ひとり暮らしの食卓
3/31から4/8までの予定で、かみさんが娘のひとり暮らしに同行している。その9日間は、自分で食料を調達しなければならない。
とりあえず僕は、カップ麺やレトルト、菓子パンを「食べられる人」ではあるのだが、全てそれではどう考えても体に悪いし、イマイチテンションも上がらない。人生は出来たら楽しく行きたいし、どうせ食べるならそれなりに美味しい物を食べたい。
今日は既に4/5なので、実質あと3日ほどで「終わる予定」であるのだが、もしかしたらもうしばらく延長して来る可能性もある。こないだ「寂しい」について書いたけど、生活の密着度という点においては、僕よりかみさんの方が遙かに娘への依存度が高く、寂しさも強烈であろう。つか僕の場合は愛猫が「みんにゃわ~?」って鳴きついてこなければ、普通にゲームやテレビ見て笑っていられるのだ。
誰もが1秒の隙もなく寂しいを維持し続けるわけじゃない。
他の何かに傾注してるときは案外忘れてるものなのである。でもって、
そう言う時間が継続すると、徐々に慣れて行くものなのだ。
人間の特技のひとつは「忘れること」。それによって前を向けるケースも少なくない。軽く書いてるが真実だぞ?
ともかく、これまでの6日間の食事はどうだったかというと、、、ちなみに白米は割とコンスタントに炊いている。これはかみさんをディスるわけではないが、僕は基本濃い味の物が好きなので、自分で食事を用意すると勢い白飯が凄く減る。レトルトカレーひとつとっても、かみさんが娘も食べられるように作ると、勢い甘くなり、そこまで白飯は減らないのだ。
ともかく、
・朝は、玉子掛けご飯に、こないだ焼き肉で貰った韓国海苔、これが2回。あとは主に菓子パン
・昼は、明太子おにぎり、明太子と岩のりをガツンと入れた永谷園のお茶漬け、一風堂のカップ麺など
・夜は、セブイレの牛カルビ、生姜焼き、レトルトカレー、、
ちなみに「赤から」レトルトカレーは甘すぎてイマイチだった。辛い方が好きなわけじゃないのだけど、「赤から」というからにはそれなりに辛いイメージを持っていたので、予想外の甘さにガッカリしたのだ。つかレトルトカレーは個人的に、
「カレー曜日辛口」
の圧勝である。てか、一度だけこの牙城を崩す
「カレー大運動会」、、、みたいな名前のレトルトカレーがあったのだけど、
スッと出てスッと居なくなってしまった。スゲェ残念。しばらくはパッケージの写真とか撮って探してるくらい美味しかったのに。
ちなみに僕は野菜というか、ジャガイモや具材が大きいカレーが「基本嫌い」である。肉もゴロゴロしてるより薄い方が好きなのだが、
これがレトルトになると全く話が変わってくる不思議。
つまり「カレー曜日」はとにかくジャガイモがデカい。肉もそれなり。以前「めしばな刑事タチバナ」でも、「ビジネスクラスのカレー」として、タチバナが推してたのがこの「カレー曜日」だった。もしまだ食べたことがない人は一度食べてみるのもいいと思う。
僕の知りうる限り、もっとも「レトルト感の薄い」カレーだと思う。
ひとり暮らしの話をすると、どうしても言いたくなる、、、てかブログでも過去書いた記憶があるのが、
1時間の昼休憩の間に、「カレーを作って食べた」こと。
当時僕の職場からアパートまでは、徒歩と車を含め片道10分。さすがに米は事前に炊いておくし、買い物はその時間には含まれないが、
帰宅するや否や、少なめの水を鍋に湧かし、
※深さ2cmくらい
ジャガイモとにんじんを直方体、からの細切れにして投入。
玉ねぎもみじん切りにして投入し、
※その頃には既に水は無くなり掛けているが、野菜の水分が代わりに出る
薄い豚バラもちょこちょこ入れる。
ルーは限界までみじん切りにし、※これ重要!
