映画とかまとめて~その2~
最近摂取した映画とかマンガとかを少々。
●ブレイド
既に何度も見ているが、DTVにあったのがあまりに低画質すぎて見るに堪えなかったので、わざわざまた借りてきた。
結構覚えてたのが残念ではあったけど。
ウェズリー・スナイプスの出世作にして、ダークヒーローのシリーズでは3作目まで作られた意外と珍しいアメコミ。何を持って「ダークヒーロー」というのかはわからないが、とりあえずゴーストライダー、スポーン、ヘルボーイなどは3作に届いてない。
吸血鬼に噛まれた女性から生まれたブレイドは、太陽や銀にも強く、吸血鬼並の回復力を持った男。つか彼の説明なんざどうでもいい。本作を見るというのは、つまりはウェズリー・スナイプスを見るということと同義であり、
彼の無駄にかっこつけた殺陣を堪能出来ればそれでいい。
※特にガッツポーズするとことかイイ感じの笑いを誘うし、剣で地面に弧を描くシーンも好き。「刃こぼれしちゃうだろ!」って思うけど、かっこいいから仕方ない。
元は人間だったのだろうけど、今は悪いヤツ、みたいな連中を躊躇いなく殺していく様は、ある意味96時間のリーアム翁を彷彿とさせ、非常に爽快。ポーラ・パットンほどではないけど魅力のある黒人ヒロインも悪くなく、
※つっても次回作ではジェシカ・ビールになっちゃって、そっちのがイイに決まってるけど
悪役のスティーブン・ドーフも「いかにも悪そう、かつ残忍」でイイ。ズルいやつや嫌なヤツ、愚かなヤツはほぼほぼ出てこなくて、今見ても普通にそこそこ楽しめた。
ただ、割と記憶に残っていたのは残念。現時点での評価は★★☆ってところかな。つかウェズリーみたいなアクの強い俳優でも、フィットした役柄があれば十分魅力は出せるよなって思った。プライベートでも素行不良みたいだけど、そんなのは映画に関係ないしね。
●パトレイバー2 THE MOVIE
「1」の方のムービーの方が死ぬほど好きだったけど、たまには「2」も見てみるかと借りてきた。が、
全然ダメだった。
一言で言えば、僕が嫌いな「シンゴジラの前半」みたいな?政治色というか、ある意味子供が眠くなる展開が多く、個々の背景描写や、わずかながら出て来るレイバーの作画クオリティは高くても、
いかんせんオカズが少なすぎる。
声優は据え置きでも、登場人物全員のルックスは「悪い方にリアル」で、スッゲェ居心地が悪い。
もちろん中には「2のが全然いいでしょ!」って人も居るとは思うけど、僕には眠くてタルい駄作だったな。つか押井守は、
うる星やつらとTHE MOVIE「1」以外ダメな気がする。
クリス評価は☆。わずかにあるレイバー描写がかっこよかっただけ。
●リミットレス
友人に勧められた「超人」物。彼女にもフラれ、家賃も滞り、小説家とは名ばかりでろくに書けない主人公が、旧友から一粒の透明な薬を貰う。その薬を飲むと、
記憶力や分析力、判断力、発想力、反射神経などのポテンシャルが飛躍的に向上する。
が、24時間ほどで効果が切れるというものだった。その効果に魅せられた主人公は、友人を訪ねるが、彼は殺されており、家捜しされた跡が。めげずに探し、大量の薬を見つけた主人公は、薬の力を借りつつ経済界でどんどんのし上がっていく。
凄く面白そうな話なのだけど、後先考えずに大量に薬を摂取していく彼が、
どうにも嫌い。なぜなら「薬が無くなること」を土壇場になるまで考えなかったから。
「愚者」とは彼みたいなヤツのことを言うんだろうな、と。あれほどキレるなら、まず最初に考えるのは、「この薬をどうやってずっと確保し続けるか」じゃないのか。薬を入れた缶から出る音を聞いた次点で、
再生を止めた。
もう見ていられない。いや、最終的には上手く着地するのかも知れないけど、このマイナスの溜めに堪えられないと思ったんだよね。
途中で止めちゃったので評価はなし。てか、世間の評価は3.6くらいで、結構高いみたいなんだけどさ。
●REDリターンズ
