ファイナルデスティネーション
これ1本で一つのネタになるのかとも思うけども、ここから計5作続く一作目だけあって、
なかなかの内容。
僕が見たのは最終作ファイナルデッドブリッジを除く4作なのだけど、ざっくり言うと、
※あくまで僕の印象ね
・ファイナルデスティネーション
人外の黒い影が忍び寄ってきたり、物理的にあり得ない演出(流れてきた水が、死んだあと元に戻っていったり、窓を閉め切ったのにカーテンがなびいたり等)が散見される「オカルト色の強い作品。
「ピタゴラデススイッチ」を使ってない唐突な死や、いきなり大きな音が鳴るこけおどし演出もあり、主人公が警察に疑われる展開は本作だけかも。つかその演出のせいで結構イライラする。
もっと気の利いた弁解をしろよ!
そこでナイフ握っちゃダメでしょ!
みたいな。次作にストーリーも繋がるため、最低でも「2作目→1作目」という今回僕がしたような見方だけはしない方が良い。なぜなら、
誰が生き残って誰が死ぬか、知らない方が絶対楽しめるから。
その辺りしくじったな~って思った。
あと細かなところだけど、モルグ(死体安置所)の管理人役の黒人が、どっかで見たことあるな~って思ってたら、
ザ・ロックで終盤まで粘る悪役だった。
つかそいつの印象が強すぎて「こいつ悪いヤツだろ」って思っちゃったけど、別段そう言うわけじゃない様子だった。ちなみに続編にも登場。
主人公は男の子で、なかなかさわやかなイケメン。「ビバリーヒルズ高校白書」の主人公ブランドンに似てるな~って思ったけど、当然関係はない。ヒロインはちょっとメンヘラ入ってる感じのそれなりの美人。特別オーラがあるわけじゃないけど、
キスの一つもして欲しかったってのは本音。
死に様は多種多様で、あっさり行くヤツも居れば、粘って粘ってってのも居る。さっきも書いたけど主人公が疑われる展開にストレスがあるのと、いきなり大きい音が鳴る点がイマイチ好きになれないけど、話自体は結構しっかり紡いであって、2作目にあった「死がまとわりつく」ウンヌンの冗長な説明がないのは好印象。
クリス評価は★★☆かな~。
大きな音が鳴るのと、結構グロテスクな死に様が多い点を除けば、「怖いホラーではない」ので、
※殺人者が居るとか明確な悪意・殺意があるわけではないので。
人によっては僕みたいに「食わず嫌い」な可能性もありそう。つか、雰囲気だけで言えば、シャイアの「ディスタービア」の方が全然怖かったな。
・デッドコースター
説明的なセリフが多く、思わせぶりな仕掛けが多い。話は前作から完全に繋がっており、今回も主人公たちは生き残る。
全体的にテンポが失速してる感じがするのと、人数のせいなのかあんまり人が死なない感じ?つか「どこがコースター?」ってスゲェ思った。「ファイナルデスティネーション2」という原題通りでよかったんじゃね?みたいな。
・ファイナルデッドコースター
一作目と同じくらいかそれ以上に好きなのがコレ。「ピタゴラデススイッチ」の完成度、そして仕掛けの深さが特筆していて、次から次へと流れるように死に近づいていく感じも愉快。主人公も魅力的だし、「どれか1作だけ見るとしたら」これがオススメ。っていうか、
これを最初に見たから他のも見る気になったって感じ。
・ファイナルデッドサーキット3D
既にあんまし覚えてない。つかこの2作はDVD借りて見たのだけど、出来たらDTVの低画質より借りて見た方がいいと思った。ディティールが分からないと楽しみが半減するし、シリーズのファンなら、100円程度の価値は十分あると思うので。
・・・
残りはファイナルデッドブリッジのみ。これが最後だということは、つまりはこれ以降シリーズが続かなくなるだけのヘマをしたか、しょっぱさだったか。なので全く期待はしていない。てかむしろデッドコースターをDVDで見るためにもう一回借りてこようかなってくらいだな~。
低予算のホラーと言えばゾンビが定番ではあるけど、作り的には割と「がんばれる」方向だったのかなってちょっと思った。一応CGとかも使ってはいるけど決して凄くはないし、「アイデアで勝負出来る」のが若手が勝負出来る土俵って気がする。
「ピタゴラデススイッチ」は、名のある監督が同じ方向性で磨けば、もっと凄いのが出来そうな分野だと思う。作らないかな~。ってか僕が知らないだけなのかな。
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コメント
ファイナルデスティネーション、最後の一コマが脳裏に焼き付いてるので覚えてます笑
オカルトホラー系ってこう、燃焼しきれない感じがなんともいえませんよね。
投稿: レイオス | 2017年2月 3日 (金) 00時30分