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2018年4月 2日 (月)

スチームワールドディグ2と傑作お手軽ゲーム

以前プレステプラスのフリープレイで戴いたタイトルの続編。今回はプレステ陣営ではなくスイッチでのリリース。価格は2000円。つっても発売は去年だったかも知れない。結構経ってる。

ベースはサイドビューのメトロヴァニアだが、本作の特徴として地形を掘り進み、その地形が再生しない点がある。
※一部再生するものもある
垂直の壁上りが出来るため、それによって積むことはないが、落下時のダメージや再生する敵の配置などで、多少既存のメトロヴァニアとは差別化が図られている。

前作にもあった要素として、ブロックに埋まった鉱石や宝石を掘り出して地上に持ち替えることで、ピッケルを初めとした様々な装備の強化が出来る。魔法およびMPに相当する「水」や、フィールドでの視界確保のためのランプ燃料※切れると鉱石等が判別出来なくなるなどもそのまま前作通り。

本作から新たに導入された要素としては、「ギア」と呼ばれる付け外し自在のパーツ
※同型多数
をはめることで、新たなスキル、たとえば敵を倒したときにお金を落とすようになるとか、吸水速度が上がる、近接攻撃された際に相手にダメージを与えるなど、多種多彩な付加強化が可能になる。

また、今作は敵が無限湧きで、敵からお金を稼ぐことが出来るため、「デスペナルティが劇的に軽減された」。前作は下手に死ぬと詰むのではないかという緊張感があったが、
※お金が有限だったので。でも実際は余裕があって詰みはしなかった
今作はその分を死にやすくすることで緊張感を作る選択をした。

 まぁ気楽に死ねるのはありがたいけど、本作の個性が損なわれたと言えなくもない。

 ・・・あとは概ね同じかな。

主人公が変わったと言っても「ぶっちゃけ前のがよかったレベル」だし、世界観やグラフィックの変化もない。
※容量は2.1GB。PS4タイトルとしては小さい方

死なないと思って気楽に掘り進むと、雑魚のダメージが殊の外でかくてあっさり死んでしまったり、
※死ぬとそれまで掘っていた鉱石(地上で売却する前の状態)を大量に落としてしまう
高所からの落下で一気に死んだりするのだが、

 死ぬ時の効果音がデカくて結構ビビる。

また、スイッチ自体非常に久しぶりの起動だったのだけど、ずっとドックから外していた為、当然充電が空っぽになってると思いきや、

 本体の充電はほぼMAXのまま
※数ヶ月放置だったのに!

 だけどコントローラはほぼ空っぽ!
※どういう仕組み?

ということで、せっかく目の前に50インチのテレビがあるにも関わらず、老眼を圧してあの画面でプレイすることになった。

 まぁそれでもそこまで操作性は悪くないのだけど。

つか、買う前からわかっていたことなのだけど、

 これ以上期待通りのソフトも少ない。

何をやらされるか、何が楽しいのか、目的は何なのか、ルールや操作方法に至るまで、全てがしっくりと予定調和に収まっていて、一切の意外性がない。ただそれは、

 良い意味でも悪い意味でも。

つまり、「★★☆を期待して★★☆の内容」というのは、

 今の僕の価値基準からしたら、非常に価値が高いのだ。

正直前作が1500円相当だったと思う分、2000円はやや割高だが、
※Steamのホリデーセールなら500円とかだったと思うし
 →続編がSteamにリリースされていたかどうかは不明。ただあったとしても日本語非対応の可能性が高い

 「価格満足比」という言葉で計るなら、十分及第点があげられる内容だと思う。

というか、ソシャゲのようにサイクルを楽しむわけでもなく、モンハンのようにダイナミックな共闘ハンティングでもない。もちろんシューティングでもないし、ドラクエやFFのようなRPGとも違う。

小粒で、サラリと遊んでサラリと終えることが出来るゲーム。

 それがとても癒される。

遊んだ人全員が楽しめるかどうかは、好みに寄る部分もあるので一概には言えない。が、「非常に悪くない」
※日本語難しい。「非常に悪いわけではない」のではなく「悪くない=ちょっとイイ→ちょっとじゃなく非常にイイ」というニュアンス。でも非常にイイと素直に言えるほどストレートで強力な良さがあるわけでもない的な

過去僕が遊んだゲームで、そんな「非常に悪くない」ゲームを、あらためてここでご紹介したりする。もし一作でもやったことがある人は、そこそこ納得して戴けるかも知れない。もっとも、

 どれひとつやったことがないどころか聞いたこともない

という人が大半だろうけど。

●クリスオススメ傑作お手軽ゲーム

※今回限りの「特別採点」をしてます。100点満点。いつもの★とはリンクしていません。
※一応全てクリア済み。極端に繰り返し遊んでる物を除いて10時間前後でクリア出来るものがほとんど
※Steamが多いけど、他のハードのものも

●キャットクエスト 99点

ついこないだハマった俯瞰アクションRPG。はっきり言って傑作。ボリュームは少ないが、それも含めて利点だと思う。1500円か2000円くらいだったと思うけど、これこそ小粒でピリリと楽しめる見本のような作品だと思う。キャラ、音楽、操作性、ゲーム性、ほぼ全てが高次元で良く、残念なのは日本語訳だけ。それもスイッチ版なら改善されてるらしいから、オススメはスイッチ版。