モーガン・フリーマン居なかったっけ?って感じのシリーズ2作目。ヘレン・ミレンやジョン・マルコビッチはそのままに、主役はブルース・ウィリス。殺し屋家業から足を洗ったつもりだったが、そうは問屋が卸さないよ、って話。
キャストは豪華で、イ・ビョンホン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、アンソニー・ホプキンスなどが名を連ね、ややコメディ寄りにしたエクスペンダブルズみたいと言えなくもない。つかキャスト調べてたときにイ・ビョンホンがターミネーター・ジェニシスに出てた液体金属野郎だったと知り、ちょっとなるほどと思った。
ある種ドニー・イェン的な役回りになりそうなとこだけど、それよりもかなり「いい意味で従順」な感じがする。
監督や特技監督の指示をきっちりこなしてる感じ?自分がやりたいようにやってない感じが、見ていて安心出来た。主人公より目立っちゃダメなわけで、その点ドニーの方が「空気読めない感」がある。
アンソニー・ホプキンスは、出た直後は「友情出演」レベルかと思いきや、「彼がそんなわけはないわな」と思い直し、見てたら案の定キーパーソン。正直全体的にキャストの年齢が高すぎてイマイチヒロインとかにもときめかなかったのだけど、暇つぶし程度の気持ちで見るなら、まぁ許容範囲かなって感じだったな。
クリス評価は★☆。ちなみに無駄にキスシーンが多い。こういうのは好みではないんだよな。
◎モブサイコ100
オススメされた「ワンパンマン」の作者原作のアニメ。1話だけ見たけど、
自分的には全く×。
超能力者であり霊能力者である冴えない高校生の「モブ」が、バイトで入った「除霊事務所」を通じて悪霊を退治していく展開だったのだけど、その事務所の師匠にあたる人間が、
毛利小五郎ばりのクズ。
見ていて反吐が出るレベルで、「すぐ死ねばいい」と思い続けながら見てた。途中で少しくらいかっこいいシーンがあるかと思ったけど全くの皆無で、こういう人間が居るから世界は悪くなっていくんだよ、って思った。
元からワンパンマンの絵は好きになれなかったし、期待が乗ってた分落差が激しかった。
作画のクオリティは悪くなかったと思うけど、キャラデザインで帳消し。キャラの性格でマイナス。クリス評価は「マイナス4点」くらい。ズルくて力がないのに偉そうとか、
政治家かよ<政治家のことを知りもしないで
って思ったな。
◎HELCK(ヘルク)
こちらは動画ではなくマンガ。同じくオススメされた作品なのだけど、
スロースターターだったけど、今は大好きに。
※102話現在
温度的に一番近いのはバスタード。ただ、バスタードの作画クオリティを100とするなら、開始時ヘルクのそれは13くらい。徐々に上がっていって、今は55くらいになっている感じ。
キャラは結構立っていて、笑いもあれば深刻なところも多く、個人的にはそのさじ加減は、
もっとずっと「笑い寄り」であって欲しい
と思ったけど、あ、バスタードよりは「七つの大罪」の方が近いかも。ともかく、暗いところが結構あるのが非常に残念。何つか、ピリピリとした展開もメリハリとして有っていいのかも知れないけど、単純な好みとして、
痛々しすぎるのはダメ。
もっと気楽でいいじゃないかって思う。面白くて大好きになったけど、
※ヒロイン的役所のアナとか結構かわいいし
こっから先も読み続けられるかどうかは微妙って感じかな。つか最初の頃の主人公ヘルクの顔が非常にブサイクで、ネットでたまに見かける「顔のパーツが真ん中に集中してるデブ」居るじゃん?アイツみたいって思ってた。
途中からかなり変わっていって今はスゲェ別人。そして今なら愛せる。
クリス評価は★★★☆。下は2点から上は8点で増減し、今はこんな感じ。アマゾンの評価はすこぶる高い4.9/5点。
個人的には、アナと飛ばされた先の島のエピソードや温度が一番好き。あと、セリフが妙に多いところで何度か折れかけた。イランだろあんな大量のセリフは。
