こういうおもちゃが欲しい
最近のネタは、どうも偏りが激しく、内側に居るときは結構読んでも楽しめるのだけど、ふと距離が出ると物足りなくなったりもする。そんな折り、何となく自分の好きな話を書いてみたくなったというか、担保無く書き始めるのはつまりは、自分が読みたい話を書きたくなったから。
書けるかどうかはまだわからないのだが、まぁ妄想の話。
●おもちゃ
こないだ少しミニ四駆の話が出たけど、子供の頃のおもちゃがアレンジされて市民権を得るのは良くある話。
ハンドスピナーも、あと10年20年して再度脚光を浴びるかも
とも思ったりもするのだけど、昔を思うとホントに「おもちゃ」の半径が狭まった気がする。今お子さんが未就学児のパパママは、何を誕生日プレゼントにあげてるんでしょうか。つか今でも「戦隊ヒーロー」のロボットや、仮面ライダーの変身ベルトは売ってたりするんでしょうか。女の子だと変身のためのステッキとか?
メカモやスペースワープ、レゴ、みたいな、「子供の頃買えなかったけど大人になってお金使えるようになったから買いたい」人に訴求するおもちゃもあるけど、個人的には、「焼き直しじゃない、でも子供が楽しめるおもちゃ」が出てこないかなぁと思う。
ハンドスピナーは、確かにわかりやすいし、お手軽で、訴求対象も広い「優等生」だとは思う。でも、お手軽さの奥が実はかなり浅いというか、大人がコレクションしたりするにはちょうどよくても、子供が遊び続けるにはフックが甘い気がする。ちなみに僕は「かなり内側に入った人」だと思うのだけど、
「大人の心」ではまだ楽しめるし、次のヤツも欲しいと思えるけど、「子供の自分」には、あらたな感動が見えなくなっている。
ヨーヨーやけん玉のようにテクニックを磨けるわけでもなく、
※多少はあるんだけど、ミッシングリンクがあるんだよな。テクニック1から一気にテクニック14に飛ぶみたいな感じ。
ベーゴマやメンコのように取ったり取られたりという賭け事は、今日日成立しない。単価もそこまで安くないし。
おもちゃのトレンドは、当たり前の話時代と共に変わっていく。そして、そこにフックするかどうかは、個人の経験と環境に大きく左右される。
たまごっちやミニ四駆、キン消し、ビックリマンシール、遊戯王にはハマれなかったけど、ポケモンカード、ガンプラ、ヨーヨー、ガシャポンHGにはハマった。妖怪ウォッチにはハマれなかったけど、君の名はは楽しめた。
今後もしヒットするおもちゃ、僕にフックするおもちゃがあるとしたら、乏しい僕の想像力と空想力からひねり出す条件は、
・お手軽であること
始めるために大仰な準備やコストが掛からない。入門編で500円前後。場所や専門的な道具も不要。
・奥行きがあること
大人でも楽しめる付加価値やコレクション要素があり、子供でも遊び続けられることが望ましい。
・触れられること
「スナックトレジャラーズ」のガシャのように、デジタルだけではない「実物」に魅力があると思う。
・複数でも楽しめること
ひとつ手に入れて終わらないトリガー。単純な比較でもいいけど、出来たら二個イチ、3個イチで楽しさが広がればなお良い。
・デジタルの要素も絡められること
売れ線に不可欠と思いきや、ハンドスピナーにはその要素がない。でもどこかそういうポイントがあってもいい気がする。
たとえば、ミニ四駆とたまごっちとハンドスピナーと妖怪ウォッチのメダルの要素を全て含んでいるようなおもちゃであるなら、それはとてもヒットしそうな気がする。一旦価格面に目をつぶって考えるなら、
電子ブロックのような「ドック」と、ベイブレードのような「コマ」をワンセットにし、ブロックを買い足したり、入れ替えたりすることで、コマの性能を変えられるような。コマ自体にも個性付けがあって、、、ちなみに「独楽」ではなく「駒」ね。回る必要はない。シンプルなものは500円前後から、高いもので3000円5000円くらいで、ロボットのように踊りをプログラム出来る高価格帯と、ただ光るだけ、でもその光方はプログラム出来る、みたいな。でもって安いヤツは連結してブロックのように大きなものにもなるような。
※マインクラフト的な?
