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2017年5月26日 (金)

ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャー

4GAMERにコラムが載っていて、なにげに読み始めた。「なんだよこいつホントにストIIのことわかってんのか?」と最初は思っていたが、途中、

 当時ゲーメストの編集長をしていて、、

・・・ぜんじさんかよ!そらわかってるわ。銀河イチストIIを語るに相応しい人物だったわ。ごめんちゃい。
http://www.4gamer.net/games/368/G036842/20170520002/

なかなか楽しく読むことが出来たが、最後まで読み終えたあとは当然のようにウルIIに興味が沸いている。幸い手元にはスイッチがあり、ゼルダも一区切り。なんとなく買ってもいいかな、という気になってたりもする。

っていうか、

 ぶっちゃけ対戦格闘は僕の中で既に終わっている。

息子と一緒に住んでいれば「多少は」遊んだかも知れないが今は居ないし、ネット対戦はそもそも性に合わない。コラムでは「対戦台が出てきてから火が付いた」とあるが、ぶっちゃけリリース当初から友達同士で席を並べて対戦に興じていたし、
※ろくに必殺ワザが出せない同士で戦うと、最強はダルシムになったりする。「手とか伸ばすの反則だろ!」的な。懐い。
それなりにメストで盛り上がってからでも、僕が働いているモールにあったゲーセンに対戦台が導入されるまでには間があった。地元の中高生と普通に遊びまくっていたのが懐かしい。

 つまり、買うのは「懐かしさ」。

コラムでも書かれていたが、「持っていたい」から買うという選択肢。税込5000円ほどは決して安くはないが、なんだろ、

 持っていてもいい気がする感じ。

僕はもっぱらスティックでストIIを楽しんでいた人間なので、スイッチのコントローラーでまともに遊べる、「楽しめる」とは思っていない。そもそも対戦格闘を一人で遊んで楽しむには、昨今の家庭用にあるような「コンボをクリアしていくモード」みたいなのや、デモが充実してる一人用が不可欠だと思うわけで、その辺りに特別なのがない「ウルII」は、やはり対人戦を遊んでナンボ、という感じがする。

・・・

本作のベースは「スーパーストリートファイターIIX」。通称スパIIXだが、僕は本作を「持っていた」。つまり基盤を持っていた。後にプレステに移植された「ストIIコレクション」持っていたし、基盤を繋げて操作するコントロールパネル、通常コンパネも、ストII仕様のモノ。まぁつってもそれらを買ったのは全盛期ともに戦いまくっていた友人たちのいる静岡県小笠郡ではなく、結婚して実家の近くに引っ越してからだったから、さして遊びまくったわけではなかったのだけど、

 それでも「本物を手に入れたくなるくらい」は大好きな作品だった。

ちなみに「本物」だからと言ってそこまで高いもんでもない。コンパネも中古で19800円とかで、基盤も9800円とかそんなもんだったと思う。スパIIXは出回りまくっていた分価格も安価で下手したらもっとずっと安かったかも知れない。

ともかく、ウルIIはそのスパIIXをベースに、新キャラ2体とグラフィック&ボイスBGMのリファイン、あとは全く別の「スイッチっぽいゲームモード」や設定資料などの閲覧が出来るという内容。目にした文言に間違いがなければ、

 ウルIIのゲーム性は、スパIIXそのままの可能性が高い。
 ※新キャラを使わない場合

全くもって今買う理由はない。「ランカ」ことMay'nが歌う「恋しさと切なさと心強さと」のBGMに乗ってベガとリュウケンで戦うことが出来るとか、設定資料が1400枚でかなり細かく見ることが出来るとか、スイッチモードだと育成要素があって長めに楽しめそうだとか、

 ちょっぴりワクワクを刺激したりもするが、言っても10時間は持たないだろう。

結局のところ「対戦をしない限り、対戦格闘ゲーは元が取れない」のだ。まぁ中古で安く買えるんならまた違うのかもだけど。
※ちなみにSteamで買ったウルトラストリートファイターIVは1016円。でも元が取れるまで遊んだかと言われたら、言葉に窮する。

 でもちょっと欲しいんだよね~。

ひとり暮らししてた頃を思えば、全然自由になるお金もなくなっちゃったし、ゲームを買うのなら「本気で楽しめるものにしたい」とは思う。
※逆に言えば本気で楽しめるのなら、1本3万円超でも問題はない。ゼルダとかPSVRなんかは、ほとんどそんな感じの投資だったし

