辻堂さんのバージンロード~最終回~
半分忘れかけてたラストエピソードを、「ながらプレイ」にはちょうどいいと開始。たぶん4時間くらいだったと思うけど、その間一切選択肢がなく、それまでのキャラ総出演的な、大団円に向かうクライマックス的な展開に、
大いに満足した。
ラストエピソードは、主人公とメインヒロインである辻堂さんのアフターでありつつも、かなり大がかりな抗争イベントと絡めてあり、相変わらずと言っては何だけど、
エロより話が面白い展開。
たしかに梓推しの自分としては、彼女の出番が少なめだったのはやや残念ではあったものの、まぁヒロイン昇格のメインルートがあるんだからしょうがないかと納得。同じことがよい子さんにも言えた感じだけど、まぁこっちはどうでもいいや。
比較的出番が多かったのがクラスメートの女子二人。見ていて笑いを誘うポイントもしっかりあって、
ああもうすぐ終わっちゃうんだなぁ
って感じがヒシヒシと流れてきて、やっぱり少し泣けた。
始めの頃を思えば、マキにしても辻堂さんにしても随分丸くなったなぁって感じがしたり、絵の方も「まるで別人が描いてるの?」みたいなほんわかパロディなのも多かったりして、それまでの(純愛ロード、バージンロード通して)雰囲気とはちょっと違ってた気もする。まぁそれでも全然許せるレベルだったし、
まぁいいわな。泣いて笑って気持ちよく終わってくれたんだから。
※細かなところでは、顔グラフィックのない「モブキャラ」たちのセリフや「シルエット」がバルタン星人とかセイラさんになってたりってのもかなりよかった。作ってる人が嫌みなく思いっきり楽しんでるのが流れてきたし、自分が世代的にほとんど「拾える」のも嬉しかった。デッドナイフエッジとか、
オマエ何色居るんだよ!
レベルで吹いたし、「マジか!」のシーンとか、好きすぎてヤバかった。
※やってない人のために解説すると、本作では辻堂さんが親友の頼みで結婚式場のこけら落とし的モデルを頼まれるのだけど、ずっと相手役は別のイケメン長身で話が進んでいた。もちろん主人公としては心中穏やかではなかったが、世話になっている親友のためでもあるし、お互い諦めてもいた。が、土壇場になって相手役がキャンセルをし、主人公を代わりに押してくれたことで、かりそめの結婚式ではあるものの、恋人二人でそれをやれるようになった。その連絡を主人公が辻堂さんに電話した場面。
「マジかマジかマジかーーーー!!!」
電話口で大爆発!
地響きと共に、3秒でヒロシの元に爆着!!
こういうの超好き。チョーーーー好き!!つまり、
辻堂さん、ホント面白かったな~って話ですわ。
クリス最終評価は★★★★☆かな。ちょっと甘いかも知れないけど、後味がとにかくよかった。完全に全てのエピソードを「見尽くした」わけじゃないかも知れないけど、正直ちょっとドラマCDとかも買いたくなってる自分がいるほどだもんな。
・・・
一応みなとカーニバルのソフトはコレ以外も出てるのだけど、評判的にはあまり芳しいものではなく、ある意味次回作へ期待が掛かるところではある。
辻堂さんのエピソードは、これにてキレイに完結しているので、特に続きが見たいってことはない。ドラマCDはあくまでパラレルワールド的サイドストーリーだろうし、PCゲームでこうした作りは難しいとも思うしね。
でもたまに遊ぶとホントの本気で楽しめるゲームってやっぱあるんだなぁって痛感した。別にしばらく遊んでないから楽しさが目減りしたわけじゃない、ただ触れてなかっただけだったんだな、って。
もちろん逆に昔は楽しめたけど今やったら文字が多すぎるとか考えなきゃならない要素が複雑過ぎて租借しきれない、みたいなタイトルも多いと思う。ぶっちゃけタクティクスオウガ、FFタクティクスみたいなのは、
今の僕にはもう無理だと思う。
これは10年以上前にPCエンジンで僕がスンゲェ好きだった「サイバーナイト」というグループSNEの「タクティカルRPG」をやったとき、しみじみ楽しめなくて、かなり寂しい思いをしたりもしたんだよな。あとファミコンのダークロードとか。当時は「これほどのゲームがファミコンで出来るのか!」って思ったけど、ファミマがの助け無しでは10分と持たなかったり。
そう考えるとアドベンチャー、特に推理モノではないデジタルコミック寄りのタイトルは、今でも結構楽しめる気がする。てか、サウンドノベルだって、あんな怖いの(弟切草、かまいたちの夜)とかサスペンスっぽいの(428)とか三年B組とかじゃなくて、もっと気楽にサクサク遊べるラブコメやスポ根みたいなの出してくれよって思うわ。
スゲェ思うわ。
てか、タカヒロさん今度はサウンドノベル作ってくれないかな~。エロ抜きじゃ難しいのかな、、、。
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