ドックの情報はスマホとやりとりすることで、文字情報とか簡単なプログラム(音楽を鳴らしたり言葉をしゃべらせたり)をダウンロード出来たり、店頭で限定プログラムを配信したり、友達同士で交換したり共有したり。
磁石でくっつくパズルみたいな知育トイがあったけど、そんな感じで集める事、繋げることが楽しめるような。たとえば1つだと表示出来る文字数は16×16ドットしかないけど、二つ並べれば32×16ドットになるし、縦横にどんどん連結していけば、それだけ詳細なドット情報を表示出来るようになるってだけでも楽しそう。1コでも楽しめる工夫が凄く重要だけど、ぶっちゃけ今日日デザインなんてもんは、いくらでも工夫は出来る。
たとえば、ペットボトルキャップのように、サイコロの「1」の上にフィギュアを付け、「6」の面に前述のデジタル表示機能があれば、フィギュアとしてのアイデンティティと、集める楽しさを両立出来る。
表示をカラーにするとコストが掛かりすぎるので、赤単色のLEDとかで、、、って今の技術だとペットボトルキャップ程度の大きさでも、かなりの情報量が「表示しようとすれば出来る」とは思うけど、そこは極力コストを抑える方向でチューンして、内部メモリとかも「音も鳴らしたいなら別に4つ繋げる」とか、アニメーションさせるには、ドックにそう言うブロックを組み込むとか、、、
つか、光るってのは、存外楽しいんだよな。
ただ、充電式にするとコストに跳ね返ってくるし、電池式にすると液漏れとか駆動時間の問題もあるし。
でも昔ミクロマンにあった、磁石で連結するロボットが、光ったり動いたり回ったりってのは、
凄く楽しかった。凄く、楽しかった!
別に光らずに回るパーツがあってもいい。磁石で連結して回るようになるだけでもワクワク出来るし、タイヤのパーツを4つ連結して走るとか、絶対楽しいと思うんだよ。
問題はコストなんだけど。
1コ500円前後からあって、集めて楽しい、繋げて楽しい、見て楽しい、触って気持ちいい(磁石の精度・強度も重要)、そんなブロックトイが遊びたい。てか、バッテリーは「バッテリーブロック」でいいや。で、ただ磁石だけの「空ブロック」は10個で500円くらいにしてもらって、組み上げるだけで楽しいとかでいい。意味もなく金属製のブロック(表面がヘアライン加工してあって高級感がある)とか、文字表示で時計やタイマー、ストップウォッチとしても使えるとか、、、。
シンプルに「1」の面が「絵の一部分」になったパズルとかでもいい。3×4=12個のパズル。でも磁石だから組み上げてから固定も簡単だし、組み上げる過程で今までにないもどかしさ(変なところとくっついちゃうから)もあるだろうし、デジタルと絡んで、出来上がったら裏面にはタイムが表示されるとか。出来上がった瞬間に音楽が鳴るとか。
楽しそう。
結局難しすぎるのはダメなんだよ。ルービックキューブがヒットしたのは、「1面揃えるまでは簡単だったから」これが凄く大きいと思う。それでも楽しめる。1面揃えるのが大変なアレ系のパズルは、何一つヒットしてないと思う。
※スネークキューブも簡単だからよかったと思うし<スゲェ好きだったし
・・・
数年前に出た「バンククエスト」って貯金箱。ブログでもネタにしたけど、あれはホント凄いおもちゃだと思った。結局続かなかったのが残念だけど、ああいう発想って、もっと活かせると思うんだよな。
◎バンククエスト
貯金箱になっていて、お金を入れるとたまごっちのような液晶画面の主人公に「お金を渡す」ことが出来、主人公はそのお金を使って武器や防具を買い、塔をどんどん敵を倒しながら登っていくというゲーム貯金箱。お金が入っていても到達してる階が低いうちは強い武具は並ばない。オートでも遊べるが手動の方が安定するなどの要素があり、あまりの魅力に、「一旦500円玉に両替して貯金する」荒技も使ってしまった。ちなみに、お金を出すとレベルなどのデータが初期化される仕組みも面白かった。ソシャゲと違ってそのお金は「全て戻ってくる」のが素晴らしく良い。
つか今なら、貯金箱とソシャゲを連動することも出来ると思うけど、大手が作るにはうま味が少なすぎてダメなんだろうな。「バンクエ」のソシャゲ連動版とか普通に欲しいけどな~。
・・・自分で読んで楽しめるネタになったかはわからないけど、書いてるのはそこそこ楽しかったかな。
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