ピートと秘密の友達
「ビッグフレンドリージャイアント」みたいな映画だろうなと思いつつDTVで視聴。点数は3.9。悪くない。
あらすじを書こうとすると、それがそのままネタバレになってしまうので、
・DTVに加入している
・ディズニー映画が嫌いじゃない
・子供が嫌いじゃない
・ハッピーエンドが好き
・まだ見たことがない
これらの条件を満たす人なら見てもいいかも。クリス評価は★★☆というところ。内訳的には、主人公の男の子が☆、音楽が☆、鉄板過ぎる安心感溢れる物語が★☆ってところ。
序盤から展開が早く、あれよあれよという間に主人公のご両親が○○。開始後にキャストも監督も出なかったので、ホントわずか5分の出来事。ネタバレと言えばネタバレだけど、
そこからもかなりテンポよく話は進んでいく。てかトレーラーとか見ない方がいいとは思うけど、ジャケ写で「友達が何なのか」はすぐにわかってしまう。てか、
原題は、「ピートのドラゴン」。
つまりお友達はドラゴンなわけで、
スゲェヒックとドラゴンに被るタイトル。
だからこそ「秘密の友達」なんてオブラートに包んだんだろうなって感じだけど、つまりは、ディズニー版ヒックとドラゴン。見ていて感じたのは、
ETっぽさ
多少ジャングルブック的なニオイもするけど、ベースはET。エクストラテレストリアルだっけ?違ったかも。さすがに政府機関とか大げさにはならないものの、話の流れは結構似てる。
ヒロインは、ガールフレンドが「かわいすぎない、でもかわいい」女の子で、設定的には11歳くらい。主人公の男の子もそのくらいだけど、
ガールフレンドよりかわいい。
ぶっちゃけショタ指数がかなり高く、
嫌いじゃない。
他は、「スタートレックのミスターボーン」ことカール・アーバンや、ジュラシックワールドの主人公だったブライス・ダラス・ハワード。ちなみにこの子、気付かなかったけどスパイダーマン3のグウェンだったんだな。ちょっと太ってる。そして、ロバート・レッドフォード。かなりおじいちゃん。
相関図としては、レッドフォードの娘がブライスで、カール・アーバンの兄弟の奥さん。ちなみに旦那さんもどっかで見たことがありそうなイケメンだけど、まぁ端役。
ともかく、
基本は、主人公ピートが5歳で親と死に別れ、6年間ジャングルでドラゴンと一緒に育って、森林伐採に来た人間達と出会い、一悶着あって別れる映画。
もうそれしか言いようがない。
出会った瞬間に別れが見えるというか、
どこをどうひねっても、この二人が、「いつまでも幸せに暮らしました」ってことはあり得ない。人間の子供は人間と、ドラゴンはドラゴンの仲間と暮らす以外、
ディズニー映画の終わりはない。
だから、基本そのベクトルを外さずにキッチリ踏襲し、そのまま終わる。ネタバレだけど、
「それしか選択肢がない」からしょうがない。
強いて言えばその道中をどう流すかって話で、僕的には始終、
「マイナスの溜めは来るなよ」
と思いながら見てた。
結果、あんま来なくてホッとしたけど。
ちなみに僕も感じたことだけど、「アイアンジャイアントに似てる」ところもあるな、ってウィキペで触れられててちょっとニヤっとした。
(ET+アイアンジャイアント+ジャングルブック)÷4
そんな感じ。正直ドラゴンのデザインに「人食いの大鷲トリコ」のテイストを感じたりもしたけど、もっと人間っぽい。ヒックのトゥースはアニメ的、ジブリ的なドラゴンだけど、実写で優しい顔が出来るように仕上げるなら、「こうなる」んだろうなって感じ。
正直思ってたよりずっと良かった。ピートのかわいさ、ガールフレンドとの距離感、「こうなるだろうな」という予想や期待を裏切らない展開は、イイ意味で古典的で、居心地が良い。ファミリー向けとか子供向けと言われそうだけど、むしろ僕らくらいの世代が見る方が、懐かしさも相まってより楽しめる気がしたな。
てか、ブライス・ダラス・ハワード、なんでこんな覚えにくい名前なんだよって、思ったけど、どうも本名みたい。
父親が、アポロ13やダヴィンチコードのロン・ハワードってのもビックリ。
・・・
ともすれば箸にも棒にもかからない、ありきたりの作品と受け取られるかも知れないけど、直前に見ようとして15分くらいで再生を止めた「靴職人と魔法のミシン」よりは全然良かった。主人公の頭が悪いと、正直耐えられないんだよな。勧められても、合わないものは合わない。
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