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2017年8月28日 (月)

XXX再起動ほか

●XXX再起動

ヴィン・ディーゼル主演のシリーズ3作目にして最新作。つっても2作目は別の人が主役を演じていて、ヴィンは「出戻り」というところ。

監督のDJカールソーは、死ぬほど好きなイーグルアイ、ディスタービアを撮っていて、アイアムナンバー4もかなり好き。つまり、非常に信頼感の高い監督だったのだが、、、

 ぶっちゃけ割と普通。

こないだ見たステイサムの「メカニックワールドミッション」と、ルーク・ブレイシーの「Xミッション」を足して二で割ったような内容。特に「エクストリーム」
※チャリとかスケボーとかで高難度の無茶をする競技?
のニオイは薄く、割と普通のアクション映画。

特筆する点は、、、別にないかなぁ。ヒロインと呼べる子は何人も出てくるけど、

・冒頭の水着のねーちゃん 超美人。でもチョイ役過ぎ

・スナイパー ミシェル・ロドリゲスっぽい顔付き。つまり美人ではない

・敵か味方かよくわからないメインヒロイン。 美人だけど、メイクが今ひとつ好きになれない。森泉に似てる。

・味方のメカニック担当 海外では珍しいメガネッ子。時任ぁみを思い出したけど、よく見るとギャル曽根に似てる、、、と思ったけどよくよく見たらそうでもない

最初の子がメインだったらよかったのに、と思いつつモデルだからか、ほとんどしゃべらず残念。

つい先日見たばかりのキングコングにも出てて、

 どこにでも居る

と思ったサミュエルが本作にも居て、

 オマエどんだけ映画出てんだよ!

と思ったり。あとついでに友情出演的にネイマールや、「前作の主人公」※自主規制とか、

 節操がない感じがしなくもなかったり。

メインはヴィン以外にドニー・イェンが居て、

 こないだスターウォーズで見たな~

と思ったり。アクションシーンはちゃんとしてるようにも見えるのだけど、どこか「好みじゃない」というか、なんつんだろ、

 ジェット・リー◎
 ブルース・リー◎
 ジャッキー・チェン○
 ショー・コスギ×
 ドニー・イェン△

 ついでに、マーク武蔵○

こんな感じの手触りを感じる感じ。なんか見ていて「契約上、絶対悪役はやらない」って念書を書かされてるような、なんか変な感じがした。

 一言で言えばカッコよくない。

キレがあって動けるのに、監督や特技監督の指示以上に、自分がやりたいようにやらせてもらってる、「意見を言って結果独りよがりなニオイが強くなる」そんな印象がある。

 浮いてるんだよな。ぶっちゃけ。

自分を引き立たせるために周りがあるって印象を受けるというか、

 やっぱかっこわるい。

僕の嫌いな浅野忠信のニオイがする。

もうひとりアクションの雄トニー・ジャーも出てくるが、こっちはわきまえていて「前に出すぎない色づけ程度の演技」で、特に印象には残りにくいが、嫌いじゃない。何つか、ワイルドスピードの時の「ヴィン×ドウェイン・ジョンソン」にはあった、バランスが感じられないんだよな。ドニーにもトニーにも。

全体的にコストが掛かってる感がありまくりなので、撮れ高はかなり高いはずなのだけど、どこか惜しいというか、「残らない」というか。その点ではメカニックワールドミッションもXミッションも同じように「残りにくい」映画だったとは思うけど、本作は特にそれが強いような。

まぁ気楽に見て気軽に忘れるのが丁度良い、ある意味ヴィンらしい映画って感じだな。

てか個人的に「ザンダー・ケイジ」という主人公の名前が好きになれないわ。クリス評価は★★ってとこかな。内容そのものは嫌いじゃないから続編出てもきっとまた借りるけどね。てかヴィンも結構歳取らないよな。