●ハンマーウォッチ 95点

俯瞰視点のアクションRPG。ガントレットを今風にした感じで、ワラワラと大量の敵を倒しつつマップの仕掛けをクリアしながら先へ進む。続編があるなら是非遊びたい。基本はアクションシューティングだけど、見た目は結構地味。僕的には大好き過ぎるグラフィック。書いてたらまた遊びたくなってきたな~。

●ローグレガシー 90点

クリスアワードに選定したこともあるグラフィックダサめのメトロヴァニア。ローグライクな側面もあるが、残る要素も多く、過去に例を見ないほど操作性が良い。モチベーターも豊富で、ゲームは見た目じゃないと実感させてくれたが、なぜか二回目(最初Steamでクリアして、からのプレステ4版)はイマイチ楽しめなかったな。

●エスケープゴートI&II 90点

ほぼ固定画面のアクションパズルだが、解法は必ずしもひとつではなく、難度も低めなので、そこまで警戒する必要はない。多彩にして軽快な自キャラは、操作するだけでも気持ちよく、味気ないファミコンレベル画面のIも、プレステレベル画面のIIも、どちらも非常に面白い。

Steamには、他のプレイヤーが作った面を遊べる機能が「あるはず」なのだが、未だに遊び方がわからないのが凄く残念。てか世が世なら僕も友達の為に夜な夜なコンストラクションしまくっただろうなぁと思う。続編出ないかな~。

余談だけど、ネットで調べようとすると「スケープゴート:生贄の羊」がヒットしてしまって、本作が見つけにくい。また、全く別のエスケープゴートというゲームもあるので要注意。「Steam」と付けて「escapegoat」で検索しよう。ちなみにIはXBOX360で120円だった。Steamのが高い。

●BROTHERS 69点

この中で唯一ドット絵ではない、「3D綺麗系」のタイトル。兄弟2人を操作して、大冒険を繰り広げるタイプ。絵が派手めながら難度が低く、ボリュームがそこまで大きくないので気楽に遊べて、割と簡単にクリア出来る。ちょっとキャラが鼻につくけど、やってる内容はとても良く、クライマックスも悪くない。ただ、3Dなのでテンポはやや悪い。

●デッドライト 60点

サイドビューでひたすらに右へ右へ
※と言っても途中多少上下に広がりもある
進んでいくタイプ。有名なところでは「LIMBO」があるけど、ぶっちゃけあっちのが暗い。こっちはゾンビゲーなので「全く怖くないとは言えないかも知れないが」、実際はこっちのが全く怖くない。途中少し難しかったところもあるけど、意外とメリハリもあって楽しめた。つってもこの中にあっては点が低い方だけど。

●テスラグラッド 70点

スーファミライクなサイドビューメトロヴァニアをプレステ2レベルのグラフィックで作りましたという作品。遊びやすく操作性も良い。長男がプレイしてそのままクリアするまで見ていたので、僕自身はそこまでやってないけど、普通に面白かった。いろんなハードに移植されてる。

●MOMODORAIII 70点

ファンシーな女の子を操作するメトロヴァニア。方向性的にはモンスターワールド4のようだが、もっとこぢんまりとしていてボリュームもとても少ない。が、その分気楽かつ簡単にクリア出来て、「簡単にクリア出来るゲームに飢えてる人」に特にオススメ。続編もあるけど、基本はホリデーセールで買えばいいレベル。

●デッドピクセル 90点

昔XBOX360のインディーゲームとして120円で買ったタイトルだが、実は今でも続編の発売
※予定されてはいる
を心待ちにしている一本。熱血硬派くにおくんみたいなベルトスクロールで、銃火器を使用してゾンビを倒しながら進めて行くが、弾薬に限りがあるのに敵に限りがないため、

 実際はほぼほぼメレー(近接攻撃)で進めることになる。

だがそれでもバランスが絶妙で、「なんでこんなしょぼいグラフィックなのにモチベが途絶えないんだろ」と不思議に思うこと請け合い。何周も遊んでいるし、次また遊んでも楽しめる自信がある傑作。

●スチームワールドディグI 75点

たぶんVITA用のプレステプラスフリープレイタイトルだったと思うが、ぶっちゃけ最初の印象はそこまで良くなかった。とにかくキャラデザインにクセが強かったのと、スクリプトも違和感というか居心地が悪い感じだったし。

ただゲーム自体はモチベスパイラルの塊のような構造で、ダラダラと遊ぶのにちょうどいい作り。最終的な満足感はそれなりだったからこそ、二作目にも興味が沸いたんだけどさ。

●OUT THERE SOMEWHERE 90点

19円で買ったファミコンレベルのグラフィックのサイドビューアクション。とても印象がよかった。てか面白いゲームに不可欠なのは操作性の良さ(移動速度やロード時間含む)、モチベーター、この二つだと思う。他は適当でも割と何とかなる。まさにこのゲームはその代表。

●フェアルーン 70点

唯一スマホ版。記憶が確かならガラケー版やWiiウェアとかにもあったかも知れない。2Dドット絵の俯瞰視点アクション、、、と言うよりアドベンチャーに近いフラグ消化型。見た目と操作性が良く、ボリュームも小さいので気楽に始めてサクッと終われる。似たゲームがあるならぜひ教えて欲しいけど、

 残念ながら僕はひとつも知らない。

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ここで僕が声を大にしてアピールしたところで、遊んで貰えることはたぶんないのだろうけど、別に問題ない。これは僕が残りの余生で再度遊ぼうと思ったとき、思い出すためのランドマークみたいなネタだから。あと嗜好のシンクロ率は言っても重要だからね。

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