グレートウォール
トレーラーの段階で「マット・デイモン好きじゃないけど面白そう」と思っていた作品。何となくツタヤ行ってパッケージ見たら、
万里の長城を築いたのは、「人ならざる者」に対抗する為だった
みたいなことが書かれており、背中を押された。人対人より人対モンスターの方が全然気楽だし楽しめるのだ。
見始めてほどなくして、
ヒロインに釘付けになってる自分
どっかで見たことがある気はするものの、誰だと確証がないアジア系美人。役柄的には将軍に次ぐ地位にある隊長の1人「リン」で、折り目正しい生粋の軍人って感じ。それにしては線が細いが、その辺は、
全く問題なし。
ちなみに調べたら、キングコング髑髏島の巨神に出てた子だった。ウン確かにあの時もかわいかった。名前は「ジン・ティエン」というらしい。
・・・覚えにくいし読みにくい
まぁ読めなくて覚えられなくても、彼女のかわいさが減るわけでもない。ちなみに撮影時はたぶん28歳とかだけど、全然若く見える。23歳くらい?みたいな?
あらすじとしては、欧州から中国の方へ「黒火薬」を求めて旅をしてきた傭兵隊が、途中山賊やら、
なんだかよくわからないバケモノやらに襲われ、
命からがら2人だけ長城にたどり着く。その長城は、2000年前より、60年に一度の周期でやってくる、「トウテツ」と呼ばれるバケモノのために作られたものであり、2人が襲われたことで襲撃のタイミングを知る
みたいな。ただ、火薬および長城の秘密を他国へ持ち出すことは禁じられており、「命は助けてやるが、帰るのは許さない」みたいな。まぁ強力な武器及びその知識を外国にタダでやるアホウも居ないとは思うが。
2人のウチ1人がマット・デイモン=ウィリアムで、弓の名手。その演出はとてもかっこよく、
ロビン(ケビン・コスナー)も、このくらいやってくれればよかったのに
と思うほど。もう1人は斧の使い手で、腐れ縁的間柄。2人は金で動く傭兵だが、ウィリアムの方は、女隊長リンの「信念」という言葉に動かされ、次第に自分以外の者のために戦うようになっていく。
キャストは他に「こんなところで出会うとは!」って感じのウィレム・デフォーが居たくらいで、さほどピンと来る人はいず、監督も知らない。規模的にはそこそこ大がかりではあるものの、レッドクリフと比べると今ひとつ派手さに欠ける感じだった。
※実際の制作費は1億5000万ドルで、レッドクリフより多額
バケモノのデザインは「FFに出てきそう」なオリジナルでありながらもそれっぽいモノ。頭の大きな犬型だが、両目は肩の辺りに付いていて、そこが致命傷となる弱点でもある。非常に賢く、壁を作って女王を守ったり、仲間に刺さった鎖付きの銛を、他のが抜いたりする。さすがに人語は解さず、当然肉食。
メリハリがあり、テンポが良く、ヒロインのリンちゃんがベラボーにかわいいので、撮れ高は必要十分。特に驚くようなどんでん返しはないし、最後もまぁ綺麗に終わるが、
個人的にはもう一声「色恋沙汰」が厚くてもよかったかな、と。
★以下ネタバレ★
ウィリアムは明らかにリンちゃんに心を奪われていたし、リンちゃんもまんざらじゃなかったのに、最後は母国へ戻ってしまう展開。ダチに「オマエホントは残りたいんだろ?」って聞かれて、
「んなの当たり前だろ」
的な返答にもニヤリと出来たし、ずっと見送り続けるリンちゃんも、恋する乙女のソレだった。てか、うやむやにしてもいいから、キスのひとつもしてくれよ、って感じが、下世話な僕にはしてしまうのだけど、時代的なこと、雰囲気的なことを鑑みると、さすがにそれは難しかったのかなぁと。車も銃もない時代、ヨーロッパから中国まで馬で移動するのには、相当な日数、月日が掛かるものの、最後の一言が、
「オマエ帰したら戻るつもりだし!」
みたいな(※そのまんまじゃ風情もへったくれもないけど)ことを言って欲しかったかな、と。この映画の感想で、ソコをこんなに食い下がる人は居ないと思うけど、
そのくらいヒロインが良く、雰囲気も悪くなかったのに、って。
クリス評価は★★★。ウチ★分ヒロイン。逆に言えばヒロインなしでも4点の映画ではあった。絵作りが丁寧で、飽きさせない、ともすればあっさりしすぎってくらいの展開の早さが今風で良かった。ああでもやっぱもうちょっと濡れ場が欲しかったな~。鎧を脱いでるところを偶然見かけちゃって、「誰だ!」とか、あってもよかったんじゃないの?そこだけが惜しい!てか、やっぱクリスは美人に弱い。てか色恋沙汰を折り込むには尺が足りないというか、これがインド映画や韓国映画だったら絶対そこも拾い上げるとこだったんだろうけどな~。
・・・
未練があるのでほんのちょっとだけ妄想する。てかテンプレだし、こういうのが嫌いな人はスルーで。てか自分が好きで書いてるだけだし。
リン「戻るのか?」
ウィル「ああ。連れもいるしな」
リン「そうか、、、達者でな」
ウィル「そっちもな」
リン&ウィル「・・・あの」※かぶる
リン「なんだ?」
ウィル「そっちこそ」
リン「おまえが先に言え」
ウィル「・・・あんたは、、、その、、、心に決めた人とか居るのか?」
リン「!」「な、何を言ってるんだ!?」
ウィル「そっちは何を言おうとしたんだ?」
リン「いや、何でもない」
ウィル「そりゃフェアじゃない。言えよ」
リン「何でもないと言ってるだろ!」
ウィル「そっか。居るんだな。好きな奴が」
リン「はぁ!? い、居ない!、、い、いや、居ないことも、ない・・・」
ウィル「・・・まぁそいつと幸せになれよ。次にヤツらが来るのは随分先だ」
リン「そう言うわけには、、、いかない」
ウィル「ワケ有りなんだな」
リン「そっちはどうなんだ?」
ウィル「なにが?」
リン「何って、、、好きな、、女性は居るのかと訊いている」
ウィル「居る」
リン「!」「そうか、、、」
ウィル「目の前に」
リン「え!?」
からの、ハグ&キスシーン。目を見開いたあと、ゆっくり閉じるリン。
そう言うの欲しかった!
どう考えてもエロゲーテンプレだけど、そう言うの欲しかった!!
ウィル「戻ってくる。必ず」
リン「待っている」「だが、、、」
リン「今度はヤツらより早く来てくれよ?」
オチも付くし。どう?
※「どう」って言われてもだろうけど
てか、日本広しと言えど、映画の感想でここまでぶっちゃけちゃうのは、オレくらいだろうな~。恥ずかしいとかねぇのかよって話だけど。
全然平気だ。
てか▲▲△付けちゃうよ?
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