溶かしながら入れる。
これで一気にカレーの完成だ。
確かにルーに味が染みる時間はなさそうに見えるが、具材が細切れだと存外そうでもない。特に玉ねぎをみじん切りにすることでとろみと深みが一気に出せるし、
普通に普通だった記憶がある。
大急ぎだったので、さすがに「休憩」にはならなかったが。
ともかく、今は極力包丁を使いたくない。というか、包丁は使っても良いのだが、
まな板が使いたくない。
これは僕の勝手なイメージだが、まな板というのは、直前に何を切っていたのか「知っておきたい道具」という気がするのだがどうか。特に僕は魚が嫌いで、かみさんや娘は魚大好きだったので、
もしかしたら魚を使ったあとかも知れない。
綺麗に洗った可能性は高いが、それでも微妙に残ってるかも知れない。なので、
味噌汁を作りたいと思っていたが、なかなか行動に起こせなかった。
しかし、こないだセブイレに行ったら、
みそしる用のカット野菜
※大根やにんじん玉ねぎジャガイモなどだと思われる
一袋300円というものがあった。価格の高い安いはそれぞれあると思うが、
これなら包丁やまな板を使わずに味噌汁を作ることが出来そうだ。
ちなみに僕は味噌汁も「好きではない」。だったらなんで作るんだよ!と突っ込まれそうだが、
味噌汁は好きではないが、豚汁は好きなのだ。ただ、最初に豚汁と書くと微妙にわかりづらいかな、と思ってあえて味噌汁と書いたのだ。
なんだか面倒なヤツだが、しょうがない事実だから。
ちなみに以前娘に「味噌汁の具材で何が一番好きか」と問われた際、僕の答えは、間髪入れずに、
玉子(生卵)
だった。かみさんは一度も玉子を味噌汁に入れたことがないのだが、ひとり暮らしをしていた頃や、たぶんウチの母親が作ってくれた味噌汁にはたまに入っていた。てか、
味噌汁に生卵を溶いたものが、美味しくないわけがないのである。
こないだも「生卵にめんつゆを入れたタレ」に付ければ何でもそれなりに美味しいのではないか、という話をしたが、重要なのは、
玉子の影響力が届く半径。
つまり、ラーメンやそばという「どんぶり」に対しては、正直玉子1個の力は全域まで及ばない。なので、食べるときは「そこを集中して攻める」必要があり、それでも黄身を全てベストな状態で口へ運ぶのは至難の業なのだが、
味噌汁レベル、お椀レベルの量なら、そんなこともない。
つまり、「最も美味しい玉子を溶かしたスープ」は、むしろお椀一杯だと僕は思うのだ。
※めんつゆ玉子も同じ理屈。
ただ、正直白身の部分で「にゅるり」となるのはいささか抵抗があるがな。
ともかく、多少の豚肉と生卵を入れた味噌汁が結構食べたい今日この頃なのだ。
・・・
セブイレの生姜焼きについても触れておこう。
牛カルビ焼きと比べ、値段はわずかに安い。が、量は多く、肉も軟らかい。
別段コンビニ弁当の生姜焼きが嫌いなわけではないが、白米を自前で用意出来るなら、生姜焼きはなかなかのクオリティ&コストパフォーマンスだった。特に肉の柔らかさという点ではカルビの比ではなく、食べ終わる直前の状態でもそれなりの柔らかさをキープしていた点は、特筆しておいて良いだろう。
★★☆くらいだがな。
ちなみに一緒に買った「豆とひじきの和え物」は、
ビックリするほど不味かった。
生臭くて、ホントに賞味期限内なのか!?と疑問に思いつつも既にゴミ箱に入れたパッケージを確認するのは面倒というレベル。つか、
これで僕がセブイレ信者でないことは伝わったと思う。
不味い物は不味いのだ。ちなみに☆を付けるとしたら、マイナス30点くらいだ。二度と買わないと誓った。
あと、ほうれん草とベーコンの冷凍食品も買ったが、
※これもセブイレ
パッケージの割りに、チンしたあとの物量が「スゲェ少なくて」ビックリ。誇張でもなんでもなく、週間ジャンプくらいのパッケージから出来上がる完成形は、
ハーゲンダッツより少し少ないくらいである。
まぁそれなりの技術やら工夫の末にそうなってるのだろうが。
僕は基本ほうれん草が嫌いではないのだが、どうも「うさんくさかった」ので、塩胡椒一味を足して、かつハムも入れて食べた。
それでもまだちょっと「パンチ不足」だったけど。
これは単純にベーコンのバランスが少なすぎる、「ケチって不味くなってる」パターン。
実は僕がひとり暮らしをしていた頃、セブイレで「スゲェヘビロテしてた総菜」に、「ほうれん草とベーコンと玉子とコーンの和え物」があったのだが、
遠い過去だと※実際遠い過去なのだが 思わずには居られないほど、昨日食べた冷凍食品は美味しく無かったな。
重要なのは肩書きではなく、味なのだ。「美味しそう」はどこまで行っても「美味しいではない」。セブンプレミアムの牛カルビ焼きと言われたら、文字だけでそれなりに美味しそうだし、事実プラス評価でネットに書き込んでる人も少なくないが、
言っても★☆レベルだったよ?
まぁ牛丼買うよりは、これと自前白米の方が、安くて量も食べられるけど。
・・・なんだかのべつまくなし書いてしまったが、もう少しだけ。
こないだちょっと触れた「セイシュンの食卓」の「アフター」が現在ネットマンガで配信中であり、ちょっとだけ読んで見たところ、
手間がスゲェ増えてて、ちょっとガッカリ。
こんなの普通の料理じゃん!って感じで。ただ、1990年当時のマンガも一緒にアップして下さっていたので、そっちを参考に何か作るのは悪くないかなと思った。
手抜き料理には手抜き料理のニーズがあるからな。
てかまるで「料理する人」みたいな言い方してるぞ?
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セブイレのカット野菜300円と、スーパーで豚ロース275円を買い、パッケージにあった水の量を1200cc→1000ccに減らしつつ、豚汁を作成。意外と味噌がたくさん要るんだなぁとか、最後に一味をガッツリ入れたりとかしつつ、無事完成。
普通に美味しい。
これと出来合いのゴボウサラダをおかずに、晩ご飯。一応セブイレの生姜焼きとカルビ、チャーハン、バナナなども買ってきて、あと三日何とかなるかな、と思いきや、
夜11時過ぎにかみさん帰宅。
なんだかちょっと嬉しく思いつつ、こんなに買うことなかったな、とも思いつつ。
ただ、もっと安い豚肉もあったけど、そこそこのにして良かったとは思った。豚汁にするにはもったいないオーラが出てたけど、結果普通に美味しく戴けたわけで、それが正解だからなって。
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