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2017年7月14日 (金)

ゴーンガール、ターザン

 全くこの2作に関係はない。

見たタイミングもそこそこ離れているが、どちらもそこまで長くならなかったので、ひとまとめにする感じ。

●ゴーンガール

ダニエル版ドラゴンタトゥーの女でファンになったデヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス。主演はベン・アフレックと、女優のロザムンド・パイク。この人は、他でも何度か見覚えがあったが、調べてみたら、サロゲート、007ダイアナザーデイ、タイタンの戦い、DOOM、アウトローなど結構見てた。

恋に落ち、結婚した二人だったが、奥さんがいきなり失踪する。表面上は探しまくる夫:ベン・アフレックだったが、実際は結構嫌な奥さんで、旦那も浮気してた。奥さんの失踪には実は大きな裏があったのだ、、、

的な話。つかネタバレしちゃうと、

 夫にムカついためちゃ頭の切れる奥さんが、数え切れないくらい罠を張り巡らせて、夫を殺人犯に仕立て上げようとする話。

フィンチャー監督らしい緊張感のある展開と、テンポよく濃密に紡がれたストーリー。特に奥さん役のロザムンド・パイクの演技が超怖くて、オスカーノミネートほか各国の映画祭で主演女優賞を取ったりしてた。ちなみに制作費6100万ドルに対し3億ドル以上の興収を上げた「優等生」でもある。

最終的にどう決着が付くのか、2時間半ほどの長尺作品だったが、中盤からそればっか考えてた。何つか、

 とにかく奥さんが嫌なヤツというか、怖いヤツで、

例えて言うなら、「全ての積みを相手に着せるような女」。正直言って、「この女が死なないと溜飲は下がらねぇな」と思ってたけど、

 最終的にまんまと生き延びる。

個人的にはそこが「好きになれない」。面白いと見る人も居ると思うし、意外性に「いい意味でやられた!」という感想の人も居ると思うけど、

 スゲェ悪いヤツである以上、最後は痛い目を見て貰いたいという勧善懲悪大好きな僕の希望&期待。

 でも裏切られる。

正直、夫名義で注文した数々の浪費グッズが警察に見つかった時、

 指紋が一切付いてないだろ

とか、

 オーダーはともかく荷受け時のサインが夫ではなく全て奥さんになってるんじゃねぇの?

とか、

 警察もそこ、そんな簡単にジャッジしちゃうの?

みたいな感じで、「ほころび」を感じちゃったってのもマイナス要素。

敏腕弁護士が、(ヤツの能力なら十分真相を明らかにしつつ夫の立場を良く出来ただろうと思うのに)終盤サクッと身を引くところも気に入らない。最後ブラックな終わりにしたいがための詭弁に見えてしまった。

 映画としては受けがいいかもな終わりだけど、僕的には全くスッキリしないし、納得も出来ない。

 その「納得出来無さ」が、トータルの評価を下げてしまった感じ。

夫の浮気相手がそこそこかわいく、オッパイも見せてくれる「そういうフィンチャー節」は嫌いじゃないものの、あれほど悪事を働きつつ、人も殺していて平然と元サヤに収まってる奥さんにどうにもスッキリ出来なかったので、

 クリス評価★☆ってところかな。

この点数の低さは、単純に好みって感じ。「面白いかも知れないけど好きになれないので点は低い」みたいな。

●ターザン

主演の男性は知らなかったが、ヒロインは、

 またも登場マーゴット・ロビー

つっても3作程度ではあるものの、フォーカス、スーサイドスクワッドと、そこそこ大きめなタイトルを渡り歩いている分印象は深い。

 正直原住民の生活を「よし」とするルックスではなかったと思うけど。

物語は、ターザンである主人公が、文明社会で「貴族」として暮らしているところからはじまり、

 ああまたジャングルに戻ることになるんですね。しゃらくさいですね。

という雰囲気をまず感じさせ、声優も極めて×だったので、久々字幕にシフトして視聴。同時期にリリースした「ジャングルブック」と比べてどうなのかがある意味焦点ではあったのだけど、

 もう全然あっちのがイイ。

ターザンは「ターザンらしく」、グレイストークの時の「野人のような粗野な感じがするターザン」とは全く別モノ。何というか、気高さを感じる白人なのだけど、

 いかんせん髭が伸びなさすぎる。

髭の跡すらない、生えない設定ならともかく、結構濃いそり跡がありつつ、ずっとそのままなのが、

 ターザンなのに毎日欠かさずお手入れしてるのね

って感じがしちゃって、なんか萎えてしまった。特別強さを感じる場面もなかったし、「どこでかっこいいと思えばいいの?」って感じが結構した。特に「ジャングルの王者」って感じもしなかったし、まぁマーゴット・ロビーが「映える子」だから、その分ターザン本人の輝きが抑えめになっちゃったかなってのも無くはないけど。

悪役もイマイチオーラがなく、ある意味

 思った通りさほど面白くもなかった

一応飛ばさずに眠らずに最後まで見られたので、最低ってことはないけど、、、

 クリス評価は★ってところかな~。

「アーアアー」みたいなターザンの代名詞とも言える叫び声も、「本作ならでは」のものにアレンジされていて、

 そこはお約束の声で良くね?

って思ったりもした。

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トリプルX再始動、ドクターストレンジ、キングコング髑髏島、声の形、ピーケイあたりが借りてこようか、発売はまだか、のタイトル。君の名はのブルーレイを買うかどうかは思案中。

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