アデライン、100年目の恋
惜しい!スゲェ惜しい!DTVの評価が「4.2」だったので見始めた
SF要素のあるラブストーリー
もうね、今一番僕が好きなジャンルはこれ何じゃないかと言うくらい
SF要素のあるSFじゃない話
例えばこないだの「アバウトタイム」とか、「オーロラの彼方へ」もそう。何つか、
「少し不思議」な物語のエッセンスが、取るに足らない日常に鮮やかな色づけをしてくれる。
その感じがとてもいい。てか、ヒロインであり主人公のブレイク・ライブリーも非常に魅力的。てか見終わる寸前に、
あ、ロストバケーションの人かな?
と思ったら、案の定その人だったけど、
あの緊迫感溢れる表情と、本作のそれとは全く別モノ。
笑顔がかわいいというより、「物憂げな表情」「アンニュイな表情」がとても魅力的で、美人なんだけど時折見せるかわいさ、そこそこ年齢行ってるんだけど、もっとずっと上に見えたり、逆に若く見えたり。
つまりはとても魅力的。
魅力的な主人公と、魅力的なプロット、、、
主人公のアデラインは、事故で「なぜか」歳を取らなくなってしまう。実際には100歳以上の彼女は、今も29歳の見た目のまま。
この状況で恋に落ちちゃうわけです。
中身はおばあちゃんなのに!
これが何とも、、、「中身はおばあちゃん」をどこまで自分の中で消化出来るかなんだよね。単純に年齢相応の思考回路になっている「はず」という見方もあるけど、実際にもし見た目が衰えなければ、周囲の目も扱いも29歳のままなわけで、そこで自らの精神年齢が歳と共に老いていくとは考えにくい気もする。ずっと小学生で居られたら、自分なんてずっと小学生のままの思考回路だっただろうなって凄く思うから。
そんな設定の妙味を持ちつつ、彼女は名前を変え引っ越しを繰り返しつつ生きているのだけど、やっぱり恋に落ちちゃう相手が出てきちゃうわけ!
こういう感じ、大好物。
何て言うか、
イケメン過ぎる!でもって(彼女も)魅力的過ぎる!!
「年の功」をフル活用してる感じが、他のラブストーリーとは一線を画す気持ちよさで、何て言うか、
新しい。そして面白い。
見ていて「面白いな~これは!」と何度も口にしたくらいで、正直、
これで4.2点ってことは、、、ラストがダメなのか!?
ってくらい高評価だった。つまり、
途中までは4.6点クラスの映画だった。
で、案の定ラストが、、、だから、
「惜しい!」と。
何て言うか、「こうするしかないんだろうな」って思うような、ある意味つまんない終わりにガッカリ。そこまでの上手さのままラストまで突っ走ってくれていたら、クリス評価8点は堅かったのに、
最後がしょぼくて★★★(6点)に。
それでも十分映画としては高い点数だと思うし、とっても面白く、楽しく、キュンキュンすることも出来たので、
オススメ度はとても高いです。
ただ、ラストに期待するのだけはやめとけ、と。
監督はリー・トランド・クリーガーという人で、他に見知った作品はなかったのだけど、「ダイバージェント」の最終章の監督に抜擢された模様。てか、
いい表情を撮れるということが、監督に求められるとっても大きな素質のひとつ
って感じで、「PK」の序盤に出てきたラブラブな二人のシーンとかにも通じるけど、
見ていて「お互いが好き同士」っていいなって思ってしまう。
まぁだからこそ「俺物語!!」も好きなんだけど。
ともかく、アバウトタイムやイルマーレみたいなSFラブストーリーが好きな人なら、見て損したとは思わないと思う。てか、ロストバケーションがもう一回見たくなったな~。マミーもレンタル開始になってるかもだし、今から借りに行ってこようかしら。
全然関係ないけど、これを見る直前に「ホーンテッドマンション」も見た。エディ・マーフィのホラーコメディと聞いて、「暇つぶしくらいにはなるかな」と。
暇つぶしにしかならなかったわ。
こちらのクリス評価は★かな。やっぱエディ・マーフィは好みじゃない。
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