湘南を舞台にした3人のヤンキーが争いながら、それぞれに主人公長谷大(はせひろし)と絡むストーリー。その中で辻堂さんとマキはそれぞれが最強レベルに強く、片瀬は組織力と「回復力」でてっぺん狙う感じ。
※辻堂さんとマキはほぼ一匹狼なのでトップとかには興味なし

前半で辻堂さんとかなり深い恋仲になり、それを後半のルートで引きずりながら、それでもまぁそれぞれと恋に落ちていくのだけど、

 後半に入ってからの辻堂さんの大への愛の深さが、もう強すぎてスゲェグッと来る。

言葉を変えれば「キュンとする」。自分と一緒に居ると狙われる。自分はヤンキーを止められないし、大はみんなに優しいのを止められない。大を思って身を引くのだけど、そのあとの未練タラタラ、でも番長にして「男気」がある彼女は、表だって女々しくなったりはしない。

 かっこいいが切ない。

結局このかっこよさってのは、例えば「みゆき」における「優ちゃん」
※たとえが古いが一番しっくり来るので仕方ない。というか、「みゆき」は僕の中のラブコメランキングでトップクラスの傑作だから、まだ読んでない人はぜひ読んで欲しい。今ならネットでも読めるだろうし、全部で12巻だからそれほど長くないし。
というか、ゲーム内のセリフでも出てくるのだけど、

 好きな人のために、あきらめる、みたいなところが、非常に胸を打つ。

これは明らかに少女マンガではない、少年マンガの一番美味しい役所であり、
※主人公とヒロインがいて、ヒロインは最初別のイケメンが大好きだったのだけど、徐々にヒロインの気持ちが主人公に傾いていることに気づいたイケメンが、(自分もヒロインのことが大好きなのにも関わらず)さっと身を引く、みたいな

 かつ、これがゲームであることを活かした「そんなイケメンともハッピーエンドになれてしまう都合の良さ」。

パラレルワールド的展開であるのは百も承知で、

 やっぱり辻堂さんとのハッピーエンドが最高だな、と思う。

とにかく、マキのルートが一番エロが不要な流れで展開していくのだけど、ご近所のお姉さんキャラである「よい子」さんとの絡みは普通に愉快。上手く言えないけど、やっぱ「弟みたいに思ってた、でもちょっぴり恋心」みたいな立ち位置のお姉さんキャラってのは、普通に美味しい。露骨な性描写はまぁこの際あってもなくてもどっちでもって感じ。

クライマックスは3人とも非常に盛り上がるものの、一番キレイでかつスッキリ終われるのはやはり辻堂さんルート。他愛ない掛け合いも多く、それがそのまま「うる星やつら」の最終回のような「気持ちの振り切れる感じ」を引き出す。

 ホントオマエラくっついてよかったよ!

って気持ちになる感じ?涙をティッシュで拭いまくる感じ。つかこの二人がハッピーエンドになるところを見てるから、他の二人に心が動く主人公にガチでイラッとするのだけど、もし見てなかったら逆に耐えられなかったかも知れないので、やっぱこの順番で遊んで良かったかなとは思う。
※辻堂、片瀬、腰越の順

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あーでも面白かったな~。普通に面白かった。★★★☆って感じ。級友3人も(特に比良戸が)最高だったし、イケメンクラスメートのヴァンは、どこかしらつよきすのスバルに通じるものがありつつも、あそこまで掘り下げは深くなく、そもそも学園物ってのが非常に居心地が良かった。

 ラブコメの舞台は学園物でなければ!

あと、

 やっぱヒロインはツンデレでなければっ!!

登場人物みんなが好きになる感じ。超脇役の利根川とかもちょっと好きになってたし、デッドナイフエッジも「フッカワイイヤツ、、、」みたいになってたし、真琴さんとか姉ちゃんとかは、「いつネタバラしするんだよ!」って感じでワクワクだったし、

 あーーー面白かった!

続編も100%買うと思うけど、もうしばらく脇のエピソードとかをタンノーしてからかな。

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