山田くんと7人の魔女~アニメ版~
エクスヴィアスのトラマラをする「お供」として、休日潰してちょうどよく楽しめる作品はないか、DTVのリストをめくる。
最初は洋画のシリーズ物(トランスポーターとか)にしようかと思ってたのだけど、たまにはアニメがいいかな、と。もっと言うと辻堂さんからの流れでラブコメがいいな、と。
で、「あの花」とか見たこと無かったし、それを探してたのだけど、見つかったのは劇場版だけ。で、次に目に飛び込んできたのが、
以前ドラマ版をそれなりに楽しんだ「やまじょ」というわけ。
知らない人のために軽く説明すると、ヤンキーまがいの生活をしていた中学時代に決別すべく、自宅から離れた高校に通っていた高二の主人公の男の子が、「転校生」よろしく階段から一緒に転げ落ちた学年一位の美女が入れ替わる。しかしただ入れ替わっただけでなく、そのあと彼には特殊な能力が備わっていて、、、で、次から次へ出てくる7人の特殊な力を持つ女の子達やらその学園の最高権力を巡る争いやらをブレンドして、最後はハッピーエンドになる話。
最後はハッピーエンドになる話。
特徴として、入れ替わるトリガーになるのが「キス」。元々は週刊少年マガジン連載だったみたいだけど、作者が女性ということもあって、
男子×女子だけでなく、男子×男子のキスシーンがこれでもかと出てくる。
流れでBL臭も多分に含まれていて、野郎としては正直結構いたたまれなくなったりもするのだけど、
ベースはモテ夫中心のラブコメ。
女の子それぞれに能力がある点も含め、以前見た「異能バトルは日常系の中で」に非常に設定が近く、
※主人公は中二病じゃないし、オリジナルがラノベとマンガの違いはあるけど
まぁ普通にサクサク楽しんで見ることが出来た。
全部で12話。物語は見事に12話でキレイに完結するし、7人それぞれのエピソードもしっかりキッチリ描ききらなきゃいけないということで、
話はめちゃめちゃテンポよく進んで行く。
正直ちょっと駆け足過ぎるかな、というくらいのテンポの良さなのだけど、それがむしろ余計なノイズ
※邪推みたいな
を差しこむ余地を消してくれて、「気持ちよく楽しい学園生活に身を委ねることが出来た」。
メインヒロインである白石うららは、優等生ながらもクラスメートからは孤立しており、イジメの対象になってる美人。感情を表に出すことが少ない、、、「けいおん!」で言えばムギちゃんのような口調&ルックスの子だったのだけど、
この子の気持ちがほんの少しずつ主人公に近づいてるような気がしないでもない感じがまことに良く、
「異能バトル」のように最後の最後まで主人公の気持ちがハッキリしない&周りの女の子はみんな彼のことが好き、っていうのとは、ちょっと温度が違う。こっちは、
両思いが成立してるから。
ただ、やっぱりラブコメの常として、「くっついて終わり」なのは正直残念。これがエロゲーだったら、このあと(エロシーンはともかく)アフターで、イチャラブな展開、バカップルなエピソードも見せてくれただろうにな~と。
作画のクオリティは極めて安定しており、特に崩れてるようなところはなかったと思う。製作はライデンフィルム。あんま聞いたことがないとこだったけど、テラフォーマーズとか最近だと「うどんの国の金色毛鞠」ってのも作ってたらしい。全然知らんけど。監督の宅野誠起はこっちの作品でも同様に監督なようなので、テイストがもし近いようなら、ちょっと見てみたいかな、と思った。
ちなみにドラマ版のヒロインは西内まりや。アニメとはかなり雰囲気が違う気もするけど、まぁこっちもキスシーンの多いドラマとしてなかなか楽しめた、、、ようなおぼろげな記憶がある。
12話で1話20分として4時間。オープニングやエンディングと絡めて展開するシーンとかもあったので、実際にはもっと長かったかな。
クリス評価は★★★☆。こういう話が見たかった自分にはとってもちょうどいい塩梅の作品でしたわ。つかドラマ版よりずっとスッキリ終わった気がするな~。
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コメント
クリスさん、こんばんは(*^▽^*)ノ
先程、カトブレパス倒しました~(∩´∀`)∩
続けたい、続けたいが忘年会行ってきます(笑)
投稿: KC | 2016年12月29日 (木) 18時44分