ファイナルファンタジー15~その1~
「午前1時頃になると思う」
そう聞いて僕がそのコンビニのノレンをくぐったのが午前0時40分頃。深夜のコンビニはお客さんもまばらで、独特の空気感がある。幹線道路沿いなのでトラックの運ちゃんが主立ったメンツ。
オーナーの顔を確認し、「まだ来てなくてスミマセン」と言われるが「謝ることなど何もない。僕は今日待つために来たのだから」と、
真顔で言って軽く引かれる。
「でも昨日は荷が入ったのが1時40分頃で、、、」
え?
そんなに遅く!?
今から一時間ここで待ち続けるのもどうかと思いつつ、でもやっぱり入荷の時の空気を味わいたくて待つことにする。いつとも知れないゴールを、、、。
いつもは必要なものだけ物色するコンビニも、このときばかりはじっくりと商品を見たり、雑誌を立ち読みしたりする。
週刊ポストの電子版が著しく検閲されてることを改めて知る。
あと、ゲーム関連の書籍が一切無い。FFがどうとかじゃなく、ゲーム雑誌、コンピュータ雑誌もゼロ。まぁこれは立地条件、地域性があるか。
いつもなら立ち読み客などウザいだけだろうが、言っても予約している品の到着を待っているのである。そう邪険にも出来ないだろうと、こち亀やドラえもんなど、いつもなら気にもとめないマンガを読んだり、取り扱っている日用雑貨の値段をチェックしたり。意外とゴミ袋って安いんだな、とか。
この時間帯になるとおでんの具も少なく、唐揚げやフランクフルトなどのジャンクフード、中華まんのストックなどは一切ない。「一番くじ」のガンダムや、先日来た時はあった「金色の成型色のガンプラ」が今日無くなっていることに気付いたりしつつ時が経つのをただ待つ。
つか実際に来たの、まさに1時40分だし。
しかし時代だなぁと思う。そのコンビニに届いたFF15は、
僕の1本だけ。
昔は数十本が届き、その時間の店内には僕以外に何人も「F待ち」が居たこともあったのに。明太子のおにぎりを暖めて貰い、レジを通す。価格は8400円くらいだっただろうか。定価よりは安いが、もはやあまり大きな問題ではない。
おにぎりの包みが上手く外せず、手のひらに「暖め」レベルではなく、メチャメチャチンチンになったおにぎりが触れて、アワワとなりながら車に乗り、帰路へ。
自宅に着くなりパッケージを開き、ディスクin。ちなみにVRワールドが入ってたので、FFと入れ替える。こうしてゲームの中身は連綿とバトンタッチを続け、たまに昔のゲームがやりたくなっても全然見つからないとか、、、
ああでも最近は昔ほど買う本数も多くないから、そんなこともないのか、、、ちょっぴりおセンチな気分になる。マリッジブルー?みたいな?
起動していつものように面食らう。つかいつもなら、「今から必要なファイルをハードディスクにコピーするけどよいか?」ってなステップや、「今から本体のアップデートで10ヶ月と10日掛かるけどよいな?」的なステップを踏むのだが、今回はそれとはやや趣が異なっており、
ハードディスクの空き容量が50ギガバイトくらい足りないけど強引にコピーする?
的な。そりゃやめた方がいいよと思い、今あるデータを適当に削除していく。500GBほどのHDDだったと思うが、
ああ一杯になるのって意外に早いんだな、と。
大してゲーム買って無くても、昔よりダウンロードコンテンツが充実してるってヤツなのかな、と。っていうか、
バイオハザードの体験版とかが32GBくらいあってびびったりもしたが。
※間違いかも
ともかく、そんなこんなでスタート。そしたら、
コピーが完了してないけどとりあえず始めてみる?
みたいなことを聞かれたので「YESYESYES!」と三回返事をしたものの、、、
あっさりタイトル画面で膠着。
「あと39分待たないと無理」って言われたので、諦めて床につき、翌朝再起動。
パッチファイルをダウンロードするよな?
つか昨日のうちにやっとけよ、と思うが、まぁしょうがない。ともかく紆余曲折を経て、ついにゲームがスタート、、、しない。
チュートリアルをやるかね?それとも、チュートリアルに進むかね?