そう言う意味では、「ひとりではフルに楽しめない」対戦格闘より、まだシューティングゲームのが有意義かも知れない。基本一人用なわけだから。

 でもちょっと欲しいんだよね~。

てか発売日は明日。えらい急な話。でもここで買わなかったら、たぶんもう買わない。ちょっと迷ってる。

ちなみにスイッチの「カセット」はとても小さい。2cm×3cmくらいのSDカードくらいの大きさしかない。一方スパIIXの基盤は、基盤としてはスタイリッシュなプラスチックカバーに覆われたものだったが、

 40cm×60cmくらいあったと思う。

「ストII30周年」。30年という月日は、技術の進歩は、ここまでメディアを小型化してしまうのだなぁと。容量は数百倍で、容積は1万分の1くらい?。

 でもゲームの面白さは、もちろん容量とかでは計れない。

あの頃の熱さは、永遠で、そして無二のものだ。

・・・

余談だけど、僕は今でも、そして当時も、ゲームは上手くない。そりゃ完全な素人よりは動かせるけど、駆け引きとか「シビアさ」という点において、「強さより楽しさ」を求めるスタイルをよしとしていた。まぁ本当に強い人達同士の戦いで得られるような「極限の楽しさ」は味わえないんだけど、普通に「一本先攻したら、次の一本はギリギリまで戦ってから、負けてあげる」そういう関係が好きだった。リバーサルが好きだった。ギャンブルが好きだった。強くなくても楽しかった。強くなろうとしなくても楽しめる友達がいっぱいいたことが嬉しかった。てか、

 100連戦とか完徹とかすれば、今でも「そんな高み」に戻れるのかも知れないな。

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コメント

こんばんは、格ゲーネタと聞いて来ました(笑)
自分もストⅡからスト5まで格ゲー好きで、今でもウル4やってます(^^)/

特にウル4は何万試合もしましたね~。
いまだにPP2500の雑魚ですけどorz

格ゲーは、システムを理解して上手くなってくれば物凄く面白いんですけど、そこに行くまでの敷居が高過ぎるのが問題ですよね。

ネットでもゲーセンでも初心者狩りやら、わからん殺しやらナメプ(挑発とか)、いろいろありますし。そういう意味でのスト5はウル4に比べるとシンプルになったかなーとは思いますが、自分はウル4のが好きですね。
ちなみにアケコン持ってる勢です(笑)

話はBEに戻りますが、聖光チェインはウル4の辻式(2つのボタンを1フレームずらし押しでコンボを繋げやすくするテクニック)とほぼ同じような要領なのですぐに出来て、格ゲーやってて良かったと思いました(笑)

投稿: なおなお | 2017年5月26日 (金) 19時11分

どもですなおなおさん、

 現役が食いつくとは思いもよらず(^^;。

何万試合て(^^;;。一日2万試合したとしても1日掛かりますよ?<何を言ってるんだクリスは。

人に寄りけりとは思いますが、自分の中の格闘ゲームは、「相手ありき」ですね。自分と楽しく戦える相手が居るかどうか。「強い相手」ではなく「楽しめる相手」の有無が凄く重要でした。たとえ一晩しか遊ばなかった相手でも、楽しめる相手との一晩は永遠に忘れ得ぬものになったりもしましたしね。この歳になるとなかなか高いハードルなんですよね。

コントローラは、(Steamのウル4やるに)360のスティックでした。自分の年齢になると、ホントにいろんなスティックを使った経験があるわけですが、最近のスティックは「高くて良い」ものが多いですよね。でもやっぱ自分は、

 隣り合わせの席で対戦するのが好きですね(^^。

もっとも、こうした場所でみんなと話してるのを見れば、「クリスがそういうヤツ」なのは、おわかり頂けるとは思いますけどね~(^^。

世代間ギャップがある話ですが、「連打」はシューティング慣れしてた自分に有利だったのを思い出しました。てかやっぱ世代が違いすぎて、もし格ゲーやるなら、

 なおなおさんは、小パンしか使っちゃダメ!

とかにしないと良い勝負にはならないんだろうな~。大パンじゃ僕に不利!みたいな(^^。

大野晶みたいにダルシムの小パンだけでベガ倒す、みたいな?

投稿: クリス | 2017年5月28日 (日) 22時40分

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