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2017年7月 6日 (木)

ハリーポッターと賢者の石

経験値稼ぎのお供に、昔録画した第一作目を久々に見てみた。

 いろいろ思うことがあった。

まず一番は、

 ハリーがカワイイ。

あとロンもマルフォイもかわいい。ハーマイオニーは普通。昔はもっとオーラがあったと思ったけど、

 その分当時見まくってたから、今見てさほど感銘がなかったのかも、と。

でもハリーはホント、「さすがこれだけの大きな企画の主役を張るだけのことはある」と思えるかわいさ。今同じようにオーディションをやったとしても、当時のラドクリフほどの逸材は見つからないだろうと確信出来るほどの「ポッターさ加減」。

あとマルフォイがスゲェカワイイ。てか、「小さい」。将来サルのアーサーに殺されることになろうとは、夢にも思わなかっただろう子供。何歳かわからないけど、

 一桁じゃね?

ってくらい子供っぽく、僕がショタの中年女子だったら、彼だけでご飯三杯って感じだった。てか、僕自身「ハリーポッターという作品の見方」が随分変わったのかな、とも思ったけど。

一方で、スネイプ、ダンブルドア、マグゴナガル、ハグリットなんかはさほど変わらず。大人はメイクで10歳や20歳ごまかしきれるんだな~と。ちょっとホッとする。

ダドリー一家は相変わらず超嫌なヤツ、、、つまり僕的に大嫌いな連中なので、

 サクッと飛ばす。

最後痛い目を見るところだけ再生すればそれで十分スッキリ。ちなみにこのハリポタ賢者の石で飛ばしたのはそこだけ。他は、

 思っていた以上にストレスフルなシーンがなかった。

僕は基本ハリポタは「嫌い」だと「思う」。一応全作見ているものの、映画館で見たのは最初の3作くらいで、アズカバンを見て「もういいや」ってなった。とにかく、

 話が暗いのだ。

ドロドロというかピリピリというか、

 子供が主役なんだから、もっとさわやかに楽しいジュブナイルにしてくれよ、と。

もちろん彼らも成長するわけだから、いつまでもそう言うわけにはいかないのもわかる。

 わかるが、理解と好みは別物。

その点賢者の石は違う。

 普通にジュブナイル物として「楽しいばっかり」で紡がれている。

マルフォイに悪さされてもすぐリターンが来るし、とにもかくにも贅沢。次から次へと派手なVFX=魔法てんこ盛りのシーンが展開し、

 ゲームでも十分通じるほどの大冒険。

その密度感とクオリティに、今更ながら引き込まれ、ワクワクしてしまう。この感覚は僕が大好きな「魔法使いの弟子」にも通じるが、ハリポタはそれ以上の「お金のかけ方」がされてた。

ただ、作品として「魔法使いの・・」の方が遙かに好きなのは、

 ハリポタには色恋沙汰がない。

もともと児童文学だったからなのか、あれだけの大活躍をしたハリポタに「ウットリする女子」が出てこないのも違和感だし、そもそもあれだけかわいいハーマイオニーを用意しておいてハリーではなく最終的にロンとくっつけるというのも、

 個人的には気に入らない。

てかハリーはロンの妹とくっついたんだっけ?

 あんまかわいくないし。

てか、

 賢者の石の頃はそこそこかわいかったけど、「成長後」が微妙だったし。

まぁ未来は誰にも見えないんだけどさ。

気に入らないと言えば、最後のダンブルドア校長がグリフィンドールにどんどんポイント加算していくところも気に入らない。

 スリザリンのガッカリさたるや、筆舌に尽くしがたいだろ。

別に彼らはドーピングしたわけでもなければ、校長にワイロを送ったわけでもない。

 事前に言ってやれよ、と。

ハリポタ中心の「子供の目」からしたら、たぶんこれが正解なんだろうけど、僕的にはあまりに残酷に見えた。マルフォイの悪事に関しては既に罰則を受けているんだし。

 同点で進めて行って、ネヴィルに10ポイントだけで、グリフィンドールの勝ちで良くね?

