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2017年9月16日 (土)

ロビン・フッド、Mr.&Mrs.スパイ

●ロビン・フッド

1991年のケビン・コスナー版。友人のnori君が「昔見てスゲェ好きだった」と言っていたので、見たか見てないかの記憶はなかったが借りてきた。「古いからないと思う」って言ってたけど、普通にあった。こういう時そこそこ歴史がある店は心強い。

ロビンフッドと言えば、頭の上に載せたリンゴを射貫くイメージが強かったので、事前に「ロビンフッドらしいシーンがあるよ」という情報に乗せられ、まんまとそのシーンを期待したが、

 それはなし。

ただ、エンターテイメントとして、かなり盛りだくさんというか、

・インナースペース
・マスクオブゾロ
・インディジョーンズ
・ターミネーター

みたいな、見所たっぷりのファミリー向け作品という感じに仕上げられており、比較的平坦になりがちな「中世物」を、上手く飽きさせないように工夫されてた。

コスナーはこの頃がピークかも、と思えるほどかっこよく、
※ただしヘアスタイルはやや古さを感じた
ヒロインも世界観にフィットしていて悪くない。まぁ際だって良く感じなかったのは、性格が少し控えめで、もう少し「前に出てくれる」方が好みだったかな、とは思ったけど。魔宮の伝説とか、ハムナプトラみたいに。

それより特筆したいのは、

 ヒール役のスネイプ先生、、、を演じたアラン・リックマン。
※念のため書くけど、「スネイプ先生」はハリーでの役柄で、本作では「悪代官」として出てくる

非常にキャラが濃く、立っていて、表情や行動、セリフ、全てに「悪役とはこうあるべき」と言うお手本のようなキャラだった。実際「英国アカデミー助演男優賞」とかも取っていたみたいだし、
※ちなみにコスナーは、ラジー賞の主演男優賞を取ってる<むしろそうであって欲しいと思うほど僕はラジー賞の評価が高いけど

見ていてかなり安心感があった。ただ、

 本音を言えば、もっとずっと(ロビンが)「超人」であって欲しかった。

何つか、かっこよくて魅力もあるのだけど、そこまで超人じゃないというか、弓を外すこともあるし、
※これは凄くガッカリした。本作で一番要らない演出だと思う
例えば同じ弓使いの「アベンジャーズ」に出てきたホークアイと比べても、何か特別なワザを持ってるというのでもない。

 その分マジメではあるのだけど。彼は宇宙人でもミュータントでもないし。

ヒロインも、割とお飾りというか、活躍と呼べる場面もなく、正直惜しい。クリス評価は★★★と低くはないものの、

 こないだマスクオブゾロを見た時の高揚感、ワクワク感みたいなものは、本作からは感じられなかった。

メリハリもあって、主人公がかっこよく、ヒロインもそこそこで、新鮮味のある世界観、お金もボチボチ掛かってる感じがしたけど、

 上限が低いような。

ただ、だからと言って数年前に作られたラッセル・クロウ版のロビンフッドが見たいとか、優れてるとはとても言わないけどね。ラッセル・クロウ嫌いだから。

もし見るとしたら、冒頭で書いたような「エンターテイメント然とした作品」が好きな人で、イケメンコスナーが見たい人にオススメ。多少の古さはあるものの、全体的なクオリティでは十分楽しめる娯楽作になってると思うな。少なくとも駄作じゃない。もちろんハッピーエンドだし。

●Mr.&Mrs.スパイ

タイトルから、ブラッド・ピット夫妻の「Mr.&Mr.スミス」のリメイクかと「思い込んでいた」が、見終わってからよくよく見たら、

 「スミス」じゃなく「スパイ」だった。

ちなみにこれに関しては、僕の中でかなり大きなショックだったことを伝えておきたい。

 見てる間中、ずっと「こりゃ別の作品だなぁ」って思い続けてたわけだから。

そりゃそうだ「別の作品」だもの。

てなわけで、

あらすじ的も当然アレとは違う。

会社の人事部に勤めるジェフ・ギャフニーは、カワイイ奥さんのカレンと二人の子供に恵まれ、幸せに毎日を送っていた。そんなある日、隣の空き家が「内装も見ずに」売れる。引っ越してきたのは、スラリとしたイケメンと、グラマラスな美女の夫婦。二人には当然のごとく秘密があったのだが、、、

ちなみに原題は「KEEPING UP WITH THE JONESES」。全然意味がわからなかったので調べたら、「近所の人や世間に負けないように見栄を張る」という慣用句だったらしい。

 余計わからない。

話は冒頭林間学校に子供達を送るところから始まり、メインのストーリーはギャフニー夫妻と、越してきたジョーンズ夫妻のやりとり中心。何か秘密がありそうな完璧なジョーンズ夫妻だが、どうも怪しい。その秘密を暴こうとするが、、、

見知った俳優は、女性陣二人。カレンは「グランドイリュージョン」で4フォースメンの一人だった子で、本作ではジェフと二人で主演と言える役所。もう一人は、ジョーンズさんの奥さんナタリーを演じたガル・ガドット。ワンダーウーマンの人と言えばわかりやすいが、ワイルドスピードで初めて見た時から、魅力爆発の美女だった。

つまり、本作は「ミスター&ミセススパイ」というタイトルではあるものの、主演は「スパイの隣人」で、そこまでアクション要素が強いわけでもない。割と細々としたコメディと言ってもいいが、

 カレンの演技はかなり秀逸。

ジョーンズ夫妻と対照的に背も低く(ちんちくりん)なギャフニー夫妻だが、夫婦仲は極めて良好で、ギスギスした感じは全くない。その点が僕としては非常に高評価で、見ていて凄く安心出来た。ただ、

 秘密がバレそうになった辺りは、ちょっと止めたくなったりしたけど。
※全然その必要は無かったんだけど

調べたら、監督は宇宙人ポールの監督だったらしく、作品の根底に流れる「癒し」の感じは、共通してた。

ガル・ガドットは、下着姿やドレス姿をこれでもかと見せてくれるし、緊張感のある場面でも、上手くガス抜きする展開は、割と新鮮。過度な期待には応えられないだろうけど、3点くらいを期待して見る分には、十分満足出来るスパイコメディって感じかな。クリス評価は★★(4点)。

個人的にはデブとジュード・ロウ、ステイサムが出てた「スパイ」より全然好みだったよ。

ちなみに、多少「セックス」に関する表現や言葉が出てくるので、親子で見るのはあまりオススメはしない。あと、スタッフロール後にワンエピソードあるかと思ったらなかった。

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