正直最初から結末を考えて描き始めた感じがなく、結構不安だったりはするのだけど、出来たらハッピーエンドにして欲しいし、
ハッピーエンドになってから、今の続きを読み始めてもいいかなぁって思ったり。
ちょうど今区切りがいいから、一旦距離を置くのも手かな。つかここまで読むと絶対、
ピウイのこと、好きになっちゃうな(^^。
あと、タイトルが「ヘルク」なのが凄くよかったって思った。
とりあえず彼は死なないだろうから。
ああでも他も死なないで欲しいな~。みんな死なないで欲しい。うー。
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コメント
こんばんは
モブサイコは考えてみたら、登場人物いずれも最初はかなりイヤな性格のキャラが多いから、まぁクリスさんにおすすめしたのは誤ったなと思いました。
とはいえ、師匠は強大な敵のサイキッカーを前にしても、モブの後ろに隠れず、ちゃんと自分で戦うし、戦いが嫌いなモブをかばう。そして勝つ。
本業でも、除霊はできなくても客の依頼は自己努力で解決する。ダメ人間なのは事実だけど、かなりの責任感の持ち主で、すごい人物なのです。モブの信頼には根拠がある。
ほかのレギュラー格も、モブとの交流やバトルを通してグッと人間的に成長して、モブのためなら死力を尽くす。まさに少年漫画の王道の楽しさがあるんですよね。小学館漫画賞を獲っていますが、さもありなんです。
フォローはこんなもんですかね。
ヘルク・・・おすすめしておいてタイトルを間違ってましたね(恥。
これを否定されるともうどんなメディアでもクリスさんに何かお勧めするのは辞めようレベルでしたから、まぁよかったです。
自分は幸いにして、連載の早い段階で出会えて、今に至るまで毎週を楽しみにできていますが、
確かに最初の島がベストエピソードかも(笑)。
今読み返しても楽しい。
ストーリーは伏線もしっかり。
ヘルクの強さは痛快だし、アンことヴァミリオがどんどん凛々しくカッコよくなっていくし、もちろん可愛い。
ピウィもポーカーフェイスなのに、間の取り方でとにかく笑わしてくれる。
最近はシリアス一辺倒なのが寂しいけど、熱い!のでよいと思います。ぜひこのまま読み進めてくださいませ。
おまけ漫画はシリアスから切り離されているので、収録されているコミックスを買ってしまうのもありかもですねー。
投稿: ゴロー | 2017年9月28日 (木) 23時12分
どもですゴローさん、ヘルクの最新話を読んだら、
あまりの短さに唖然としました(^^;
一気に読んでしまった弊害みたいなものですね。
モブサイコに関しては、今回のゴローさんのコメントが、
・・・別のマンガと勘違いしてないかな?
と思うレベルですね(^^;、師匠はモブの後ろに隠れてましたし、
作者が死ななきゃそこまで変わらないんじゃないかな・・・
って感じでした。
ヘルクは、また最初から読み返しましたが、
※まだ途中
序盤のヘルクの顔の悪さは、やっぱり「13点」レベルにヘタでした。でもお笑い要素は1回目より2回目の方がしっくり楽しめたというか、
ガンバレって思ってしまいますね。
シリアスになりすぎないで欲しいと心から思います。そのためにはピウイをもっと活躍させるしかないかな、とか。
かなり面白いと思うのですが、何か物足りなさを感じていたのも事実。それが何かなって思ったら、
ラブラブ要素がほぼないんですよね。コレ。
シーラさんがダーシュを好きになるとか、そう言うのが全く無い。そこが僕にとって大きなマイナスというか、バスタードにはなれないなと思いました。エロがないのは許せるけど、
アナはもっとヘルクのこと好きになっていいと思います!
そのくらいの時間を一緒に過ごしてると思うんだけどなぁ。
ところで魔女ってアナのお母さんですかね?だからなんだって話ですけど。
投稿: クリス | 2017年9月29日 (金) 23時47分