って思った。何もあそこまで恥をかかさなくても、、、。

でもまぁ今見ても概ね楽しめたのは事実。ドラゴンの赤ちゃんとか、ケンタウロス、ユニコーン、ケルベロスに、序盤のニシキヘビとの会話、カギの虫、透明マントに、動く階段、クィディッチ、カエルチョコ、、、

 ホント枚挙にいとまがないとはこのこと。

一作目がこれだけのクオリティで成功したからこそ、ハリポタの劇場版は最後の幕引きまでしっかりお客さんを離さず、人気を保つことが出来たんだろうな、って思った。

・・・

ハリポタで使われた多くの小物も、たぶん世界中のどこかに存在する。賢者の石やニンバス2000、ハリーの杖なんかは、まさに「ファン垂涎の品」。サザビーズやクリスティーズに掛けられたら、いくらくらいまで伸びたんだろうって思う。てか僕が知らないだけで、普通にオクに掛けられてるのかも知れないけどさ。

 つか日本のモデラーとかなら、賢者の石くらい普通に作りそうだけどさ。

まぁレジンじゃあの重量感は出ないのかもだけど。

ハリーポッター賢者の石、今見てクリス評価★★★。子役がかわいくてよかった。

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コメント

ハリポタは個人的にかなりハマりましたね!なんでもそうだと思うのですが、原作を読んでみることをオススメします。結局、映画だと細かな描写がなどがだいぶ抜け落ちていたりすることも多くて。特にハリポタは、色々な話(ハリー以外のサブキャラのこと、ヴォルデモート、杖、クディッチ、色恋、スネイプの謎などなど)がかなり複雑に伏線を張り巡りせつつ物語が展開されるので、原作を読んだものからするとあれを映画にすること自体かなり難しい気がしましたね。映画だけみてると辻褄が合わなくなってしまう部分もあるし。まぁ話自体は確かに暗い感はありますね(^_^;)ちなみに、ハリーの初恋はチョウチャンという女子で、クディッチで対戦する他の寮のシーカー。映画ではアジア系の子が演じてましたね。そんなかわいくない。推しメンは、ラーナかなぁ。天然不思議ちゃんという原作ともかなりマッチしていた気がします。かわいいし。
あとダンブルドアを演じてた俳優さんは二か三個目の作品あたりまでの出演で、亡くなったかなんかでその後は2代目ダンブルドアが登場。最初の頃のダンブルドアの方がよりダンブルドアを再現してましたね。単純に歳だというのもあると思うけど。

投稿: ゼノ | 2017年7月 6日 (木) 03時59分

どもですゼノさん、クリスです。まさかハリポタネタにフックされる方がいるとは思いませんでした(^^。ありがとうございます。

 でも小説版はたぶん絶対読めない・・・

字の本はホント苦手というか、過去読んだ本を全て言えるんじゃないかってくらいしか読んでないですね。

 マンガの1000分の1くらい。

読んだ結果、原作のが良かった、って言う可能性は少なからずあるとは思うんですが、その前に読めない可能性が著しく高い。というか、

 あの厚さにもう無理です(汗

正直一冊目くらいは読んでもいいとも思うんですけどね~。なんかワンピースみたいに、

 最初の2ページで挫折って可能性も大いにあるかな、と。

ただ、「不思議ちゃん」が吹き替え声優含めてかわいいってのは大いに同意です。でもハリーの恋人としてメンヘラ系はさすがに無理だったんだろうなって感じ。この辺は海外と日本の文化の違いみたいなのもあるかもですけどね。

ダンブルドア校長だけでなく、シリーズが続くとどうしてもありますよね。マトリックスのおばあさんとか。死んでなくてもギャラ交渉が決裂して別の俳優になったりとか>アイアンマン。でも時が経つと意外とどちらの記憶も薄れていく気がします。自分があまり思い入れがなかったからとも言えますが、新しい方の校長の顔が全く思い出せないですから(^^;。

投稿: クリス | 2017年7月 8日 (土) 03時23分

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