肝を冷やした話
繰り返し過ごす日常の中で、時に戦慄が走ることがある。と言うか、
ぶっちゃけそんなにはない。
が、あったりすることもある。人に寄ってはスマホを便器に落としそうになったり、揚げ物の油がメガネのセンターにジャストミートしたり、思いっきり閉めた車のドアのすぐ際に自分の親指が、、、いやこの時は、
「際」ではなく、入っちゃってたんだったわ。スゲェ痛くて1ヶ月以上経った今でもちょっと後遺症が残ってるくらいだったわ。
ともかく、今日もそんな戦慄が走るようなことがあった。
実家から自店へ車を走らせる途中、国道へ出るすぐ手前の交差点には交番がある。斜めに「入り込む」ような形なので、特にウィンカーを出さなくてもいいくらいの角度であるのだが、自分的にはそう言う時意識して(ウインカーを)出すようにしている。ちなみにこのくだりは本編とは一切関係がないが気にするな。
交番を一瞥するとパトカーが止まっており、「あ、パトカー」と思う。常に止まってるわけでもなく、常に「正面がこちらを向いているわけでもない」が、今日はこっちを向いて止まっていた。一瞬ほんのわずかだが違和感を感じたが、わずかすぎてあっさり消失。信号に合わせて国道に合流する。
その刹那、
いきなり「ウーーーーーッ」というサイレンと共に、
「・・・そこの・・・止まりなさい!」
僕の真後ろにパトカーが付き、赤から青に信号が変わった国道側の車が、ゆっくりと動き出すやいなやのタイミングで、
バックミラーには、パトカーから警官がひとり飛び出し、こちらに向かって走ってくるではないか!
自分はこのとき、やっては居ないがスマホを左手に持っていた。
「え!?コレなの!?」
瞬間的に手からこぼれ落ちるスマホ。額にはうっすらと冷や汗がにじむ・・・ゴメンウソ。今日は結構寒くて冷や汗とか無いし。ちょっと盛ってみた。
ただ、視線はミラーではなく、正面へ。なぜなら、
「知らんぷり」を決め込んでしまえないか
と「思い込もうと思った」から。だって悪いことしてない「はず」なんだもの。スマホを手に持ってても画面も見てなきゃゲームもしてない状況だったんだもの。そう言う時が過去無かったとは言わないけど、今は違ったんだもの。許して神様。お願い僕は悪く、、、
そんなことを思いながらしばらく走ったあと、後ろを付いてきたパトカーはスッと左折し、事なきを得た。
冷静になって考えてみると、僕が国道に合流した直後、派手目の音を立てて原付が真横を通り過ぎたような気がした。
あいつが信号無視をしたのか!?
もやの掛かった記憶を呼び戻す。
「・んつ・・そこのげ、ん、き、、、止まりなさい!」
「原付、そこの原付、止まりなさい」かーーーー!!!
死ぬかと思ったわ。
・・・
一生の間で、パトカーや警官に追われる経験というのは、そうそう出来るもんでもない。というか実はこれが初めてではないのだが、
※お正月にいつもは一方通行ではない道路が一方通行になってるところを強引に突っ切ったことがある
※高速でスピード違反で捕まったことがある。このときは制限速度80km/hの区間を108km/hで走っていて捕まったのだが、
別の場所で180km/hくらい出していて、ホントそこじゃなくてよかったとむしろ笑顔だったわ。
当時の罰金は18000円くらいだったと思うけど。
ともかく、「警官が走って追いかけてくる」「警官に追われる」という状況は、
あんまり楽しいもんじゃねぇなって話だよ。
これからは「こっち向いて止まってるパトカー」見たら、中に警官が座ってるかどうかをチェックしようと思った。あと、割と小さな話なのに強引に一回分になってちょっと儲けたと思った。
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