的な話になったので、まずはそこからやることにした。
チョイスした直後に、以前体験版をやっているから今やんなくてもいいかな、とも思ったのだけど、
古い方の体験版は「雰囲気体験版」で本編とは似てもにつかない内容だったので、このチュートリアルは不可欠だった。
バトル用のストーリー用があり、ストーリー用はまぁ世界観とかの説明。そう大したことはない。でもう一方のバトル用ってのが、、、
スゲェ大変。
なんつかジジイには酷だよ、と言いたくなる複雑極まりない操作説明に面食らう。
画面内になんちゃらアイコンが表示されているときにR3を押しながらR1を長押しするとロックオンしてそこに飛んでいくのですぐさま△を押して敵にバブーンと飛んでいくとMPが全回復する上にダメージがデカイけど回避するときはジャストなタイミングじゃないとダメだし武器の属性があるから随時切り替えつつ魔法は作ったり装備したりしなきゃな上に仲間との連携が物陰に隠れて□ボタンと連打するとゲームオーバーが、、、
ワカルカーーーーーーーッ!!!
序盤から少しずつ操作を教えてくれよ、と。もっとジジイに優しくかみ砕けよ、と。あと主人公のノクトの目が死んだ魚みたいでキメーよ、と。
とりあえず一通りこなしてよしとする。ぶっちゃけ覚えていることは、
ほぼない。
が、まぁよい。今思えば過去の作品でも最初から思い通りには出来なかったし。あと、事前のトレーラーでヒョイヒョイ跳んでいくヤツ?あれは酔うんじゃないかとちょっと心配してたりもしたけど、存外そんなことはなかった。結局瞬間移動なので、脳が「移動したのではなく、場面そのものが変わった」と認識するためだと思われる。よくわからんけど。VRでやったら違うんだろうか。ちなみにチュートリアルを終えた程度ではVRコンテンツは味わえない。っていうか、
たぶんまだリリースされてない。
もし有料だったら、、とも思うが、まぁさすがに買うだろうな。VRを買う理由のひとつでもあったし。
・・・
本編がスタートして、炎のボスみたいなのと戦ってる映像がちょっぴり差し込まれたあと、王様が自分(王子様)に、「道中気をつけて。あと向こうに着いたら未来の嫁さんによろしくな!」とフランクに話しかけてきたので、「OKオヤジ!よろしくしちゃうよっ!テヘ」と答えるノクト(脳内)。
そして仲間とドライブスタート、、、
直後にエンストなのかガス欠なのか。みんなで車を押しながら隣町を目指しつつ、
スタンドバイミーが流れてきてタイトルへ、、、。
ニクイ。つか嫌いじゃないこの演出。つかこんなに早くスタンドバイミー使っちゃってダイジョブ?もう流れないとかやめてよね!って感じ。
街に着き、「オマエそれどう見てもギニューだろ」って感じのトレーラーにも出てた女の子登場。車を直す間にそこら辺ふらついてていいよって感じになり、ちょっとだけふらついて、、、
仕事に行く時間が来たのでセーブして終了。
まだちゃんとした戦闘は一切していないが、とりあえずチュートリアルで仮想戦闘を味わうことが出来たのでそれほど「飢えて」はいない。
・・・
セーブはコマンド入力後、バックグラウンドで為されるので実質それほど待たされる感じはないが、ゲーム開始、マップ読み込み時の待ち時間は相当長い。冗談抜きで30秒~1分くらいあったと思う。ただまぁウワサではオープンワールドらしいので、始まってしまえばそんなにストレスもないだろうと期待。
グラフィックはぶっちゃけ並。ただ、非常にフェティッシュかつエロティックな視点として、そのグラマーちゃんのケツをアップで見ると、
ホットパンツと小麦色の素肌の隙間に、「日に焼けてない素肌」がわずかに見えたのには、
さすがのオレもグッと来た。
つまり言いたいのは、
買って良かったってことだな。
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少しやったけど、最近の睡眠不足がたたって死ぬほど眠い状態に。面白いか面白くないかで言えば、
面白くない。ぶっちゃけ。
ただ、好きか嫌いかで言えば、
好き。
まだまだ序盤で、とにかく自由に戦闘が出来ないのが物足りない。グラフィックもライトニングリターンズの方が「キレイだと感じさせる作り」になってる気がする。世界が広い分密度が低く、その点ではあまり好きじゃないんだけど、
イケメン4人がしょっちゅうしゃべってるのが結構好き。
あと、スケールが1/1って感じで、リアリティがある世界、例えて言うなら、グランドセフトオートみたいなことを、FFの世界観でやろうとしてるのが、新鮮かつちょっといいな、って感じ。まぁあそこまでの完成度はないというか、目指してる方向が違うんだけどね。
初日、ファーストインプレ評価は★★というところかな~。ちょっとおまけ気味。おまけ気味なのは、この先楽しくなりそうな気配が結構するから。これだけの大型タイトルだと、初速がゆったりでも別にイイかなって気にはなるしね。つか戦闘が慌ただしすぎて何やってるのか全然わからんわ。いつか慣れるんだろうとは思うけど。ライトニングRの時も結構わかんなかったし。
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