●ランナウェイ逃亡者

シャイア・ラブーフとロバート・レッドフォードのサスペンスというだけで「パケ借り」してきたが、

 ぶっちゃけ大したことはなかった。

30年前、学生闘争と反社会主義的なテロに手を染めつつ、「人は殺さない」グループに属していたレッドフォード(役名はもう忘れた)が、ふとしたきっかけで当時の過失殺人の実行犯として追われる身となる。シャイアはそれを追う新聞記者役。実際には人は殺してなかった彼は、逃亡しつつそれを証明してくれる当時の仲間ミミーを探す。

みたいな話。クリス評価は★。つまり誰も見ないと思うのでネタバレをしてしまうけど、面白みがあったのは、ミミーとレッドフォードとの間の娘が、別の仲間の養女になっていて、調べにきたシャイアと絡んだところくらい。

あとから調べたら本作はロバート・レッドフォード本人が監督していて、

 ああなるほどと。

 通りでツマンネーわけだな、と。

シャイアの演技は相変わらずスマートでキレがある一方で、レッドフォードは正直ロートル。見ていてかっこよさを感じる場面はなく、

 グループを抜けたあと結婚した女性との間に出来た娘(小4くらい)が、超かわいかった
※わかりにくいけど、さっき書いた養女が23歳くらいなので義理の姉妹になる

くらいのもの。あとシャイアの元カノで、FBIの下っ端にアナ・ケンドリックが出てて、「名前が思い出せて嬉しかった」とか。

追いかけっこではあるのだけど、別段緊張感がある場面も少ないし、何が面白いのか、何を見せたいのかが全然わからなかったな。マジ見なくていいと思う。ジェイソン・ボーン並につまらなかった。

●グランドイリュージョン見破られたトリック

 ※ネタバレしてるのでそのつもりで

一作目は娘共々大好きな傑作だが、本作には前回のヒロインとも言えるメラニー・ロランが居ないというので、

 正直期待ゼロに。

てか、派手にネタバラシをした前作のあと、どうやって続きを盛り上げられるのか、ぶっちゃけ無理じゃね?と思っていたが、

 やっぱ無理だった。

「見破られたトリック」というタイトルに違わず、本作は華麗なマジックで「おおっ!」と思わせる場面は極めて少なく、むしろ「残念な失敗シーン」の方が印象に残る。

 要はマイナスの溜めが多い。

見せ場らしい見せ場は、中盤カード状の重要な基盤を、身体検査をする警備員に見つからないようにメンバー4人で巧みに隠し通す場面だけ。それもちょっと嫌みなくらいで、
※同時に検査してるはずなのに、次々に回していくのもなんか不自然だったし

 今回の新ヒロインがブラを抜き取ったところは著しく良かったけど、

全体評価ではそれ含めて★☆くらい。特にダメな感じだったのは、ジェシーにもウディにもデイブにもラファロにも、

 善玉側にかっこいいところがほとんどなかったこと。

今回の悪玉は、「これって、、、ポッターだよな?」のダニエル・ラドクリフ本人。いや、本人役で出てるわけじゃないんだけど。ほかは1作目のマイケル・ケインやモーガン・フリーマン少々。

 あのラストのあと、この展開はいくらなんでも強引じゃね?

って感じだったし、とにかく「プラスよりマイナスが多い」感じだったな。今更カードやハトの手品を見せられても、って感じだし。

交代したヒロインはそれなりに美人で、前作までの華のない子より全然良いのだけど、それでもあそこまで堅い結束だった4人がメンバー交代って考えると、やっぱ違和感がある。

予算は上がってたと思うけど、また見たくなるような気持ちの良いシーンはなかったし、そもそも序盤騙される過程が、

 まさかの「催眠術で眠らせて飛行機でマカオまで移動させた」とか。

あんなのトリックでもなんでもないし。

なんか「グランドイリュージョン」というより「グランドイリュージョンの二番煎じ」みたいな続編だったな。三作目も制作決まってるらしいけど、

 やっぱメラニーちゃんは出ないんだろうな~。

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